640205-1 ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Wild”


							

こちらはやなぎの樹皮を編んで作られた、持ち手のついたバスケットです。

作り手は、現在ドイツにお住まいのベンジャミンさん。フランスで生まれ育ち、かご職人であるお父様に教わり、フランスのかご技術を習得されました。

こちらは、フランス、とくにフランス西部におおく見られる伝統的なかごのかたち。

ベンジャミンさん曰く、ご自身の2世代ほどまえまで、フランス西部の農民(Paysans)の人々は、このようなこまかく丁寧に仕上げる実用のかごを、毎年農閑期である冬の間に、自分たちで数個は作っていたとのこと。

そのように、時間をかけて作られたかご、もとは収穫したじゃがいもを入れておくための“ポテトバスケット”として、よくつかわれていたとのこと。

やなぎの樹皮で作られている、こちらのかご。

材料となるやなぎは、日本でよく見られる「シダレヤナギ(木から枝が垂れ下がる柳)」とは異なり、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。

やなぎにはたくさんの種類があり、色や性質もさまざまです。

枝が細いものや太いもの、長さの異なるもの、表皮をそのまま残して使うのに適したものや、表皮を向いて白い肌合いを見せるもの。

赤っぽかったり青味がかっていたり、深い茶色系といった樹皮の色味ちがいなど、同じやなぎでも、微妙に異なる形状のものがたくさんあります。

ベンジャミンさんは、毎年の雨量や気温の変化で生育状況が変わるため、表情や状態がことなるやなぎの小枝の中から、丈夫でもっとも背のたかい品種をえらんでいるとのこと。

さらに、やなぎの枝の裂きやすさや強度、樹皮の色、その年の収穫量などを考慮しながら、10種類ほどのやなぎから、それぞれのかご編みに適した材をつかうようにしているそうです。

こちらでは、やなぎの表皮をそのままのこして編まれた、
“アウトドアバスケット”をご紹介します。

写真上:アウトドアバスケット “Wild” / 写真下:アウトドアバスケット “Fine”

別のページでご紹介している「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」
伝統的なかご作りの製法で、こちらの“Wild”よりも、さらに細やかな編み目を連ねるかたち。

こちらの“Wild”は、ベンジャミンさんが、もっとお客様にとって
手にとりやすいものにしたいというお考えから作られたかごで、
伝統的な”Fine”の作りにくらべて、材料を加工する手間やかごの編み工数を減らして、
もう少し素朴に、そしてワイルドな風合いに仕上げたオリジナルのバスケットです。

まっすぐに編まれた縁から、ゆるやかに丸みをおびて放射状に広がっていくかご。
キリっとしつつも、おおらかで、やさしく包み込んでくれるような印象も受けます。

写真下 : 「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」

お部屋の中では、整理用のバスケットとしても活躍してくれそうです。

ブランケットや衣類など、布ものを入れるときには、
引っかかりをふせぐために、かごの内側に一枚布などを敷いて
カバーされることをおすすめします。

やなぎの赤褐色をしたグラデーション。滋味のある色ですが
ふとかごが目に留まったときに、おもわずハッとするような
内側から放たれる美しさのようなものも感じられます。

このように、伝統的に作られていたバスケットのかたちを踏襲しているかごは、
今やフランス現地でも作られることは少なくなっています。

おなじようなかたちで、伝統的な手法をそのままに、
こちらのかごよりもさらに細かく編まれているバスケットもご紹介しています。

「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」はこちらから

“Fine”仕上げのバスケットも、こちらの“Wild”バスケットも、
日常的にお使いになるには、ほとんどその差はなく、軽くてじょうぶな仕上がりです。

ベンジャミンさんが「今の暮らしでも気軽につかってもらう」ことに想いをはせた、
こちらのWildバスケット、ぜひみなさまの日々の生活でお役立てください。

__ベンジャミンさんのかご作り__

かごを編むまでは、生物学や環境学、ソーシャルワーカー、
そして、写真にかかわる仕事をつづけていらっしゃいましたが、
仕事をつづけていくうちに、都市でのいそがしい暮らしに疲れてしまったとのこと。

もういちど、有意義な生活や活動をするために、かご編みの仕事を選んだそうです。

「木に触れ、自然の中に行き、ヘーゼルを集め、
自分の手で仕事をするというシンプルな感覚が大好き」というベンジャミンさん。

「かごは物を運んだり収納したりするのに毎日使うものです。
そういうものを、機械に頼らず、自然の、その土地の、
再生可能な材料で作ることができることは、
私に自立の感覚を与えてくれます」ともおっしゃいます。

かご作りの目標は、つねに完璧に仕上げることだといい、
もちろんその目標に到達することはないので、それが目標でありつづけるという
ベンジャミンさんの作り出すバスケットは、いずれもとても質が高く、
かたちの整った、丈夫なものが揃います。

▼ベンジャミンさんについてのコラムも合わせてどうぞ▽

▼出逢い/ドイツの作り手・ベンジャミンさん(前編)

▽ヘーゼルとやなぎのかごに魅了されて/ドイツの作り手・ベンジャミンさん(後編)

