3115104-1 タイ/カチュー(水草) トートバッグ 留め具付き
こちらはタイ語で「カチュー」と呼ばれる沼地周辺に自生する草で編まれたかごです。
背が高く、マチの狭い、肩から下げられるタイプのトートバッグをご紹介します。
カチューは茎の部分を根から切り取り、乾燥させて平たくした状態のものを編み込んでいきます。茎は春(5月ごろ)から夏(8月ごろ)にかけて収穫されます。
大きいサイズのかごには長めの茎が必要とされるため、
少し収穫を遅らせてさらに成長するのを待ってから刈り採ることもあります。
作り手は地域により異なりますが、編む技術に長けた人が先生となり周りの人に指導しながら製作するグループや、家族3世代で編む人たちなど。
村ごとにだいたい4〜5人のグループで作られていることが多いようです。
ほとんどの方にとってかご作りは専業ではなく、
稲作など農業の合間に作られることが多く、編み手は高齢世代が多いのが現状です。
若い世代の編み手が少ないながらも、
今、改めてタイ国内でも、こうした自然素材製品の良さが見直され、
若い人たちがかごを手に取るようになってきているとのこと。
カチューのかご表面に塗られた糊は、形崩れを防ぎます。
日用品としてのかごの強度を増すための必要な加工であり、
いかに丈夫なかごを作るかを常に考えている作り手の方の知恵でもあります。
糊はよく乾燥させてありますが、ごくまれに肌の敏感な方が触れることで
赤みなどの反応が出ることもございます。
気になる方は長袖を着用されるなど直接肌に触れないように、ご使用になるのもよいかもしれません。
また、カチューの特性上、こちらの手提げに重たいものを入れた状態で
持ち手を引っ掛け吊して保管していると、徐々に底面が伸びてくる可能性があります。
普段ご使用になる分には、多少重たいものを入れても大丈夫ですが、
使わないときには吊るすよりは棚などに置いて休ませてから
またお使いになると、長く楽しめるかと思います。
スリムな形と端正な佇まいが魅力的なカチューの手提げ。
ワンピース、Tシャツにデニムスタイルなど、きっと装いを問わず似合います。
ストールや帽子などとの組み合わせを考えるのも楽しそうです。
<タイ・カチュー(水草)細工について>
気候でいうと、一年が雨季と乾季に分けられる熱帯気候に属するタイ。
タイの国土は象の顔に似ていると言われることがありますが、
その「鼻」部分にあたるマレー半島。
そこに位置するタイ南部は少し気候が異なり、季節により南西(太平洋方面)から、
または北東(インド洋方面)から吹く季節風(モンスーン)の影響で
他の地域に比べて雨の降る時期が長く、乾季が約2か月のみと短いのが特徴です。
「カチュー」はその高温多湿の環境にあるタイ南部の沼地に生息する草の名前で、
現地の人たちはタイ語でそのように呼んでいます。
雨量の多いタイでは洪水が起こることも多く、
そのために年によってはカチューが流されたり傷んだりして、不作となることもあります。
タイ国内外でカチューのかご需要が高まっている中、
かご作りのための材料確保は作り手の方々にとって悩ましい問題ともなっています。
こちらでご紹介する「カチュー細工」は主にマレー半島東側の
タイ湾に面したスゥラターニー、ナコーンスィータマラー、
パッターニー、ナラーティワーなどの県で作られたものです。
こちらはタイ語で「カチュー」と呼ばれる沼地周辺に自生する草で編まれたかごです。
背が高く、マチの狭い、肩から下げられるタイプのトートバッグをご紹介します。
カチューは茎の部分を根から切り取り、乾燥させて平たくした状態のものを編み込んでいきます。茎は春(5月ごろ)から夏(8月ごろ)にかけて収穫されます。
大きいサイズのかごには長めの茎が必要とされるため、
少し収穫を遅らせてさらに成長するのを待ってから刈り採ることもあります。
