340222-1 ポーランド/松の根 手つき 丸バスケット
ポーランドには松やジュニパー、スプルースなどの木の根っこを使ったかご細工があります。根っこは丈夫で柔らかいため、ポーランドでは一つの理想的なかごの材料として使われてきました。
やなぎが水辺の地域でよく使われるのに対して、根っこのかごは川や湿地から離れた山深い場所で作られます。
根っこの採集は、自身で土を掘るところから始まります。そして、それらを洗い、分別をします。それだけでもかなりの労力を必要とします。
このかごを作られる方は90歳を間もなく迎えるアレクサンダーさんです。長い経験の中で、どの場所で、どのように、どのくらい採ればよいかを熟知されています。
こちらのページでは、そのアレクサンダーさんが作る松の根を使った丸バスケットをご紹介します。
見れば見るほど、自然界にある土の中のうねりの奥深さが伝わってきます。
日本の北海道よりも緯度が高く、4月5月まで雪が降るポーランド。
雪深くなる国ならではの生活の知恵と努力や技術が詰まった、まさに文化を感じるかごです。
作り手のアレクサンダーさんが住むエリアでは、
このバスケットは野菜や花、ハーブなどを運んだりする必需品でした。
人々はさまざまな環境において、そこで採れる材でかごを作り、物を運搬する。
人の手では持ちきれない、持ちにくいときにかごを作り、そこに入れる。
実に理にかなっている考え方だと、他の国の籠づくりを見ていると感じます。
アレクサンダーさんは、ご高齢になられていますが、ご紹介できる限りしてまいります。
ポーランドの森の土の中にあったダイナミックなうねりから、仕上げられたかご。
ぜひ、みなさまの生活の中に取り入れていただけたらと思います。
ポーランドには松やジュニパー、スプルースなどの木の根っこを使ったかご細工があります。根っこは丈夫で柔らかいため、ポーランドでは一つの理想的なかごの材料として使われてきました。
やなぎが水辺の地域でよく使われるのに対して、根っこのかごは川や湿地から離れた山深い場所で作られます。
根っこの採集は、自身で土を掘るところから始まります。そして、それらを洗い、分別をします。それだけでもかなりの労力を必要とします。
このかごを作られる方は90歳を間もなく迎えるアレクサンダーさんです。長い経験の中で、どの場所で、どのように、どのくらい採ればよいかを熟知されています。
こちらのページでは、そのアレクサンダーさんが作る松の根を使った丸バスケットをご紹介します。
かご全体は横ひごに松の根、縦骨には「ヘーゼル」という木(ヘーゼルナッツのヘーゼルです)のひごを用いて交互に編んでいます。 松の根の、繊維質な身部分を横ひごにしています。少し茶色く見えるところがヘーゼルです、根っこのひごはある程度、幅を揃えています。 うねりもあるため、「均一」にはいきません。しかし、そのうねりと独特の厚みが根っこのかごの醍醐味でもあります。 かごの縁を外側から見ています。芯材となるヘーゼルに松の根を巻きつけるようにしています。 こちらは内側から見たところです。同様にすき間なく、ぎっちりと巻かれている様子がわかります。 上から見ています。うねりがあるひごをここまでしっかりと巻いてあるのは、さすがの技術です。 持ち手とかごの接続部分です。実はこのかご、この十字になっているところから編み始めています。水平の枠と垂直の枠をまず合わせ、結び留めるところから始まっています。 日本ではこのような形でかごを作り始めることは稀です。しかし、ヨーロッパにおいての籠づくりにおいては往々にして、このような枠から始まる籠づくりが見られます。日本とは、真逆の順番とも言えます。 持ち手は縁と同様にヘーゼルの木に松の根をぎっちりと巻きつけています。まっすぐな竹と違い、枝を芯にするので、少しでこぼことした風合いがあります。 底面も丸みを持った形です。縁の丸みも同様に枝を使っているため、きれいな真ん丸ではなく、枝らしさが残った形となります。 こちらは裏返したところです。こう見ると、実にさまざまな太さの松の根を組み合わせてかごを作っていることがわかります。幅をきれいに揃えることも多い最近の日本の竹細工とは、ある種、対極的な技術かもしれません。 自生する松の根を使用して編んでいるため、素材に裂け目があったり、 極端に強いうねりがある根が混ざっていることがございます。あらかじめご了承下さい、 また、芯材のヘーゼルを留めるために使用している針金が見えることがございます。通常の仕様で不良品ではございません。
