山梨県/スズ竹 小ざる(米とぎざる・水切りざる)特小・小・中 3サイズ
およそ400年前の江戸時代初期から続く、山梨県のスズ竹細工。
富士山の二合目付近に自生するスズ竹は、細くしなやかでざるを作るのに適していました。
他の地域での竹細工は大概、秋から冬にかけて材料を取りますが、
こちらのスズ竹は一年中材料を採取することが可能です。
そのため、いつも美しい色味とよい香りが漂います。
ざるを編む材料のことを産地では「ヘゴ」と呼びます。
直径1cmにも満たない細いスズ竹を4つ割りや6つ割りにして、表皮に近い部分だけを削り出し、編むためのヘゴを作ります。
そのヘゴを鉄の板に開けた穴に通しながら、幅をそろえていきます。
そんな工程を経て編まれた、産地で「小ざる」と呼ばれる深さがあるざるです。
こちらのページでは産地における一番小さいサイズから3サイズをご紹介します。
どのサイズも基本的な作りは同じです。
この補強の力竹は長くざるを使っていく上では、大切な役割を果たします。
ざるは水を含んだお米など、重いものを繰り返し入れて使っていると、
だんだんと、ざるの底に近い側面の編み目が離れていくことがあります。
それをこの力竹があることによって、防いでいます。
この「小ざる」にはサイズに関わらず、一番小さいサイズにも力竹が通っていて、安心感のある作りです。
それでは、3サイズを順にご紹介します。
こちらは一番小さい特小サイズです。直径は18cm-20cm程度で、深さが9-10cm程です。底の外寸直径は13-14cm程度です。 お米ですと、二合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 次は、小サイズです。産地では二番目に小さいです。直径は21cm-24cm程度で、深さが10cm-11cm程です。底の外寸直径は13-14cm程度です。 お米ですと三合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 最後は中サイズです。産地では小さい方から三番目のサイズです。
直径26cm程で、深さ12cm程です。底の外寸直径は17cm程度です。 お米ですと五合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 この3サイズはこのように入れ子にもなるので、複数あってもあまり場所を取りません。 米とぎざるとして使われるときには、下にボールなどを敷き、お米の入ったざるを入れ、流水でぐるぐると手を回すと、編み目やお米同士がぶつかり糠が落ちます。
ボールの水を数回変えて、同じ動作を繰り返します。ざるの側面にこすりつけたりする必要はありません。
ざるを作るときに、山梨県のスズ竹の材料は他の地域に比べて短いこともあり、ぐるぐるまわすヘゴはどんどんと継ぎ足していきます。
この職人さんの場合、反時計まわりに手をまわしたほうが、継ぎ足した時に少し飛び出る竹が指に当たりにくいです。
とはいえ、右の写真のように少し飛び出してしまうことがどうしてもありますので、
米とぎなどで中に手を入れる場合などはくれぐれもお気をつけください。
特小・小・中の3サイズの中から、お好みのサイズをお選びくださいませ。
およそ400年前の江戸時代初期から続く、山梨県のスズ竹細工。
富士山の二合目付近に自生するスズ竹は、細くしなやかでざるを作るのに適していました。
他の地域での竹細工は大概、秋から冬にかけて材料を取りますが、
こちらのスズ竹は一年中材料を採取することが可能です。
そのため、いつも美しい色味とよい香りが漂います。
ざるを編む材料のことを産地では「ヘゴ」と呼びます。
直径1cmにも満たない細いスズ竹を4つ割りや6つ割りにして、表皮に近い部分だけを削り出し、編むためのヘゴを作ります。
そのヘゴを鉄の板に開けた穴に通しながら、幅をそろえていきます。
そんな工程を経て編まれた、産地で「小ざる」と呼ばれる深さがあるざるです。
こちらのページでは産地における一番小さいサイズから3サイズをご紹介します。
どのサイズも基本的な作りは同じです。
平たいざるを作るのと同様に、底の中心から作っていきます。中心から放射状に伸びたひごに、巻きつけるように編んでいきます。 2本ずつの縦骨に横にまわすヘゴを規則的に編み重ねています。ざるの内側につるつるの表皮が来るように編んでいます。 縁は縁巻き用の柔らかい竹を使って巻きます。この新竹のことを産地では「ノロッコ」と呼ばれています。 巻縁仕上げ(まきぶちしあげ)と呼ばれる手法です。 この方法ですと、真竹細工の縁の仕上げでよく用いられる籐(とう)や、針金や銅線などの他の材に頼らずに竹だけで完結できます。 そして、この深いタイプのこの「小ざる」で特徴的なのは、中心部分に見える底から縁にかかっている補強の力竹(ちからだけ)です。 円に対して、十字に縁から反対側の縁へとかけられています。 途中の編み目にも刺しながら、ざるを支えています。
この補強の力竹は長くざるを使っていく上では、大切な役割を果たします。
ざるは水を含んだお米など、重いものを繰り返し入れて使っていると、
だんだんと、ざるの底に近い側面の編み目が離れていくことがあります。
それをこの力竹があることによって、防いでいます。
この「小ざる」にはサイズに関わらず、一番小さいサイズにも力竹が通っていて、安心感のある作りです。
それでは、3サイズを順にご紹介します。
