140512 リトアニア/やなぎ 丸バスケット S・L 2サイズ
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伝統的にその地で作られ続けてきた編み組み品は、身近に自生する植物を使って作られるのが基本です。日本では、竹やあけび、いぐさ、稲わらなど、その土地土地で採取できる素材で作られてきました。
ヨーロッパの場合は主に「やなぎ(willow)」や「籐(rattan)」といった素材が用いられます。
どちらも日本のかご細工ではあまり見られない素材です。
「やなぎ」というと、「シダレヤナギ」のような木から枝が垂れ下がる柳をイメージするかもしれませんが、ヨーロッパの細工に使われるのは、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。
株立ちとは、一本の茎の根元から複数の茎が分かれて立ち上がっていることをいいます。
写真はリトアニアでかご作り用に栽培されているやなぎの様子です。
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こちらのかごの材料となっているやなぎは、
栽培ではなく、リトアニアの、野生のものが使われています。
「松の根」のかごも作られる、イラさん・アナさん製のもので、
イラさんたちご自身でやなぎを収穫されています。
収穫は秋。やなぎの芽が吹く前の枝を採り、
冬場、湿気のある時期にかごを編みます。
日本の冬は湿気が少なく空気が乾燥しがちですが、
リトアニアでは反対に夏場は乾燥ぎみ、冬は湿度が高いそうです。
こちらのかごのような樹皮のついたままのやなぎは、
夏は乾いて表皮がパリパリ割れてしまうため作れず、湿気のある冬場の製作が適しているとのこと。
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こちらのページでは、樹皮のついたやなぎの丸バスケット、
「S」と「L」サイズをご紹介します。
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まずかごのフレームが作られ、そこにやなぎの枝を編みつけるようにして作られています。
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やなぎの枝は成長すると、ところどころにある芽からフワフワとした綿毛状の花穂(ネコヤナギにも見られる)が出てきます。写真でも小さな芽が見られます。こちら少し手などに引っかかるように感じられることがあります。ご了承ください。
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時おり、かごを編んだあとに、そのフワフワ、モフモフとした花穂が芽から出てくることもあるそうです。刈り取ったあとでも成長をつづけるその生命力に驚きます。
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縁を上から見たところです。
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ツヤっとした光沢のある、グリーンがかった深みのあるやなぎです。
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この持ち手と縁の接続部分の飾り編みが印象的です。ヨーロッパのかご細工によく見られる装飾で、かご全体のアクセントになっているように思います。
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持ち手、そしてかごのフレームはサクラ(おそらくエゾノウワミズザクラ)の木が使われています。
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枝を割いたりせずにそのまま編むため、かごの内側も樹皮が見られます。
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かごの内側底面で、ひごの端が少しとび出ているのが見られることがあります。引っかかりなどにご注意ください。
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また、かごと持ち手の接続部では、かごを固定するためのワイヤーが見られることもあります。こちらもご了承くださいませ。
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サイズごとにご紹介します。こちらは「S」サイズです。
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思わず両手で抱え込みたくなるような形と、大きさです。
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こちらは「L」サイズです。
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たっぷりのきのこが収穫できそうなサイズです。
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近づくと、やなぎの芳醇な香りが感じられます。
かごの色は時が経つにつれ、グリーンがかった色味から、
落ち着いたトーンの薄茶色へと移り変わっていきます。
その変化もお楽しみください。
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お出かけやお買い物に。
小物入れにしたり、お花やグリーンを飾るのも。
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どちらかお好みのサイズをお選びください。
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–リトアニアのかご–
ヨーロッパの北東、バルト海の東に並ぶバルト三国の中で最も南に位置するリトアニア。
北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランド、西はロシア領と接していて、
歴史の中では、ポーランドやロシアと国を一つにしていた時期もあり、文化的にも深い繋がりがあります。
リトアニアにはヴィシュティーティス湖をはじめとする多くの湖があり、
また湿地帯、雑木林も多く、
地形としては全体的になだらかで平坦、高低差のある山が存在しません。
そのためか都市においても雑木林などの自然は身近な生活の一部としてあり、