見れば見るほど、自然界にある土の中のうねりの奥深さが伝わってきます。
日本の北海道よりも緯度が高く、4月5月まで雪が降るポーランド。
雪深くなる国ならではの生活の知恵と努力や技術が詰まった、まさに文化を感じるかごです。
作り手のアレクサンダーさんが住むエリアでは、
このバスケットは野菜や花、ハーブなどを運んだりする必需品でした。
人々はさまざまな環境において、そこで採れる材でかごを作り、物を運搬する。
人の手では持ちきれない、持ちにくいときにかごを作り、そこに入れる。
実に理にかなっている考え方だと、他の国の籠づくりを見ていると感じます。
アレクサンダーさんは、ご高齢になられていますが、ご紹介できる限りしてまいります。
ポーランドの森の土の中にあったダイナミックなうねりから、仕上げられたかご。
ぜひ、みなさまの生活の中に取り入れていただけたらと思います。
ポーランドには松やジュニパー、スプルースなどの木の根っこを使ったかご細工があります。根っこは丈夫で柔らかいため、ポーランドでは一つの理想的なかごの材料として使われてきました。
やなぎが水辺の地域でよく使われるのに対して、根っこのかごは川や湿地から離れた山深い場所で作られます。
根っこの採集は、自身で土を掘るところから始まります。そして、それらを洗い、分別をします。それだけでもかなりの労力を必要とします。
このかごを作られる方は90歳を間もなく迎えるアレクサンダーさんです。長い経験の中で、どの場所で、どのように、どのくらい採ればよいかを熟知されています。
こちらのページでは、そのアレクサンダーさんが作る松の根を使った丸バスケットをご紹介します。
かご全体は横ひごに松の根、縦骨には「ヘーゼル」という木(ヘーゼルナッツのヘーゼルです)のひごを用いて交互に編んでいます。 松の根の、繊維質な身部分を横ひごにしています。少し茶色く見えるところがヘーゼルです、根っこのひごはある程度、幅を揃えています。 うねりもあるため、「均一」にはいきません。しかし、そのうねりと独特の厚みが根っこのかごの醍醐味でもあります。 かごの縁を外側から見ています。芯材となるヘーゼルに松の根を巻きつけるようにしています。 こちらは内側から見たところです。同様にすき間なく、ぎっちりと巻かれている様子がわかります。 上から見ています。うねりがあるひごをここまでしっかりと巻いてあるのは、さすがの技術です。 持ち手とかごの接続部分です。実はこのかご、この十字になっているところから編み始めています。水平の枠と垂直の枠をまず合わせ、結び留めるところから始まっています。 日本ではこのような形でかごを作り始めることは稀です。しかし、ヨーロッパにおいての籠づくりにおいては往々にして、このような枠から始まる籠づくりが見られます。日本とは、真逆の順番とも言えます。 持ち手は縁と同様にヘーゼルの木に松の根をぎっちりと巻きつけています。まっすぐな竹と違い、枝を芯にするので、少しでこぼことした風合いがあります。 底面も丸みを持った形です。縁の丸みも同様に枝を使っているため、きれいな真ん丸ではなく、枝らしさが残った形となります。 こちらは裏返したところです。こう見ると、実にさまざまな太さの松の根を組み合わせてかごを作っていることがわかります。幅をきれいに揃えることも多い最近の日本の竹細工とは、ある種、対極的な技術かもしれません。 自生する松の根を使用して編んでいるため、素材に裂け目があったり、 極端に強いうねりがある根が混ざっていることがございます。あらかじめご了承下さい、 また、芯材のヘーゼルを留めるために使用している針金が見えることがございます。通常の仕様で不良品ではございません。
見れば見るほど、自然界にある土の中のうねりの奥深さが伝わってきます。
日本の北海道よりも緯度が高く、4月5月まで雪が降るポーランド。
雪深くなる国ならではの生活の知恵と努力や技術が詰まった、まさに文化を感じるかごです。
作り手のアレクサンダーさんが住むエリアでは、
このバスケットは野菜や花、ハーブなどを運んだりする必需品でした。
人々はさまざまな環境において、そこで採れる材でかごを作り、物を運搬する。
人の手では持ちきれない、持ちにくいときにかごを作り、そこに入れる。
実に理にかなっている考え方だと、他の国の籠づくりを見ていると感じます。
アレクサンダーさんは、ご高齢になられていますが、ご紹介できる限りしてまいります。
ポーランドの森の土の中にあったダイナミックなうねりから、仕上げられたかご。
ぜひ、みなさまの生活の中に取り入れていただけたらと思います。