810906-1 千葉県/白竹 あじろ編み 整頓かご 丸
現在、竹細工を体系的に学ぶことができる機関は、
大分県別府市にある「大分県立竹工芸訓練センター」と
京都府南丹市にある「京都伝統工芸大学校」の2つとなっています。
互いに少し性質の異なる機関ではありますが、
竹細工の基礎から学べるという点において、
両者が貴重な機関であることは間違いありません。
その京都伝統工芸大学校を卒業され、別府の訓練センター卒業生と同様に、
各地で竹細工に打ち込んでいる方々がいます。
そんな中、地元である千葉県に戻り、
竹細工を生業として選び、日々奮闘している方がいらっしゃいます。
京都では、青竹を煮沸したり、天日干ししたりして色を抜いた、
いわゆる「白竹」を使った細工を中心に学ばれましたが、
地元の千葉県で真竹を採取できるところが見つかり、
現在はその採ってきた青い竹をそのまま使った青竹細工もなさいます。
こちらは、その中でも白竹を使って作られたかごです。
白竹は九州や京都方面の竹材屋さんに送っていただいているとのことです。
このあじろ編みで編まれた小物入れにちょうど良いかごに、
「整頓かご」という名前をつけました。
この形は岩手県の鈴竹細工では「おぼけ(苧桶)」と呼ばれ、紡いだ糸などを入れておくかごでした。
現代においても、タオルや布巾などをまとめておいたり、
食材のストックを入れたり、果物や根菜を入れるかごとして。
用途はさまざまです。
丁寧に材料を作り、細やかに編まれているため、内側、外側共に手あたりが柔らかいです。
手に触れ、よく出し入れするもの、ぜひこのかごに入れてお使いください。
白竹の黄色い色味は、和室・洋室問わず、相性がよいです。
お好みの場所でお使いください。
現在、竹細工を体系的に学ぶことができる機関は、
大分県別府市にある「大分県立竹工芸訓練センター」と
京都府南丹市にある「京都伝統工芸大学校」の2つとなっています。
互いに少し性質の異なる機関ではありますが、
竹細工の基礎から学べるという点において、
両者が貴重な機関であることは間違いありません。
その京都伝統工芸大学校を卒業され、別府の訓練センター卒業生と同様に、
各地で竹細工に打ち込んでいる方々がいます。
そんな中、地元である千葉県に戻り、
竹細工を生業として選び、日々奮闘している方がいらっしゃいます。
京都では、青竹を煮沸したり、天日干ししたりして色を抜いた、
いわゆる「白竹」を使った細工を中心に学ばれましたが、
地元の千葉県で真竹を採取できるところが見つかり、
現在はその採ってきた青い竹をそのまま使った青竹細工もなさいます。
こちらは、その中でも白竹を使って作られたかごです。
白竹は九州や京都方面の竹材屋さんに送っていただいているとのことです。
このあじろ編みで編まれた小物入れにちょうど良いかごに、
「整頓かご」という名前をつけました。
「あじろ編み」という技法で仕上げています。ピシッと決まった、細かい編みが続きます。 贅沢にきれいな部分だけを使った白竹の表皮も実に美しいです。触り心地もなめらかです。時折、斑点や模様が入ることがありますが、自然の竹の風合いでございます。 縁もしっかりとした作りです。厚みのある竹で編み目を挟んで、籐(とう)できっちりと留めています。 こちらは縁の内側です。黒くなっているところは、籐を通すために、あらかじめ穴を開けた跡です。 上からみたところです。縁の籐が等間隔で留められています。 内側も美しい仕上がりです。底部分は正方形で、口部分は丸くなっています。底が四角ですと、棚などへの収まりが良くなります。あじろ編みの中でも、四角い枡(ます)を重ねていくような編み模様からこのような編み方を「枡(ます)あじろ編み」と呼びます。 内側の底の中心部分です。ささくれを全く感じさせない丁寧な材料取りです。 傷めやすい四つ角には、籐(とう)を飾り編みして補強しています。 内側の隅にもその飾り編みを施している様子が少し見えます。また、かごを立ち上げるときに、焼きごてでクセをつける痕跡も残っています。あらかじめご了承ください。 裏返してみると、竹に必ずある節(ふし)が底に集められていることがわかります。そのため、側面は節がなく、編み目がなめらかで美しく見えます。 側面のきれいな編み目は底編みから、始まっています。底から口にかけては、若干ですが、広がっています。