こちらはやなぎの樹皮を編んで作られた、持ち手のついたバスケットです。

作り手は、現在ドイツにお住まいのベンジャミンさん。フランスで生まれ育ち、かご職人であるお父様に教わり、フランスのかご技術を習得されました。

こちらは、フランス、とくにフランス西部におおく見られる伝統的なかごのかたち。

ベンジャミンさん曰く、ご自身の2世代ほどまえまで、フランス西部の農民(Paysans)の人々は、このようなこまかく丁寧に仕上げる実用のかごを、毎年農閑期である冬の間に、自分たちで数個は作っていたとのこと。

そのように、時間をかけて作られたかご、もとは収穫したじゃがいもを入れておくための“ポテトバスケット”として、よくつかわれていたとのこと。

やなぎの樹皮で作られている、こちらのかご。

材料となるやなぎは、日本でよく見られる「シダレヤナギ(木から枝が垂れ下がる柳)」とは異なり、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。

やなぎにはたくさんの種類があり、色や性質もさまざまです。

枝が細いものや太いもの、長さの異なるもの、表皮をそのまま残して使うのに適したものや、表皮を向いて白い肌合いを見せるもの。

赤っぽかったり青味がかっていたり、深い茶色系といった樹皮の色味ちがいなど、同じやなぎでも、微妙に異なる形状のものがたくさんあります。

ベンジャミンさんは、毎年の雨量や気温の変化で生育状況が変わるため、表情や状態がことなるやなぎの小枝の中から、丈夫でもっとも背のたかい品種をえらんでいるとのこと。

さらに、やなぎの枝の裂きやすさや強度、樹皮の色、その年の収穫量などを考慮しながら、10種類ほどのやなぎから、それぞれのかご編みに適した材をつかうようにしているそうです。

こちらでは、やなぎの表皮をそのままのこして編まれた、
“アウトドアバスケット”をご紹介します。

写真上:アウトドアバスケット “Wild” / 写真下:アウトドアバスケット “Fine”

別のページでご紹介している「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」
伝統的なかご作りの製法で、こちらの“Wild”よりも、さらに細やかな編み目を連ねるかたち。

こちらの“Wild”は、ベンジャミンさんが、もっとお客様にとって
手にとりやすいものにしたいというお考えから作られたかごで、
伝統的な”Fine”の作りにくらべて、材料を加工する手間やかごの編み工数を減らして、
もう少し素朴に、そしてワイルドな風合いに仕上げたオリジナルのバスケットです。

まっすぐに編まれた縁から、ゆるやかに丸みをおびて放射状に広がっていくかご。
キリっとしつつも、おおらかで、やさしく包み込んでくれるような印象も受けます。

写真下 : 「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」

お部屋の中では、整理用のバスケットとしても活躍してくれそうです。

ブランケットや衣類など、布ものを入れるときには、
引っかかりをふせぐために、かごの内側に一枚布などを敷いて
カバーされることをおすすめします。

やなぎの赤褐色をしたグラデーション。滋味のある色ですが
ふとかごが目に留まったときに、おもわずハッとするような
内側から放たれる美しさのようなものも感じられます。

このように、伝統的に作られていたバスケットのかたちを踏襲しているかごは、
今やフランス現地でも作られることは少なくなっています。

おなじようなかたちで、伝統的な手法をそのままに、
こちらのかごよりもさらに細かく編まれているバスケットもご紹介しています。

「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」はこちらから

“Fine”仕上げのバスケットも、こちらの“Wild”バスケットも、
日常的にお使いになるには、ほとんどその差はなく、軽くてじょうぶな仕上がりです。

ベンジャミンさんが「今の暮らしでも気軽につかってもらう」ことに想いをはせた、
こちらのWildバスケット、ぜひみなさまの日々の生活でお役立てください。

__ベンジャミンさんのかご作り__

かごを編むまでは、生物学や環境学、ソーシャルワーカー、
そして、写真にかかわる仕事をつづけていらっしゃいましたが、
仕事をつづけていくうちに、都市でのいそがしい暮らしに疲れてしまったとのこと。

もういちど、有意義な生活や活動をするために、かご編みの仕事を選んだそうです。

「木に触れ、自然の中に行き、ヘーゼルを集め、
自分の手で仕事をするというシンプルな感覚が大好き」というベンジャミンさん。

「かごは物を運んだり収納したりするのに毎日使うものです。
そういうものを、機械に頼らず、自然の、その土地の、
再生可能な材料で作ることができることは、
私に自立の感覚を与えてくれます」ともおっしゃいます。

かご作りの目標は、つねに完璧に仕上げることだといい、
もちろんその目標に到達することはないので、それが目標でありつづけるという
ベンジャミンさんの作り出すバスケットは、いずれもとても質が高く、
かたちの整った、丈夫なものが揃います。

▼ベンジャミンさんについてのコラムも合わせてどうぞ▽

▼出逢い/ドイツの作り手・ベンジャミンさん(前編)

▽ヘーゼルとやなぎのかごに魅了されて/ドイツの作り手・ベンジャミンさん(後編)


							

