630505-1 フランス/やなぎ ラウンドフレームバスケット 30cm

こちらはやなぎの枝を編んで作られた円形のバスケットです。


作り手は、かごを編み続けて20年以上の名手、フランソワさんです。
ご自身でやなぎを栽培、収穫し、細工をなさっています。
およそ1,500平方メートルの広さを持つ畑に、約2トンもの新鮮な材料を蓄えているとのこと。
材料となるやなぎは、日本でよく見られる「シダレヤナギ(木から枝が垂れ下がる柳)」とは異なり、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。

主に6〜7種類のやなぎを育て、かごの製法やタイプにより使い分けています。
その中には、枝が細いものや太いもの、長さの異なるもの、外皮をそのまま残して使うのに適したものや、外皮を向いて白い肌合いを見せるもの。
赤っぽかったり青味がかっていたり、深い茶色系といった樹皮の色味違いなど、同じやなぎでも、微妙に異なる形状のものがさまざま存在します。
※入荷のたびに、材料の状況で枝の色味は大きく変化します。写真と全く同じ色味のもののお届けになりませんことを予めご了承ください。

また、枝の皮を剥いたり、染めたり、半分に割って使うことで、素材としての幅が増え、いろいろな形で加工することができるのも、やなぎ細工の特徴です。

こちらでは、日本のざるのような、半球体の形が印象的なフレームバスケットをご紹介します。

太いやなぎを縁の部分にぐるっと回してフレームを作っていることから、その名が付いています。

縦骨として、「スウィートチェスナット」という木材の枝を割ったものを使用しています。

この縦骨に横材となる細めの枝を隙間を埋めるように前後交互に編んでいきます。

色味が青っぽいもの、緑、赤、茶色がかったものとグラデーションのような枝の並びが美しく感じられます。

縁のフレームに、横材をぐるりと巻きつけています。

横材となる枝は、縁を巻いてかごの底面を通した後、縁の手前のところで止められています。枝の端断面がきれいに並んでいるのがわかります。

縦骨の中心となる2本の枝は、先端が2cmほど、フレームの外に出た仕上げとなっています。

枝の先はきちんと面取りされているため、やさしい手触りです。

このちょこんと出た部分が特徴的で、かご全体のアクセントともなっています。

裏面です。亀の甲羅のようなフォームで、なんとも愛嬌があります。

やなぎの枝は成長すると、ところどころにある芽からフワフワとした綿毛状の花穂(ネコヤナギにも見られる)が出てきます。こちらのような芽の跡は、少し手などに引っかかるように感じられることがあります。ご了承ください。

やなぎの質感を存分に楽しめる作りです。鼻を近づけると、やなぎの枝がフワッと香ります。

大きさイメージです。

室内の明るさや置き場所、光の当たる加減によっても色合いが変化する、深みのあるバスケットです。

柑橘類やバナナなどを入れて、フルーツバスケットとして。
玉ねぎ、じゃがいも、里芋など根菜バスケットとして、
または、パンかご、お菓子入れとしても良さそうです。
バスケットの口が大きく開いているので、よく取り出すものや確認したいもの
− 薬、後でよく目を通したい手紙、読みかけの文庫本… など −
をポンと入れておくのも。

散らばらずにすっきりまとめておくことができ、
テーブルや棚の片隅に置いてあるそのバスケットの姿もまた、様になります。
丈夫さと美しさを兼ね備えたバスケットは
適切なケアさえすれば、世代を越えて長く寄り添っていける一品となることと思います。

–フランソワさんのかご作り–
フランス南西部、ドルドーニュ県にてかご作りを続けられているフランソワさん。
もとは環境エンジニアとして働き、ご自身の会社を立ち上げ活動されていました。
かご作りのきっかけとなったのは2000年の暮れ。
ご友人と家を借りて過ごしていた折、
突然西ヨーロッパを襲った「ローサー」「マーティン」という
2つのハリケーンによって全てが壊されるという体験をし、
その跡に残されていた小枝を拾い集めて
簡単なバスケットを作って楽しんだのが創作の始まりでした。
それ以来、バスケット作りに魅力を感じるようになり、
本を買っては勉強し、身の回りにあったバスケットをサンプルに
自己流で技術を高め、ほぼ独学で学ばれました。
暇さえあれば手を動かしたというフランソワさんにとって、
いくつかのシンプルな道具と簡単に手に入る材料で作れるかご作りは
自分に最も適した仕事だと感じられ、
作業に集中する過程は楽しく、今では、作業から生み出された結果よりも
その過程の方が好きになっているほどだそうです。
フランスやイギリスの伝統的バスケットからもインスピレーションを受けていて、
よりシンプルな形を好まれ、製作のときには、最もその「形」にこだわるとのこと。
そこから生まれるかごは、奇をてらうようなことはなく、
黄金比とも言えるサイズ感で、安定感のある佇まいと堅固な作り、
そのお人柄のように、優しさ、暖かみを感じさせるのが魅力です。

