810404 富山県/菅(すげ) 菅笠 三度笠 直径48cm
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菅笠(すげがさ)の生産地である富山県高岡市。
いまは作る方が高齢になり、かつてに比べると出荷量がぐんと減っているそうですが、その製作技術は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
身近に自生する植物を採取して作られたその便利な道具は、田植えや農作業をするときの必需品でした。
長時間にわたって太陽の下で作業する時にも日傘を差さずに手作業ができて、通気性も良く、雨が降っても頭や肩が濡れるのを防いでくれる笠。
人々の暮らしにはかかせなかったことが想像できます。
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こちらのページでは、産地で「三度笠(さんどがさ)」と呼ばれるタイプをご紹介します。
時代劇などでよく登場する形で、一般的な菅笠のイメージに近い形かもしれません。
三度笠という名の由来は、江戸時代に江戸・大阪・京都を定期的に、「月に三度」往復していた
飛脚(現在の郵便や宅配業者)たちがこの形の笠を被っていたことから来ていると言われています。
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その距離を走っていたのだというから驚きです。
きっと途中で雨に降られたり、強い日差しに晒されることも多かったと想像します。
そんな旅のお供として、しっかりと大ぶりで深さもあるこの三度笠は心強い味方だったに違いありません。
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菅笠製作用に栽培し、梅雨明けに刈り取った「すげ」をよく乾燥させます。そうすると美しいクリーム色になります。
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骨組みはプラスティック製となっており、そこにすげが巻きつけてられています。また、水が編み目に流れていくよう、中心部分には水をはじく茶色い紙がはさまれています。
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内側の編み目です。横方向に骨を経由しながら、編みつけられています。
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内側の横方向に対して、外側は材料のすげが縦方向に敷き詰めて並べられています。
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それを糸で細かく編みつなぎ、一つの笠を作っていきます。とても繊細な仕事ぶりが伝わってきます。これを縫える方が年々減っているとのこと。
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縁を外側から見たところです。細い竹がぐるっと回され、芯材と結びつけられて縦方向のすげがしっかりと留まっています。縁の芯材には真竹が使われています。
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内側の縁作りも見事で、縦方向のすげを畳み込みつつ、編まれています。
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かぶるときに頭に載せる部分です。写真左の「丸当て(まるあて)」と、写真右の「五徳(ごとく)」があります。丸当ては読んで字の如く、頭に当てる(のせる)ようにして使います。五徳は頭にスポッとかぶるようなイメージです。五徳は少し大きめの作りです。(こちらは菅笠「浅山」を使用した写真です。)
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「丸当て」には耳にかける縄がついています。この縄をねじって8の字にして使ったほうが安定します。
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また、丸当ての紐はこれまで草をよった縄を使っていましたが、ビニール紐のものに順次変更されていくとのことです。紐の材質はお選びいただけませんので、あらかじめご了承下さいませ。
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丸当ては笠本体に4箇所、結束バンドで留められています。この結束バンドは切らないようお気をつけください。
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片方の縄には、このように綿の紐が取り付けてあります。これを使って、あごに結びつけます。
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こちらは五徳です。綿紐が付いています。かぶるところは少し大きめの円周となっています。大きい場合はタオルや手拭いなどを挟んで調節されると良いです。
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五徳の綿紐はご自身で結んでいただくタイプや、プラスティックの留め具が付いているタイプがございます。どちらのタイプかは産地からの入荷によって変わります。ご注文時には弊店にある在庫のものをお出しいたしますため、お客様の方でどちらかのタイプをお選びいただくことはできかねますので、あらかじめご了承ください。