作り手は地域により異なりますが、編む技術に長けた人が先生となり周りの人に指導しながら製作するグループや、家族3世代で編む人たちなど。
村ごとにだいたい4〜5人のグループで作られていることが多いようです。
ほとんどの方にとってかご作りは専業ではなく、
稲作など農業の合間に作られることが多く、編み手は高齢世代が多いのが現状です。
若い世代の編み手が少ないながらも、
今、改めてタイ国内でも、こうした自然素材製品の良さが見直され、
若い人たちがかごを手に取るようになってきているとのこと。
カチューのかご表面に塗られた糊は、形崩れを防ぎます。
日用品としてのかごの強度を増すための必要な加工であり、
いかに丈夫なかごを作るかを常に考えている作り手の方の知恵でもあります。
糊はよく乾燥させてありますが、ごくまれに肌の敏感な方が触れることで
赤みなどの反応が出ることもございます。
気になる方は長袖を着用されるなど直接肌に触れないように、ご使用になるのもよいかもしれません。
また、カチューの特性上、こちらの手提げに重たいものを入れた状態で
持ち手を引っ掛け吊して保管していると、徐々に底面が伸びてくる可能性があります。
普段ご使用になる分には、多少重たいものを入れても大丈夫ですが、
使わないときには吊るすよりは棚などに置いて休ませてから
またお使いになると、長く楽しめるかと思います。
スリムな形と端正な佇まいが魅力的なカチューの手提げ。
ワンピース、Tシャツにデニムスタイルなど、きっと装いを問わず似合います。
ストールや帽子などとの組み合わせを考えるのも楽しそうです。
<タイ・カチュー(水草)細工について>
気候でいうと、一年が雨季と乾季に分けられる熱帯気候に属するタイ。
タイの国土は象の顔に似ていると言われることがありますが、
その「鼻」部分にあたるマレー半島。
そこに位置するタイ南部は少し気候が異なり、季節により南西(太平洋方面)から、
または北東(インド洋方面)から吹く季節風(モンスーン)の影響で
他の地域に比べて雨の降る時期が長く、乾季が約2か月のみと短いのが特徴です。
「カチュー」はその高温多湿の環境にあるタイ南部の沼地に生息する草の名前で、
現地の人たちはタイ語でそのように呼んでいます。
雨量の多いタイでは洪水が起こることも多く、
そのために年によってはカチューが流されたり傷んだりして、不作となることもあります。
タイ国内外でカチューのかご需要が高まっている中、
かご作りのための材料確保は作り手の方々にとって悩ましい問題ともなっています。
こちらでご紹介する「カチュー細工」は主にマレー半島東側の
タイ湾に面したスゥラターニー、ナコーンスィータマラー、
パッターニー、ナラーティワーなどの県で作られたものです。
こちらはタイ語で「カチュー」と呼ばれる沼地周辺に自生する草で編まれたかごです。
背が高く、マチの狭い、肩から下げられるタイプのトートバッグをご紹介します。
カチューは茎の部分を根から切り取り、乾燥させて平たくした状態のものを編み込んでいきます。茎は春(5月ごろ)から夏(8月ごろ)にかけて収穫されます。
大きいサイズのかごには長めの茎が必要とされるため、
少し収穫を遅らせてさらに成長するのを待ってから刈り採ることもあります。
作り手は地域により異なりますが、編む技術に長けた人が先生となり周りの人に指導しながら製作するグループや、家族3世代で編む人たちなど。
村ごとにだいたい4〜5人のグループで作られていることが多いようです。
ほとんどの方にとってかご作りは専業ではなく、
稲作など農業の合間に作られることが多く、編み手は高齢世代が多いのが現状です。
若い世代の編み手が少ないながらも、
今、改めてタイ国内でも、こうした自然素材製品の良さが見直され、