こちらはやなぎの枝を編んで作られた円形のバスケットです。


作り手は、かごを編み続けて20年以上の名手、フランソワさんです。
ご自身でやなぎを栽培、収穫し、細工をなさっています。
およそ1,500平方メートルの広さを持つ畑に、約2トンもの新鮮な材料を蓄えているとのこと。
材料となるやなぎは、日本でよく見られる「シダレヤナギ(木から枝が垂れ下がる柳)」とは異なり、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。

主に6〜7種類のやなぎを育て、かごの製法やタイプにより使い分けています。
その中には、枝が細いものや太いもの、長さの異なるもの、外皮をそのまま残して使うのに適したものや、外皮を向いて白い肌合いを見せるもの。
赤っぽかったり青味がかっていたり、深い茶色系といった樹皮の色味違いなど、同じやなぎでも、微妙に異なる形状のものがさまざま存在します。
※入荷のたびに、材料の状況で枝の色味は大きく変化します。写真と全く同じ色味のもののお届けになりませんことを予めご了承ください。

また、枝の皮を剥いたり、染めたり、半分に割って使うことで、素材としての幅が増え、いろいろな形で加工することができるのも、やなぎ細工の特徴です。

こちらでは、日本のざるのような、半球体の形が印象的なフレームバスケットをご紹介します。















柑橘類やバナナなどを入れて、フルーツバスケットとして。
玉ねぎ、じゃがいも、里芋など根菜バスケットとして、
または、パンかご、お菓子入れとしても良さそうです。
バスケットの口が大きく開いているので、よく取り出すものや確認したいもの
− 薬、後でよく目を通したい手紙、読みかけの文庫本… など −
をポンと入れておくのも。

散らばらずにすっきりまとめておくことができ、
テーブルや棚の片隅に置いてあるそのバスケットの姿もまた、様になります。
丈夫さと美しさを兼ね備えたバスケットは
適切なケアさえすれば、世代を越えて長く寄り添っていける一品となることと思います。

–フランソワさんのかご作り–
フランス南西部、ドルドーニュ県にてかご作りを続けられているフランソワさん。
もとは環境エンジニアとして働き、ご自身の会社を立ち上げ活動されていました。
かご作りのきっかけとなったのは2000年の暮れ。
ご友人と家を借りて過ごしていた折、
突然西ヨーロッパを襲った「ローサー」「マーティン」という
2つのハリケーンによって全てが壊されるという体験をし、
その跡に残されていた小枝を拾い集めて
簡単なバスケットを作って楽しんだのが創作の始まりでした。
それ以来、バスケット作りに魅力を感じるようになり、
本を買っては勉強し、身の回りにあったバスケットをサンプルに
自己流で技術を高め、ほぼ独学で学ばれました。
暇さえあれば手を動かしたというフランソワさんにとって、
いくつかのシンプルな道具と簡単に手に入る材料で作れるかご作りは
自分に最も適した仕事だと感じられ、
作業に集中する過程は楽しく、今では、作業から生み出された結果よりも
その過程の方が好きになっているほどだそうです。
フランスやイギリスの伝統的バスケットからもインスピレーションを受けていて、
よりシンプルな形を好まれ、製作のときには、最もその「形」にこだわるとのこと。
そこから生まれるかごは、奇をてらうようなことはなく、
黄金比とも言えるサイズ感で、安定感のある佇まいと堅固な作り、
そのお人柄のように、優しさ、暖かみを感じさせるのが魅力です。

こちらはやなぎの枝を編んで作られた円形のバスケットです。


作り手は、かごを編み続けて20年以上の名手、フランソワさんです。
ご自身でやなぎを栽培、収穫し、細工をなさっています。
およそ1,500平方メートルの広さを持つ畑に、約2トンもの新鮮な材料を蓄えているとのこと。
材料となるやなぎは、日本でよく見られる「シダレヤナギ(木から枝が垂れ下がる柳)」とは異なり、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。

