340201 ポーランド/やなぎ kablacok(収納かご弓手つき) S・M・L 3サイズ
こちらは、ポーランド中央に位置し、国土を湾曲しながら南北に流れる
ヴィスワ川沿いの村、ルチミャで作られている
「カヴォンツォク(Kablacok)」という名のやなぎ製のかごです。
ルチミャ村ならではのかごで、
後ろ側が平らで手足がついたユニークな形をしています。
こちらのかご、現地では野菜や果物、
とくにじゃがいもとりんごを収穫したり運搬したり
あとは貯蓄するのに使われています。
上(右)はやなぎの写真です。
カヴォンツォクに使われる材料は、
自家栽培のもの、野生のもの、どちらも使われます。
やなぎというと、「シダレヤナギ」のような
木から枝が垂れさがる柳をイメージするかもしれませんが、
ヨーロッパの細工に使われるのは、
稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。
株立ちとは一本の茎の根元から
複数の茎がわかれて立ち上がっていることです。
また、おなじ”やなぎ”でもいくつもの種類があり、
枝の色味や太さにも違いがあります。
採れたてのものは黄味がかっていたり、
赤みが強いもの、グリーンがきれいなものなどもあります。
こちらはカヴォンツォクのかごの土台となるフレームです。
この形をまず作ってから、ここに細い柳の枝を編み付けていきます。
フレームから作るというのが、日本にはない、
ヨーロッパならではの作り方だなと感じます。
日本のかご作りにおいては、フレームとなる縦骨と横ひごを
底面で組んでから同時に編んでいき、
かごの形を生み出していくという方法がほとんどですので、
その違いを考えるととても面白いです。
とはいえ、おなじヨーロッパでも”がま”のかごは、
日本と同じように底から編んでいく編み方なので、
”やなぎ”という植物の性質も関係しているのかなと思います。
このように横ひごを縦骨に交差させながらかごの目を詰めていきます。
カヴォンツォクの底面を作っているところです。
ポーランドのカヴォンツォクには、本格的な収穫につかうようなとても大きなものも存在しますが、
弊店では、大小さまざまなサイズがある中でも、比較的小さな3タイプをご紹介します。
「S、M、L」の3サイズがあります。
現地ではじゃがいもの植え付けや収穫、りんごのピッキングのときには
とくにこのバスケットの需要が高く、ルチミャ村周辺の市場でも売られているとか。
ルチミャ村には、ほぼ全ての家にやなぎのバスケットや柵を作ったり、
売ったり、またはやなぎを栽培している人がいるそうです。
バスケット作り手の平均年齢は70代。
作り手の高齢化という状況は日本と変わりありませんが、
こちらのバスケットは、2017年にポーランドの無形文化遺産に登録されたとのこと。
ポーランドでの日常の一風景。
洗濯かごとしての使われ方も。
次世代へと継承したい、こちらのカヴォンツォク3サイズ。
いずれかお好みの大きさをお選びください。
写真協力:Serfenta
こちらは、ポーランド中央に位置し、国土を湾曲しながら南北に流れる
ヴィスワ川沿いの村、ルチミャで作られている
「カヴォンツォク(Kablacok)」という名のやなぎ製のかごです。
ルチミャ村ならではのかごで、
後ろ側が平らで手足がついたユニークな形をしています。
こちらのかご、現地では野菜や果物、
とくにじゃがいもとりんごを収穫したり運搬したり
あとは貯蓄するのに使われています。
上(右)はやなぎの写真です。
カヴォンツォクに使われる材料は、
自家栽培のもの、野生のもの、どちらも使われます。
やなぎというと、「シダレヤナギ」のような
木から枝が垂れさがる柳をイメージするかもしれませんが、
ヨーロッパの細工に使われるのは、
稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。
株立ちとは一本の茎の根元から
複数の茎がわかれて立ち上がっていることです。
また、おなじ”やなぎ”でもいくつもの種類があり、
枝の色味や太さにも違いがあります。
採れたてのものは黄味がかっていたり、
赤みが強いもの、グリーンがきれいなものなどもあります。
こちらはカヴォンツォクのかごの土台となるフレームです。
この形をまず作ってから、ここに細い柳の枝を編み付けていきます。
フレームから作るというのが、日本にはない、
ヨーロッパならではの作り方だなと感じます。
日本のかご作りにおいては、フレームとなる縦骨と横ひごを
底面で組んでから同時に編んでいき、
かごの形を生み出していくという方法がほとんどですので、
その違いを考えるととても面白いです。
とはいえ、おなじヨーロッパでも”がま”のかごは、
日本と同じように底から編んでいく編み方なので、
”やなぎ”という植物の性質も関係しているのかなと思います。
このように横ひごを縦骨に交差させながらかごの目を詰めていきます。
カヴォンツォクの底面を作っているところです。
ポーランドのカヴォンツォクには、本格的な収穫につかうようなとても大きなものも存在しますが、
弊店では、大小さまざまなサイズがある中でも、比較的小さな3タイプをご紹介します。
「S、M、L」の3サイズがあります。
現地ではじゃがいもの植え付けや収穫、りんごのピッキングのときには
とくにこのバスケットの需要が高く、ルチミャ村周辺の市場でも売られているとか。