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ときおり、頂点から放射状に出るすげが折れたり切れたりしていることがあります。作り手の方によりますと、これは装飾ではなく、製作工程の最後、始末をする上でこうしてすげが出るだけとのこと。ご使用に問題ありません。不良品ではありませんので、予めご了承ください。見栄えがきになるようでしたら、根本付近で切ると目立たなくなりますので適宜お試しください。(留めている糸を切らないようお気をつけください。)
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また、取り付ける「丸当て」と「五徳」については、
- 頭の形やサイズを問わず取り付けられるのが「丸当て」
- スポッとかぶれるフィット感がお好みなら「五徳」
丸当てに比べると、五徳は高さがあるので、笠を浅くかぶるようになります。
また、丸当ては高さがないため、笠の中に頭が深く入ります。
※通常は「丸当て」タイプでのお届けとなります。
「五徳」をご希望の方は、備考欄にその旨ご記入ください。
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軽くて風通しよく、涼しいと昔から使われている菅笠は、水や雪もはじいてくれます。
土や泥で汚れたら、水でも洗えます。洗い終わったら、風通しの良いところに引っ掛けてよく乾かしてください。
この三度笠は舞台衣装でもよくご利用いただいています。
本格的にお遍路をまわったり、旅のお供にもいかがでしょうか。
畑仕事などでも、しっかりと日差しから守りたいという方は、こちらもよろしいかもしれません。
菅笠の代表的な形の三度笠、ぜひ日々の生活でお役立てください。
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菅笠(すげがさ)の生産地である富山県高岡市。
いまは作る方が高齢になり、かつてに比べると出荷量がぐんと減っているそうですが、その製作技術は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
身近に自生する植物を採取して作られたその便利な道具は、田植えや農作業をするときの必需品でした。
長時間にわたって太陽の下で作業する時にも日傘を差さずに手作業ができて、通気性も良く、雨が降っても頭や肩が濡れるのを防いでくれる笠。
人々の暮らしにはかかせなかったことが想像できます。
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こちらのページでは、産地で「三度笠(さんどがさ)」と呼ばれるタイプをご紹介します。
時代劇などでよく登場する形で、一般的な菅笠のイメージに近い形かもしれません。
三度笠という名の由来は、江戸時代に江戸・大阪・京都を定期的に、「月に三度」往復していた
飛脚(現在の郵便や宅配業者)たちがこの形の笠を被っていたことから来ていると言われています。
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その距離を走っていたのだというから驚きです。
きっと途中で雨に降られたり、強い日差しに晒されることも多かったと想像します。
そんな旅のお供として、しっかりと大ぶりで深さもあるこの三度笠は心強い味方だったに違いありません。
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また、取り付ける「丸当て」と「五徳」については、
- 頭の形やサイズを問わず取り付けられるのが「丸当て」
- スポッとかぶれるフィット感がお好みなら「五徳」
丸当てに比べると、五徳は高さがあるので、笠を浅くかぶるようになります。
また、丸当ては高さがないため、笠の中に頭が深く入ります。
※通常は「丸当て」タイプでのお届けとなります。
「五徳」をご希望の方は、備考欄にその旨ご記入ください。
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軽くて風通しよく、涼しいと昔から使われている菅笠は、水や雪もはじいてくれます。
土や泥で汚れたら、水でも洗えます。洗い終わったら、風通しの良いところに引っ掛けてよく乾かしてください。
この三度笠は舞台衣装でもよくご利用いただいています。
本格的にお遍路をまわったり、旅のお供にもいかがでしょうか。
畑仕事などでも、しっかりと日差しから守りたいという方は、こちらもよろしいかもしれません。
菅笠の代表的な形の三度笠、ぜひ日々の生活でお役立てください。
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菅笠(すげがさ)の生産地である富山県高岡市。
いまは作る方が高齢になり、かつてに比べると出荷量がぐんと減っているそうですが、その製作技術は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
身近に自生する植物を採取して作られたその便利な道具は、田植えや農作業をするときの必需品でした。
長時間にわたって太陽の下で作業する時にも日傘を差さずに手作業ができて、通気性も良く、雨が降っても頭や肩が濡れるのを防いでくれる笠。
人々の暮らしにはかかせなかったことが想像できます。
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こちらのページでは、産地で「三度笠(さんどがさ)」と呼ばれるタイプをご紹介します。
時代劇などでよく登場する形で、一般的な菅笠のイメージに近い形かもしれません。
三度笠という名の由来は、江戸時代に江戸・大阪・京都を定期的に、「月に三度」往復していた
飛脚(現在の郵便や宅配業者)たちがこの形の笠を被っていたことから来ていると言われています。
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その距離を走っていたのだというから驚きです。
