630101 愛知県/淡竹 亀の甲ざる(米揚げざる)直径約54cm・約60cm 2サイズ

大量の野菜を切って、水を切る。
大量のお米を洗って、水を切る。
大量の豆類を洗って、水を切る。
大量に茹でたあずきを押し付けて濾す。
このような使い方で業務用でガシガシと毎日のように出番のあったその大きくて丸いざるは、裏返すとまるで亀の甲羅の形をしているように見えるため、「亀の甲ざる」と呼ばれるようになりました。
一昔前までは給食の仕込み等の業務用として大量に使われ、日本人の子ども達の胃袋を支えていた縁の下の力持ちです。
今でもお菓子製造やお餅屋さん、煎餅屋さんなど、プロフェッショナルの皆様にお使いいただいているロングセラー商品です。

材料の淡竹(はちく)は真竹よりも節が低く、縦割りしやすい上に粘りもあるため、長く細いひごを作り、編む過程でひごを端で折り返したりする「ざる」を作る地域では、よくこの淡竹を使用しています。

富山県のそうけ作りや佐渡の盆ざる作りにもこの淡竹を使用しています。その淡竹を使って「ざる目編み」とも呼ばれる、縦横の規則的な編み方で仕上げられています。

裏返せば、真竹に比べ、少し白っぽいのが特徴である淡竹の表皮が規則的に並んでいます。

ざるの底を編んでいる横のひごは、竹の内側でささくれが出やすいところにもかかわらず、年季の入った手作業での、丁寧な面取りが施されています。

手と足でナタを抑え、一本一本確かめながら引いているため、間違いが起こりません。

ひごの太さは、底に近い部分が一番太く暑くしっかりとしており、縁に近づくに従い、段階的に細く、こまかくなっていきます。

縁は真竹を使っています。

幅広く肉厚なひごで編み目をがっちりと挟んで、針金で留める当て縁仕上げ(あてぶちしあげ)という技法で仕上げています。
サイズは2サイズです。

小さい方は直径が54cmほどで「尺八寸」サイズとも呼ばれます。高さは15cmほどです。こちらのサイズはよく「あんこしざる」としてのご注文もいただきます。

大きい方は直径が60cmほどで、「二尺」サイズとも呼ばれます。高さは18cmほどです。こちらはよく米揚げざるとしてのご注文をいただきます。
出来立てのざるが届くと、青々しい竹の香りと、とても力強いざるの姿に感服します。
大きなざる作りを専門としてひたすら作り続けてこられた方のざるは、本当に物が語ってくれます。
これからもプロの皆さんに届けられる限り、お届けしたいと心から思えるざるです。

___竹ざる一筋。昔ながらの強さを、日々の手もとに___
かつて、竹のざるは飲食店の厨房や学校給食の現場で当たり前のように使われていました。
野菜の水を切り、麺を洗い、炊飯の下ごしらえに欠かせない「亀の甲ざる」と呼ばれる丸ざるです。
また、おそば屋さんでは、ゆでたそばを釜からあげて水でしめるための「そばあげざる」も、昔から多くつかわれてきました。
その軽さと水切れのよさで、プロの手際のよい調理を支え、業務の現場で欠かせない存在でした。
今ではその多くがプラスチックや金属製に置き換えられ、竹のざるを目にする機会は少なくなりました。
そんな中で、今もなお、当時の頑丈な業務用ざるを作り続けている職人が、愛知にいます。
彼は一貫して“ざる”だけを作り続けてきた、現代において全国でも稀な存在です。
かごは作らず、ただひたすらに、実用のための道具としてのざるを編み続けられてきました。
機械を使わず、一本一本のひごをナタと手で仕立て、がっちりと編み上げられたざるは、力強く、それでいて美しい。
水切れのよさや耐久性を備え、使うたびに手になじみ、暮らしの中に溶け込んでいきます。
先代の頃から長くお付き合いのあるこの職人は、すでにご高齢。
それでもなお、ざるを編む際の手と足、そしてナタの動きがまるで一体化しているような姿は、
まさに、「熟練のしごと」。
丈夫で、そして手の届く価格を守り続けるその仕事には、
「お客様に長くつかってもらいたい」という思いが伝わってくるように感じます。

大量の野菜を切って、水を切る。
大量のお米を洗って、水を切る。
大量の豆類を洗って、水を切る。
大量に茹でたあずきを押し付けて濾す。
このような使い方で業務用でガシガシと毎日のように出番のあったその大きくて丸いざるは、裏返すとまるで亀の甲羅の形をしているように見えるため、「亀の甲ざる」と呼ばれるようになりました。
一昔前までは給食の仕込み等の業務用として大量に使われ、日本人の子ども達の胃袋を支えていた縁の下の力持ちです。
今でもお菓子製造やお餅屋さん、煎餅屋さんなど、プロフェッショナルの皆様にお使いいただいているロングセラー商品です。








サイズは2サイズです。


出来立てのざるが届くと、青々しい竹の香りと、とても力強いざるの姿に感服します。
大きなざる作りを専門としてひたすら作り続けてこられた方のざるは、本当に物が語ってくれます。
これからもプロの皆さんに届けられる限り、お届けしたいと心から思えるざるです。