主に6〜7種類のやなぎを育て、かごの製法やタイプにより使い分けています。
その中には、枝が細いものや太いもの、長さの異なるもの、外皮をそのまま残して使うのに適したものや、外皮を向いて白い肌合いを見せるもの。
赤っぽかったり青味がかっていたり、深い茶色系といった樹皮の色味違いなど、同じやなぎでも、微妙に異なる形状のものがさまざま存在します。
※入荷のたびに、材料の状況で枝の色味は大きく変化します。写真と全く同じ色味のもののお届けになりませんことを予めご了承ください。

また、枝の皮を剥いたり、染めたり、半分に割って使うことで、素材としての幅が増え、いろいろな形で加工することができるのも、やなぎ細工の特徴です。

こちらでは、日本のざるのような、半球体の形が印象的なフレームバスケットをご紹介します。

太いやなぎを縁の部分にぐるっと回してフレームを作っていることから、その名が付いています。

縦骨として、「スウィートチェスナット」という木材の枝を割ったものを使用しています。

この縦骨に横材となる細めの枝を隙間を埋めるように前後交互に編んでいきます。

色味が青っぽいもの、緑、赤、茶色がかったものとグラデーションのような枝の並びが美しく感じられます。

縁のフレームに、横材をぐるりと巻きつけています。

横材となる枝は、縁を巻いてかごの底面を通した後、縁の手前のところで止められています。枝の端断面がきれいに並んでいるのがわかります。

縦骨の中心となる2本の枝は、先端が2cmほど、フレームの外に出た仕上げとなっています。

枝の先はきちんと面取りされているため、やさしい手触りです。

このちょこんと出た部分が特徴的で、かご全体のアクセントともなっています。

裏面です。亀の甲羅のようなフォームで、なんとも愛嬌があります。

やなぎの枝は成長すると、ところどころにある芽からフワフワとした綿毛状の花穂(ネコヤナギにも見られる)が出てきます。こちらのような芽の跡は、少し手などに引っかかるように感じられることがあります。ご了承ください。

やなぎの質感を存分に楽しめる作りです。鼻を近づけると、やなぎの枝がフワッと香ります。

大きさイメージです。

室内の明るさや置き場所、光の当たる加減によっても色合いが変化する、深みのあるバスケットです。

柑橘類やバナナなどを入れて、フルーツバスケットとして。
玉ねぎ、じゃがいも、里芋など根菜バスケットとして、
または、パンかご、お菓子入れとしても良さそうです。
バスケットの口が大きく開いているので、よく取り出すものや確認したいもの
− 薬、後でよく目を通したい手紙、読みかけの文庫本… など −
をポンと入れておくのも。

散らばらずにすっきりまとめておくことができ、
テーブルや棚の片隅に置いてあるそのバスケットの姿もまた、様になります。
丈夫さと美しさを兼ね備えたバスケットは
適切なケアさえすれば、世代を越えて長く寄り添っていける一品となることと思います。

–フランソワさんのかご作り–
フランス南西部、ドルドーニュ県にてかご作りを続けられているフランソワさん。
もとは環境エンジニアとして働き、ご自身の会社を立ち上げ活動されていました。
かご作りのきっかけとなったのは2000年の暮れ。
ご友人と家を借りて過ごしていた折、
突然西ヨーロッパを襲った「ローサー」「マーティン」という
2つのハリケーンによって全てが壊されるという体験をし、
その跡に残されていた小枝を拾い集めて
簡単なバスケットを作って楽しんだのが創作の始まりでした。
それ以来、バスケット作りに魅力を感じるようになり、
本を買っては勉強し、身の回りにあったバスケットをサンプルに
自己流で技術を高め、ほぼ独学で学ばれました。
暇さえあれば手を動かしたというフランソワさんにとって、
いくつかのシンプルな道具と簡単に手に入る材料で作れるかご作りは
自分に最も適した仕事だと感じられ、
作業に集中する過程は楽しく、今では、作業から生み出された結果よりも
その過程の方が好きになっているほどだそうです。
フランスやイギリスの伝統的バスケットからもインスピレーションを受けていて、
よりシンプルな形を好まれ、製作のときには、最もその「形」にこだわるとのこと。
そこから生まれるかごは、奇をてらうようなことはなく、
黄金比とも言えるサイズ感で、安定感のある佇まいと堅固な作り、
そのお人柄のように、優しさ、暖かみを感じさせるのが魅力です。