きっと途中で雨に降られたり、強い日差しに晒されることも多かったと想像します。
そんな旅のお供として、しっかりと大ぶりで深さもあるこの三度笠は心強い味方だったに違いありません。
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菅笠製作用に栽培し、梅雨明けに刈り取った「すげ」をよく乾燥させます。そうすると美しいクリーム色になります。
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骨組みはプラスティック製となっており、そこにすげが巻きつけてられています。また、水が編み目に流れていくよう、中心部分には水をはじく茶色い紙がはさまれています。
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内側の編み目です。横方向に骨を経由しながら、編みつけられています。
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それを糸で細かく編みつなぎ、一つの笠を作っていきます。とても繊細な仕事ぶりが伝わってきます。これを縫える方が年々減っているとのこと。
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縁を外側から見たところです。細い竹がぐるっと回され、芯材と結びつけられて縦方向のすげがしっかりと留まっています。縁の芯材には真竹が使われています。
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内側の縁作りも見事で、縦方向のすげを畳み込みつつ、編まれています。
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かぶるときに頭に載せる部分です。写真左の「丸当て(まるあて)」と、写真右の「五徳(ごとく)」があります。丸当ては読んで字の如く、頭に当てる(のせる)ようにして使います。五徳は頭にスポッとかぶるようなイメージです。五徳は少し大きめの作りです。(こちらは菅笠「浅山」を使用した写真です。)
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「丸当て」には耳にかける縄がついています。この縄をねじって8の字にして使ったほうが安定します。
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また、丸当ての紐はこれまで草をよった縄を使っていましたが、ビニール紐のものに順次変更されていくとのことです。紐の材質はお選びいただけませんので、あらかじめご了承下さいませ。
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丸当ては笠本体に4箇所、結束バンドで留められています。この結束バンドは切らないようお気をつけください。
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片方の縄には、このように綿の紐が取り付けてあります。これを使って、あごに結びつけます。
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こちらは五徳です。綿紐が付いています。かぶるところは少し大きめの円周となっています。大きい場合はタオルや手拭いなどを挟んで調節されると良いです。
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五徳の綿紐はご自身で結んでいただくタイプや、プラスティックの留め具が付いているタイプがございます。どちらのタイプかは産地からの入荷によって変わります。ご注文時には弊店にある在庫のものをお出しいたしますため、お客様の方でどちらかのタイプをお選びいただくことはできかねますので、あらかじめご了承ください。
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ときおり、頂点から放射状に出るすげが折れたり切れたりしていることがあります。作り手の方によりますと、これは装飾ではなく、製作工程の最後、始末をする上でこうしてすげが出るだけとのこと。ご使用に問題ありません。不良品ではありませんので、予めご了承ください。見栄えがきになるようでしたら、根本付近で切ると目立たなくなりますので適宜お試しください。(留めている糸を切らないようお気をつけください。)
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また、取り付ける「丸当て」と「五徳」については、
- 頭の形やサイズを問わず取り付けられるのが「丸当て」
- スポッとかぶれるフィット感がお好みなら「五徳」
丸当てに比べると、五徳は高さがあるので、笠を浅くかぶるようになります。
また、丸当ては高さがないため、笠の中に頭が深く入ります。
※通常は「丸当て」タイプでのお届けとなります。
「五徳」をご希望の方は、備考欄にその旨ご記入ください。
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軽くて風通しよく、涼しいと昔から使われている菅笠は、水や雪もはじいてくれます。
土や泥で汚れたら、水でも洗えます。洗い終わったら、風通しの良いところに引っ掛けてよく乾かしてください。
この三度笠は舞台衣装でもよくご利用いただいています。
本格的にお遍路をまわったり、旅のお供にもいかがでしょうか。
畑仕事などでも、しっかりと日差しから守りたいという方は、こちらもよろしいかもしれません。
菅笠の代表的な形の三度笠、ぜひ日々の生活でお役立てください。
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