ルチミャ村には、ほぼ全ての家にやなぎのバスケットや柵を作ったり、
売ったり、またはやなぎを栽培している人がいるそうです。
バスケット作り手の平均年齢は70代。
作り手の高齢化という状況は日本と変わりありませんが、
こちらのバスケットは、2017年にポーランドの無形文化遺産に登録されたとのこと。
ポーランドでの日常の一風景。
洗濯かごとしての使われ方も。
次世代へと継承したい、こちらのカヴォンツォク3サイズ。
いずれかお好みの大きさをお選びください。
写真協力:Serfenta
こちらは、ポーランド中央に位置し、国土を湾曲しながら南北に流れる
ヴィスワ川沿いの村、ルチミャで作られている
「カヴォンツォク(Kablacok)」という名のやなぎ製のかごです。
ルチミャ村ならではのかごで、
後ろ側が平らで手足がついたユニークな形をしています。
こちらのかご、現地では野菜や果物、
とくにじゃがいもとりんごを収穫したり運搬したり
あとは貯蓄するのに使われています。
上(右)はやなぎの写真です。
カヴォンツォクに使われる材料は、
自家栽培のもの、野生のもの、どちらも使われます。
やなぎというと、「シダレヤナギ」のような
木から枝が垂れさがる柳をイメージするかもしれませんが、
ヨーロッパの細工に使われるのは、
稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。
株立ちとは一本の茎の根元から
複数の茎がわかれて立ち上がっていることです。
また、おなじ”やなぎ”でもいくつもの種類があり、
枝の色味や太さにも違いがあります。
採れたてのものは黄味がかっていたり、
赤みが強いもの、グリーンがきれいなものなどもあります。
こちらはカヴォンツォクのかごの土台となるフレームです。
この形をまず作ってから、ここに細い柳の枝を編み付けていきます。
フレームから作るというのが、日本にはない、
ヨーロッパならではの作り方だなと感じます。
日本のかご作りにおいては、フレームとなる縦骨と横ひごを
底面で組んでから同時に編んでいき、
かごの形を生み出していくという方法がほとんどですので、
その違いを考えるととても面白いです。
とはいえ、おなじヨーロッパでも”がま”のかごは、
日本と同じように底から編んでいく編み方なので、
”やなぎ”という植物の性質も関係しているのかなと思います。
このように横ひごを縦骨に交差させながらかごの目を詰めていきます。
カヴォンツォクの底面を作っているところです。
ポーランドのカヴォンツォクには、本格的な収穫につかうようなとても大きなものも存在しますが、
弊店では、大小さまざまなサイズがある中でも、比較的小さな3タイプをご紹介します。
「S、M、L」の3サイズがあります。
やなぎは自家栽培のものや、ヴィスワ川沿岸に自生しているものを採取し、樹皮が付いたままの枝を使って編んでいます。編むのは主に冬の仕事です。
採れたてのものは鮮やかなグリーンだったり、黄色がかっていたりしますが、それほど時間を経ずに、このように茶色や赤味がかった色へと変化します。
やなぎは枝の先に行くにつれて細くなっているため、かごの側面にも枝の太い部分と細い部分が見られます。
やなぎの枝は赤っぽいものや黄色味が強いものなど色味が均一ではなく個性豊かなため、仕上がるかごにも色味の個体差があります。予めご了承ください。
こちらは縁部分です。かごの側面を編んだ縦ひごを編み込むようにして縁を仕上げています。
上から見た縁部分です。しっかりとした縁作りです。
こちらは品名の由来ともなっている「カヴォンク」(弓)と名付けられた取手です。収穫で使うときには、弓形の取手を腕にかけたり、大きいサイズは肩にかけたりして使っているそうです。
後ろが平らになっているので、壁にかけてもおさまりが良く、貯蔵・保管にも向いています。
取手と縁の接続部です。
U字型にした取手(やなぎ)を固定するようにして、側面を編んでいます。
取手は同時に2本の後ろ足にもなっています。
かご前面に通されたもう1本のやなぎが前足となっています。この3本足も特徴的です。
3サイズは入れ子になります。
それではサイズごとにご紹介します。こちらはSサイズです。
プランターを入れたり、じゃがいもや玉ねぎなどコロッとした根菜の保存にもちょうど良さそうです。
こちらはMサイズ。
じゃがいも、玉ねぎなどの野菜、オレンジなど果物や、食材のストックをたくさん入れておくのにいい大きさです。
こちらはLサイズです。
現地の収穫で使うようなかごからしたら、こちらは小さめですが、とはいっても、やはり存在感のある大ぶりなサイズです。
ぬいぐるみなどおもちゃ入れや調味料や非常食の備蓄用にも。
現地ではじゃがいもの植え付けや収穫、りんごのピッキングのときには
とくにこのバスケットの需要が高く、ルチミャ村周辺の市場でも売られているとか。
ルチミャ村には、ほぼ全ての家にやなぎのバスケットや柵を作ったり、
売ったり、またはやなぎを栽培している人がいるそうです。
バスケット作り手の平均年齢は70代。
作り手の高齢化という状況は日本と変わりありませんが、
こちらのバスケットは、2017年にポーランドの無形文化遺産に登録されたとのこと。
ポーランドでの日常の一風景。
洗濯かごとしての使われ方も。
次世代へと継承したい、こちらのカヴォンツォク3サイズ。
いずれかお好みの大きさをお選びください。
写真協力:Serfenta