リトアニアの人々は秋にはきのこ狩りやベリーなどの収穫を楽しむとのこと。
他にも、庭になるりんごやハーブを採って、食生活を送っているそうです。
こうした自然素材をつかったかごは少なくなっているものの、
リトアニアでは、「かご」は(買い物や収納のためではなく、)収穫のために使われてきたそうで、
今でもきのこ狩り、ベリー摘み、ハーブ集めにと関わりが深いと聞きます。
森で採ったきのこはまだ呼吸をしているので、
ビニール袋に入れるとダメになってしまうけれど、
通気性のあるかごはきのこが呼吸を続けられるため相性よく、
ハーブも野生のリンデンやライムブロッサムなど、
木の下に散っている葉を拾いあつめ、やはり湿気ないためには
ビニールやプラスチックよりもかごが最適なんだそうです。
リトアニアでは「森の恵はみんなのもの」という考えのもと、
法律でもそれが保障されていて、日常的に森と行き来できる環境があります。
その森の恩恵を受け止めるかご。
実用的でいて、象徴的でもあるリトアニアのかご文化が
この先も続いてほしいと願わずにはいられません。
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伝統的にその地で作られ続けてきた編み組み品は、身近に自生する植物を使って作られるのが基本です。日本では、竹やあけび、いぐさ、稲わらなど、その土地土地で採取できる素材で作られてきました。
ヨーロッパの場合は主に「やなぎ(willow)」や「籐(rattan)」といった素材が用いられます。
どちらも日本のかご細工ではあまり見られない素材です。
「やなぎ」というと、「シダレヤナギ」のような木から枝が垂れ下がる柳をイメージするかもしれませんが、ヨーロッパの細工に使われるのは、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。
株立ちとは、一本の茎の根元から複数の茎が分かれて立ち上がっていることをいいます。
写真はリトアニアでかご作り用に栽培されているやなぎの様子です。
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こちらのかごの材料となっているやなぎは、
栽培ではなく、リトアニアの、野生のものが使われています。
「松の根」のかごも作られる、イラさん・アナさん製のもので、
イラさんたちご自身でやなぎを収穫されています。
収穫は秋。やなぎの芽が吹く前の枝を採り、
冬場、湿気のある時期にかごを編みます。
日本の冬は湿気が少なく空気が乾燥しがちですが、
リトアニアでは反対に夏場は乾燥ぎみ、冬は湿度が高いそうです。
こちらのかごのような樹皮のついたままのやなぎは、
夏は乾いて表皮がパリパリ割れてしまうため作れず、湿気のある冬場の製作が適しているとのこと。
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こちらのページでは、樹皮のついたやなぎの丸バスケット、
「S」と「L」サイズをご紹介します。
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近づくと、やなぎの芳醇な香りが感じられます。
かごの色は時が経つにつれ、グリーンがかった色味から、
落ち着いたトーンの薄茶色へと移り変わっていきます。
その変化もお楽しみください。
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お出かけやお買い物に。
小物入れにしたり、お花やグリーンを飾るのも。
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どちらかお好みのサイズをお選びください。
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–リトアニアのかご–
ヨーロッパの北東、バルト海の東に並ぶバルト三国の中で最も南に位置するリトアニア。
北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランド、西はロシア領と接していて、
歴史の中では、ポーランドやロシアと国を一つにしていた時期もあり、文化的にも深い繋がりがあります。
リトアニアにはヴィシュティーティス湖をはじめとする多くの湖があり、
また湿地帯、雑木林も多く、
地形としては全体的になだらかで平坦、高低差のある山が存在しません。
そのためか都市においても雑木林などの自然は身近な生活の一部としてあり、
リトアニアの人々は秋にはきのこ狩りやベリーなどの収穫を楽しむとのこと。
他にも、庭になるりんごやハーブを採って、食生活を送っているそうです。
こうした自然素材をつかったかごは少なくなっているものの、
リトアニアでは、「かご」は(買い物や収納のためではなく、)収穫のために使われてきたそうで、
今でもきのこ狩り、ベリー摘み、ハーブ集めにと関わりが深いと聞きます。
森で採ったきのこはまだ呼吸をしているので、
ビニール袋に入れるとダメになってしまうけれど、
通気性のあるかごはきのこが呼吸を続けられるため相性よく、
ハーブも野生のリンデンやライムブロッサムなど、
木の下に散っている葉を拾いあつめ、やはり湿気ないためには
ビニールやプラスチックよりもかごが最適なんだそうです。
リトアニアでは「森の恵はみんなのもの」という考えのもと、
法律でもそれが保障されていて、日常的に森と行き来できる環境があります。
その森の恩恵を受け止めるかご。
実用的でいて、象徴的でもあるリトアニアのかご文化が
この先も続いてほしいと願わずにはいられません。
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伝統的にその地で作られ続けてきた編み組み品は、身近に自生する植物を使って作られるのが基本です。日本では、竹やあけび、いぐさ、稲わらなど、その土地土地で採取できる素材で作られてきました。
ヨーロッパの場合は主に「やなぎ(willow)」や「籐(rattan)」といった素材が用いられます。
どちらも日本のかご細工ではあまり見られない素材です。
「やなぎ」というと、「シダレヤナギ」のような木から枝が垂れ下がる柳をイメージするかもしれませんが、ヨーロッパの細工に使われるのは、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。
株立ちとは、一本の茎の根元から複数の茎が分かれて立ち上がっていることをいいます。
写真はリトアニアでかご作り用に栽培されているやなぎの様子です。