こちらは一番小さい特小サイズです。直径は18cm-20cm程度で、深さが9-10cm程です。底の外寸直径は13-14cm程度です。 お米ですと、二合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 次は、小サイズです。産地では二番目に小さいです。直径は21cm-24cm程度で、深さが10cm-11cm程です。底の外寸直径は13-14cm程度です。 お米ですと三合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 最後は中サイズです。産地では小さい方から三番目のサイズです。
直径26cm程で、深さ12cm程です。底の外寸直径は17cm程度です。お米ですと五合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 この3サイズはこのように入れ子にもなるので、複数あってもあまり場所を取りません。 米とぎざるとして使われるときには、下にボールなどを敷き、お米の入ったざるを入れ、流水でぐるぐると手を回すと、編み目やお米同士がぶつかり糠が落ちます。
ボールの水を数回変えて、同じ動作を繰り返します。ざるの側面にこすりつけたりする必要はありません。
ざるを作るときに、山梨県のスズ竹の材料は他の地域に比べて短いこともあり、ぐるぐるまわすヘゴはどんどんと継ぎ足していきます。
この職人さんの場合、反時計まわりに手をまわしたほうが、継ぎ足した時に少し飛び出る竹が指に当たりにくいです。
とはいえ、右の写真のように少し飛び出してしまうことがどうしてもありますので、
米とぎなどで中に手を入れる場合などはくれぐれもお気をつけください。
特小・小・中の3サイズの中から、お好みのサイズをお選びくださいませ。
およそ400年前の江戸時代初期から続く、山梨県のスズ竹細工。
富士山の二合目付近に自生するスズ竹は、細くしなやかでざるを作るのに適していました。
他の地域での竹細工は大概、秋から冬にかけて材料を取りますが、
こちらのスズ竹は一年中材料を採取することが可能です。
そのため、いつも美しい色味とよい香りが漂います。
ざるを編む材料のことを産地では「ヘゴ」と呼びます。
直径1cmにも満たない細いスズ竹を4つ割りや6つ割りにして、表皮に近い部分だけを削り出し、編むためのヘゴを作ります。
そのヘゴを鉄の板に開けた穴に通しながら、幅をそろえていきます。
そんな工程を経て編まれた、産地で「小ざる」と呼ばれる深さがあるざるです。
こちらのページでは産地における一番小さいサイズから3サイズをご紹介します。
どのサイズも基本的な作りは同じです。
平たいざるを作るのと同様に、底の中心から作っていきます。中心から放射状に伸びたひごに、巻きつけるように編んでいきます。 2本ずつの縦骨に横にまわすヘゴを規則的に編み重ねています。ざるの内側につるつるの表皮が来るように編んでいます。 縁は縁巻き用の柔らかい竹を使って巻きます。この新竹のことを産地では「ノロッコ」と呼ばれています。 巻縁仕上げ(まきぶちしあげ)と呼ばれる手法です。 この方法ですと、真竹細工の縁の仕上げでよく用いられる籐(とう)や、針金や銅線などの他の材に頼らずに竹だけで完結できます。 そして、この深いタイプのこの「小ざる」で特徴的なのは、中心部分に見える底から縁にかかっている補強の力竹(ちからだけ)です。 円に対して、十字に縁から反対側の縁へとかけられています。 途中の編み目にも刺しながら、ざるを支えています。
この補強の力竹は長くざるを使っていく上では、大切な役割を果たします。
ざるは水を含んだお米など、重いものを繰り返し入れて使っていると、
だんだんと、ざるの底に近い側面の編み目が離れていくことがあります。
それをこの力竹があることによって、防いでいます。
この「小ざる」にはサイズに関わらず、一番小さいサイズにも力竹が通っていて、安心感のある作りです。
それでは、3サイズを順にご紹介します。
こちらは一番小さい特小サイズです。直径は18cm-20cm程度で、深さが9-10cm程です。底の外寸直径は13-14cm程度です。 お米ですと、二合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 次は、小サイズです。産地では二番目に小さいです。直径は21cm-24cm程度で、深さが10cm-11cm程です。底の外寸直径は13-14cm程度です。 お米ですと三合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 最後は中サイズです。産地では小さい方から三番目のサイズです。
直径26cm程で、深さ12cm程です。底の外寸直径は17cm程度です。 お米ですと五合程度入れて洗うのがちょうどよいと言われています。 この3サイズはこのように入れ子にもなるので、複数あってもあまり場所を取りません。 米とぎざるとして使われるときには、下にボールなどを敷き、お米の入ったざるを入れ、流水でぐるぐると手を回すと、編み目やお米同士がぶつかり糠が落ちます。
ボールの水を数回変えて、同じ動作を繰り返します。ざるの側面にこすりつけたりする必要はありません。
ざるを作るときに、山梨県のスズ竹の材料は他の地域に比べて短いこともあり、ぐるぐるまわすヘゴはどんどんと継ぎ足していきます。
この職人さんの場合、反時計まわりに手をまわしたほうが、継ぎ足した時に少し飛び出る竹が指に当たりにくいです。
とはいえ、右の写真のように少し飛び出してしまうことがどうしてもありますので、
米とぎなどで中に手を入れる場合などはくれぐれもお気をつけください。
特小・小・中の3サイズの中から、お好みのサイズをお選びくださいませ。