若い人たちがかごを手に取るようになってきているとのこと。
かご側面の編み目は、日本で「あじろ編み」と呼ばれる編み方と同じです。平たくした茎を交互に編み組んでいき、一枚の「ござ」ぐらいの大きさに仕上げたものを、かごの形に成形していきます。
水辺から伐り採ったカチューの茎は、粘土質の泥を塗り込んで3〜5日ほど天日干しされます。そうすることで、素材に粘りと湿り気を持たせて乾燥による割れを防ぐことができ、素材としての強度が増すとのこと。
かご側面の編み目をよく見ると、上下と真ん中で異なり、真ん中部分は編みひごの交差する順を変えて編み目に変化をつけています。
また、かご作りの最後の工程として、かご表面全体に糊付けをします。こちらもカチューのかご作りにおいては欠かせない、丈夫なかご作りのための工程であるとのこと。
縁部分です。胴部分を編み上げたひごを縁で折り返し、内側に編み込んで留めています。
かごの内側から見た縁部分です。
上からみると、細身、薄づくりの縁であることがわかります。
持ち手と縁の接続部です。持ち手の縄をカチューの編み目に通してあります。
かごの内側から見た接続部です。
持ち手にはタイ語で「コック(Kok)」というカヤツリグサ科の草が使われています。コックを縄状にして持ち手にしています。
縁のすぐ下には留め具が付いています。
こちらのボタンとコック製の留め紐は一体となっており、
反対側にあるこちらのキューブ型の引っ掛け具に紐を引っ掛けて留るようになっています。
かごの底面裏側です。細長い長方形となっています。
肩にかけて、ピタッと体に沿わせるようにして軽やかに持ち歩けます。
カチューのかご表面に塗られた糊は、形崩れを防ぎます。
日用品としてのかごの強度を増すための必要な加工であり、
いかに丈夫なかごを作るかを常に考えている作り手の方の知恵でもあります。
糊はよく乾燥させてありますが、ごくまれに肌の敏感な方が触れることで
赤みなどの反応が出ることもございます。
気になる方は長袖を着用されるなど直接肌に触れないように、ご使用になるのもよいかもしれません。
また、カチューの特性上、こちらの手提げに重たいものを入れた状態で
持ち手を引っ掛け吊して保管していると、徐々に底面が伸びてくる可能性があります。
普段ご使用になる分には、多少重たいものを入れても大丈夫ですが、
使わないときには吊るすよりは棚などに置いて休ませてから
またお使いになると、長く楽しめるかと思います。
スリムな形と端正な佇まいが魅力的なカチューの手提げ。
ワンピース、Tシャツにデニムスタイルなど、きっと装いを問わず似合います。
ストールや帽子などとの組み合わせを考えるのも楽しそうです。
<タイ・カチュー(水草)細工について>
気候でいうと、一年が雨季と乾季に分けられる熱帯気候に属するタイ。
タイの国土は象の顔に似ていると言われることがありますが、
その「鼻」部分にあたるマレー半島。
そこに位置するタイ南部は少し気候が異なり、季節により南西(太平洋方面)から、
または北東(インド洋方面)から吹く季節風(モンスーン)の影響で
他の地域に比べて雨の降る時期が長く、乾季が約2か月のみと短いのが特徴です。
「カチュー」はその高温多湿の環境にあるタイ南部の沼地に生息する草の名前で、
現地の人たちはタイ語でそのように呼んでいます。
雨量の多いタイでは洪水が起こることも多く、
そのために年によってはカチューが流されたり傷んだりして、不作となることもあります。
タイ国内外でカチューのかご需要が高まっている中、
かご作りのための材料確保は作り手の方々にとって悩ましい問題ともなっています。
こちらでご紹介する「カチュー細工」は主にマレー半島東側の
タイ湾に面したスゥラターニー、ナコーンスィータマラー、
パッターニー、ナラーティワーなどの県で作られたものです。