この形は岩手県の鈴竹細工では「おぼけ(苧桶)」と呼ばれ、紡いだ糸などを入れておくかごでした。
現代においても、タオルや布巾などをまとめておいたり、
食材のストックを入れたり、果物や根菜を入れるかごとして。
用途はさまざまです。
丁寧に材料を作り、細やかに編まれているため、内側、外側共に手あたりが柔らかいです。
手に触れ、よく出し入れするもの、ぜひこのかごに入れてお使いください。
白竹の黄色い色味は、和室・洋室問わず、相性がよいです。
お好みの場所でお使いください。
現在、竹細工を体系的に学ぶことができる機関は、
大分県別府市にある「大分県立竹工芸訓練センター」と
京都府南丹市にある「京都伝統工芸大学校」の2つとなっています。
互いに少し性質の異なる機関ではありますが、
竹細工の基礎から学べるという点において、
両者が貴重な機関であることは間違いありません。
その京都伝統工芸大学校を卒業され、別府の訓練センター卒業生と同様に、
各地で竹細工に打ち込んでいる方々がいます。
そんな中、地元である千葉県に戻り、
竹細工を生業として選び、日々奮闘している方がいらっしゃいます。
京都では、青竹を煮沸したり、天日干ししたりして色を抜いた、
いわゆる「白竹」を使った細工を中心に学ばれましたが、
地元の千葉県で真竹を採取できるところが見つかり、
現在はその採ってきた青い竹をそのまま使った青竹細工もなさいます。
こちらは、その中でも白竹を使って作られたかごです。
白竹は九州や京都方面の竹材屋さんに送っていただいているとのことです。
このあじろ編みで編まれた小物入れにちょうど良いかごに、
「整頓かご」という名前をつけました。
「あじろ編み」という技法で仕上げています。ピシッと決まった、細かい編みが続きます。 贅沢にきれいな部分だけを使った白竹の表皮も実に美しいです。触り心地もなめらかです。時折、斑点や模様が入ることがありますが、自然の竹の風合いでございます。 縁もしっかりとした作りです。厚みのある竹で編み目を挟んで、籐(とう)できっちりと留めています。 こちらは縁の内側です。黒くなっているところは、籐を通すために、あらかじめ穴を開けた跡です。 上からみたところです。縁の籐が等間隔で留められています。 内側も美しい仕上がりです。底部分は正方形で、口部分は丸くなっています。底が四角ですと、棚などへの収まりが良くなります。あじろ編みの中でも、四角い枡(ます)を重ねていくような編み模様からこのような編み方を「枡(ます)あじろ編み」と呼びます。 内側の底の中心部分です。ささくれを全く感じさせない丁寧な材料取りです。 傷めやすい四つ角には、籐(とう)を飾り編みして補強しています。 内側の隅にもその飾り編みを施している様子が少し見えます。また、かごを立ち上げるときに、焼きごてでクセをつける痕跡も残っています。あらかじめご了承ください。 裏返してみると、竹に必ずある節(ふし)が底に集められていることがわかります。そのため、側面は節がなく、編み目がなめらかで美しく見えます。 側面のきれいな編み目は底編みから、始まっています。底から口にかけては、若干ですが、広がっています。
この形は岩手県の鈴竹細工では「おぼけ(苧桶)」と呼ばれ、紡いだ糸などを入れておくかごでした。
現代においても、タオルや布巾などをまとめておいたり、
食材のストックを入れたり、果物や根菜を入れるかごとして。
用途はさまざまです。
丁寧に材料を作り、細やかに編まれているため、内側、外側共に手あたりが柔らかいです。
手に触れ、よく出し入れするもの、ぜひこのかごに入れてお使いください。
白竹の黄色い色味は、和室・洋室問わず、相性がよいです。
お好みの場所でお使いください。