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こちらのかごの材料となっているやなぎは、
栽培ではなく、リトアニアの、野生のものが使われています。
「松の根」のかごも作られる、イラさん・アナさん製のもので、
イラさんたちご自身でやなぎを収穫されています。
収穫は秋。やなぎの芽が吹く前の枝を採り、
冬場、湿気のある時期にかごを編みます。
日本の冬は湿気が少なく空気が乾燥しがちですが、
リトアニアでは反対に夏場は乾燥ぎみ、冬は湿度が高いそうです。
こちらのかごのような樹皮のついたままのやなぎは、
夏は乾いて表皮がパリパリ割れてしまうため作れず、湿気のある冬場の製作が適しているとのこと。
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こちらのページでは、樹皮のついたやなぎの丸バスケット、
「S」と「L」サイズをご紹介します。
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まずかごのフレームが作られ、そこにやなぎの枝を編みつけるようにして作られています。
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やなぎの枝は成長すると、ところどころにある芽からフワフワとした綿毛状の花穂(ネコヤナギにも見られる)が出てきます。写真でも小さな芽が見られます。こちら少し手などに引っかかるように感じられることがあります。ご了承ください。
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時おり、かごを編んだあとに、そのフワフワ、モフモフとした花穂が芽から出てくることもあるそうです。刈り取ったあとでも成長をつづけるその生命力に驚きます。
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縁を上から見たところです。
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ツヤっとした光沢のある、グリーンがかった深みのあるやなぎです。
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この持ち手と縁の接続部分の飾り編みが印象的です。ヨーロッパのかご細工によく見られる装飾で、かご全体のアクセントになっているように思います。
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持ち手、そしてかごのフレームはサクラ(おそらくエゾノウワミズザクラ)の木が使われています。
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枝を割いたりせずにそのまま編むため、かごの内側も樹皮が見られます。
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かごの内側底面で、ひごの端が少しとび出ているのが見られることがあります。引っかかりなどにご注意ください。
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また、かごと持ち手の接続部では、かごを固定するためのワイヤーが見られることもあります。こちらもご了承くださいませ。
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サイズごとにご紹介します。こちらは「S」サイズです。
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思わず両手で抱え込みたくなるような形と、大きさです。
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こちらは「L」サイズです。
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たっぷりのきのこが収穫できそうなサイズです。
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近づくと、やなぎの芳醇な香りが感じられます。
かごの色は時が経つにつれ、グリーンがかった色味から、
落ち着いたトーンの薄茶色へと移り変わっていきます。
その変化もお楽しみください。
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お出かけやお買い物に。
小物入れにしたり、お花やグリーンを飾るのも。
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どちらかお好みのサイズをお選びください。
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–リトアニアのかご–
ヨーロッパの北東、バルト海の東に並ぶバルト三国の中で最も南に位置するリトアニア。
北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランド、西はロシア領と接していて、
歴史の中では、ポーランドやロシアと国を一つにしていた時期もあり、文化的にも深い繋がりがあります。
リトアニアにはヴィシュティーティス湖をはじめとする多くの湖があり、
また湿地帯、雑木林も多く、
地形としては全体的になだらかで平坦、高低差のある山が存在しません。
そのためか都市においても雑木林などの自然は身近な生活の一部としてあり、
リトアニアの人々は秋にはきのこ狩りやベリーなどの収穫を楽しむとのこと。
他にも、庭になるりんごやハーブを採って、食生活を送っているそうです。
こうした自然素材をつかったかごは少なくなっているものの、
リトアニアでは、「かご」は(買い物や収納のためではなく、)収穫のために使われてきたそうで、
今でもきのこ狩り、ベリー摘み、ハーブ集めにと関わりが深いと聞きます。
森で採ったきのこはまだ呼吸をしているので、
ビニール袋に入れるとダメになってしまうけれど、
通気性のあるかごはきのこが呼吸を続けられるため相性よく、
ハーブも野生のリンデンやライムブロッサムなど、
木の下に散っている葉を拾いあつめ、やはり湿気ないためには
ビニールやプラスチックよりもかごが最適なんだそうです。
リトアニアでは「森の恵はみんなのもの」という考えのもと、
法律でもそれが保障されていて、日常的に森と行き来できる環境があります。
その森の恩恵を受け止めるかご。
実用的でいて、象徴的でもあるリトアニアのかご文化が
この先も続いてほしいと願わずにはいられません。