___竹ざる一筋。昔ながらの強さを、日々の手もとに___
かつて、竹のざるは飲食店の厨房や学校給食の現場で当たり前のように使われていました。
野菜の水を切り、麺を洗い、炊飯の下ごしらえに欠かせない「亀の甲ざる」と呼ばれる丸ざるです。
また、おそば屋さんでは、ゆでたそばを釜からあげて水でしめるための「そばあげざる」も、昔から多くつかわれてきました。
その軽さと水切れのよさで、プロの手際のよい調理を支え、業務の現場で欠かせない存在でした。
今ではその多くがプラスチックや金属製に置き換えられ、竹のざるを目にする機会は少なくなりました。
そんな中で、今もなお、当時の頑丈な業務用ざるを作り続けている職人が、愛知にいます。
彼は一貫して“ざる”だけを作り続けてきた、現代において全国でも稀な存在です。
かごは作らず、ただひたすらに、実用のための道具としてのざるを編み続けられてきました。
機械を使わず、一本一本のひごをナタと手で仕立て、がっちりと編み上げられたざるは、力強く、それでいて美しい。
水切れのよさや耐久性を備え、使うたびに手になじみ、暮らしの中に溶け込んでいきます。
先代の頃から長くお付き合いのあるこの職人は、すでにご高齢。
それでもなお、ざるを編む際の手と足、そしてナタの動きがまるで一体化しているような姿は、
まさに、「熟練のしごと」。
丈夫で、そして手の届く価格を守り続けるその仕事には、
「お客様に長くつかってもらいたい」という思いが伝わってくるように感じます。

大量の野菜を切って、水を切る。
大量のお米を洗って、水を切る。
大量の豆類を洗って、水を切る。
大量に茹でたあずきを押し付けて濾す。
このような使い方で業務用でガシガシと毎日のように出番のあったその大きくて丸いざるは、裏返すとまるで亀の甲羅の形をしているように見えるため、「亀の甲ざる」と呼ばれるようになりました。
一昔前までは給食の仕込み等の業務用として大量に使われ、日本人の子ども達の胃袋を支えていた縁の下の力持ちです。
今でもお菓子製造やお餅屋さん、煎餅屋さんなど、プロフェッショナルの皆様にお使いいただいているロングセラー商品です。

材料の淡竹(はちく)は真竹よりも節が低く、縦割りしやすい上に粘りもあるため、長く細いひごを作り、編む過程でひごを端で折り返したりする「ざる」を作る地域では、よくこの淡竹を使用しています。

富山県のそうけ作りや佐渡の盆ざる作りにもこの淡竹を使用しています。その淡竹を使って「ざる目編み」とも呼ばれる、縦横の規則的な編み方で仕上げられています。

裏返せば、真竹に比べ、少し白っぽいのが特徴である淡竹の表皮が規則的に並んでいます。

ざるの底を編んでいる横のひごは、竹の内側でささくれが出やすいところにもかかわらず、年季の入った手作業での、丁寧な面取りが施されています。

手と足でナタを抑え、一本一本確かめながら引いているため、間違いが起こりません。

ひごの太さは、底に近い部分が一番太く暑くしっかりとしており、縁に近づくに従い、段階的に細く、こまかくなっていきます。

縁は真竹を使っています。

幅広く肉厚なひごで編み目をがっちりと挟んで、針金で留める当て縁仕上げ(あてぶちしあげ)という技法で仕上げています。
サイズは2サイズです。

小さい方は直径が54cmほどで「尺八寸」サイズとも呼ばれます。高さは15cmほどです。こちらのサイズはよく「あんこしざる」としてのご注文もいただきます。

大きい方は直径が60cmほどで、「二尺」サイズとも呼ばれます。高さは18cmほどです。こちらはよく米揚げざるとしてのご注文をいただきます。
出来立てのざるが届くと、青々しい竹の香りと、とても力強いざるの姿に感服します。
大きなざる作りを専門としてひたすら作り続けてこられた方のざるは、本当に物が語ってくれます。
これからもプロの皆さんに届けられる限り、お届けしたいと心から思えるざるです。

___竹ざる一筋。昔ながらの強さを、日々の手もとに___
かつて、竹のざるは飲食店の厨房や学校給食の現場で当たり前のように使われていました。
野菜の水を切り、麺を洗い、炊飯の下ごしらえに欠かせない「亀の甲ざる」と呼ばれる丸ざるです。
また、おそば屋さんでは、ゆでたそばを釜からあげて水でしめるための「そばあげざる」も、昔から多くつかわれてきました。
その軽さと水切れのよさで、プロの手際のよい調理を支え、業務の現場で欠かせない存在でした。
今ではその多くがプラスチックや金属製に置き換えられ、竹のざるを目にする機会は少なくなりました。
そんな中で、今もなお、当時の頑丈な業務用ざるを作り続けている職人が、愛知にいます。
彼は一貫して“ざる”だけを作り続けてきた、現代において全国でも稀な存在です。
かごは作らず、ただひたすらに、実用のための道具としてのざるを編み続けられてきました。
機械を使わず、一本一本のひごをナタと手で仕立て、がっちりと編み上げられたざるは、力強く、それでいて美しい。
水切れのよさや耐久性を備え、使うたびに手になじみ、暮らしの中に溶け込んでいきます。
先代の頃から長くお付き合いのあるこの職人は、すでにご高齢。
それでもなお、ざるを編む際の手と足、そしてナタの動きがまるで一体化しているような姿は、
まさに、「熟練のしごと」。
丈夫で、そして手の届く価格を守り続けるその仕事には、
「お客様に長くつかってもらいたい」という思いが伝わってくるように感じます。