こちらはやなぎの樹皮を編んで作られた、持ち手のついたバスケットです。

作り手は、現在ドイツにお住まいのベンジャミンさん。フランスで生まれ育ち、かご職人であるお父様に教わり、フランスのかご技術を習得されました。

こちらは、フランス、とくにフランス西部におおく見られる伝統的なかごのかたち。

ベンジャミンさん曰く、ご自身の2世代ほどまえまで、フランス西部の農民(Paysans)の人々は、このようなこまかく丁寧に仕上げる実用のかごを、毎年農閑期である冬の間に、自分たちで数個は作っていたとのこと。

そのように、時間をかけて作られたかご、もとは収穫したじゃがいもを入れておくための“ポテトバスケット”として、よくつかわれていたとのこと。

やなぎの樹皮で作られている、こちらのかご。

材料となるやなぎは、日本でよく見られる「シダレヤナギ(木から枝が垂れ下がる柳)」とは異なり、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。

やなぎにはたくさんの種類があり、色や性質もさまざまです。

枝が細いものや太いもの、長さの異なるもの、表皮をそのまま残して使うのに適したものや、表皮を向いて白い肌合いを見せるもの。

赤っぽかったり青味がかっていたり、深い茶色系といった樹皮の色味ちがいなど、同じやなぎでも、微妙に異なる形状のものがたくさんあります。

ベンジャミンさんは、毎年の雨量や気温の変化で生育状況が変わるため、表情や状態がことなるやなぎの小枝の中から、丈夫でもっとも背のたかい品種をえらんでいるとのこと。

さらに、やなぎの枝の裂きやすさや強度、樹皮の色、その年の収穫量などを考慮しながら、10種類ほどのやなぎから、それぞれのかご編みに適した材をつかうようにしているそうです。

こちらでは、やなぎの表皮をそのままのこして編まれた、
“アウトドアバスケット”をご紹介します。

写真上:アウトドアバスケット “Wild” / 写真下:アウトドアバスケット “Fine”

別のページでご紹介している「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」
伝統的なかご作りの製法で、こちらの“Wild”よりも、さらに細やかな編み目を連ねるかたち。

こちらの“Wild”は、ベンジャミンさんが、もっとお客様にとって
手にとりやすいものにしたいというお考えから作られたかごで、
伝統的な”Fine”の作りにくらべて、材料を加工する手間やかごの編み工数を減らして、
もう少し素朴に、そしてワイルドな風合いに仕上げたオリジナルのバスケットです。

まっすぐに編まれた縁から、ゆるやかに丸みをおびて放射状に広がっていくかご。
キリっとしつつも、おおらかで、やさしく包み込んでくれるような印象も受けます。

写真下 : 「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」

お部屋の中では、整理用のバスケットとしても活躍してくれそうです。

ブランケットや衣類など、布ものを入れるときには、
引っかかりをふせぐために、かごの内側に一枚布などを敷いて
カバーされることをおすすめします。

やなぎの赤褐色をしたグラデーション。滋味のある色ですが
ふとかごが目に留まったときに、おもわずハッとするような
内側から放たれる美しさのようなものも感じられます。

このように、伝統的に作られていたバスケットのかたちを踏襲しているかごは、
今やフランス現地でも作られることは少なくなっています。

おなじようなかたちで、伝統的な手法をそのままに、
こちらのかごよりもさらに細かく編まれているバスケットもご紹介しています。

「ドイツ/やなぎ×ヘーゼル アウトドアバスケット “Fine”」はこちらから

“Fine”仕上げのバスケットも、こちらの“Wild”バスケットも、
日常的にお使いになるには、ほとんどその差はなく、軽くてじょうぶな仕上がりです。

ベンジャミンさんが「今の暮らしでも気軽につかってもらう」ことに想いをはせた、
こちらのWildバスケット、ぜひみなさまの日々の生活でお役立てください。

__ベンジャミンさんのかご作り__

かごを編むまでは、生物学や環境学、ソーシャルワーカー、
そして、写真にかかわる仕事をつづけていらっしゃいましたが、
仕事をつづけていくうちに、都市でのいそがしい暮らしに疲れてしまったとのこと。

もういちど、有意義な生活や活動をするために、かご編みの仕事を選んだそうです。

「木に触れ、自然の中に行き、ヘーゼルを集め、
自分の手で仕事をするというシンプルな感覚が大好き」というベンジャミンさん。

「かごは物を運んだり収納したりするのに毎日使うものです。
そういうものを、機械に頼らず、自然の、その土地の、
再生可能な材料で作ることができることは、
私に自立の感覚を与えてくれます」ともおっしゃいます。

かご作りの目標は、つねに完璧に仕上げることだといい、
もちろんその目標に到達することはないので、それが目標でありつづけるという
ベンジャミンさんの作り出すバスケットは、いずれもとても質が高く、
かたちの整った、丈夫なものが揃います。

▼ベンジャミンさんについてのコラムも合わせてどうぞ▽

▼出逢い/ドイツの作り手・ベンジャミンさん(前編)

▽ヘーゼルとやなぎのかごに魅了されて/ドイツの作り手・ベンジャミンさん(後編)