311228-1 長野県/あけび すかし編み丸盛りかご
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こちらはあけびの蔓で編まれた持ち手付きのかごです。
長野県では表皮を剥いた、むきあけびというグレーの蔓で編むかごもありますが、
こちらは自然界での姿そのままの茶色い表皮がついた蔓で編んでいます。
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この産地で「すかし編み」と呼ばれる技法で編まれています。あけび蔓を半分に割くことなく、丸のまま編んでいます。
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あけび蔓細工においては、他の青森県や秋田県の産地では「こだし編み」という名前でも知られている定番の編み方です。あけび蔓ならではの編み方でこの連なりが美しいです。
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次に側面から縁を見たところです。全体の編み目よりもう少し太い蔓を半分に裂き、隙間少なく編まれています。
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上から見ると、縁部分は矢筈巻き(やはずまき)と言って、弓矢の羽の部分のような形を作る巻き方となっています。両サイドから編み込んでいくため、丈夫な縁留めと言われます。
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縁と持ち手の接続部分です。持ち手と縁の接続部分を内側から見ています。
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3本ずつの蔓で縁に少し遊びを持ちながらも、しっかりと固定されています。ピンと立った持ち手がアクセントになっています。
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底部分は6本〜7本のあじろ編みから始まっています。その蔓がそのまま縦骨となっていきます。
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山に自生していたそのままの風合いを残したあけび蔓。
色味の自然なグラデーションや落ち着きのある色合いはいくら見ていても見飽きることがなく、
穏やかでゆったりとした気分にさせてくれます。
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バナナやりんごなど、または旬のフルーツを盛って。
少し追熟したい果物を置いておくのにも良いと思います。
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キッチンまわりにあるだけで何か入れておきたくなる。
耳の立ったその出で立ちの可愛らしさと、かご全体の丸みが目も楽しませてくれます。
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<長野県北部のあけび蔓細工>
長野県では江戸時代の初めから雪深い冬の間の副業として、
かごや玩具などの暮らしの道具が作られてきました。
中でも長野県北部で作られるあけび蔓細工は2種類あります。
青森県、秋田県、山形県、新潟県など、
他の産地でも見られる表皮がついた「茶色いあけび蔓」と、
温泉に一週間ほどつけ、さらに川に一ヶ月ほど浸して発酵させてから、
表皮を剥いた「灰色のむきあけび蔓」です。
元々長野県北部のあけび蔓細工は全て「むきあけび蔓」だったとのこと。
むきあけびは編み始めるまでに多くの手間と時間がかかりますが、
この地でしか出せない色味で編まれたかごには、他にはない魅力があります。
ともに良質な材料のみ厳選して、高い編み技術で多様な形のかごを作り続けています。
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こちらはあけびの蔓で編まれた持ち手付きのかごです。
長野県では表皮を剥いた、むきあけびというグレーの蔓で編むかごもありますが、
こちらは自然界での姿そのままの茶色い表皮がついた蔓で編んでいます。
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山に自生していたそのままの風合いを残したあけび蔓。
色味の自然なグラデーションや落ち着きのある色合いはいくら見ていても見飽きることがなく、
穏やかでゆったりとした気分にさせてくれます。
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バナナやりんごなど、または旬のフルーツを盛って。
少し追熟したい果物を置いておくのにも良いと思います。
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キッチンまわりにあるだけで何か入れておきたくなる。
耳の立ったその出で立ちの可愛らしさと、かご全体の丸みが目も楽しませてくれます。
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<長野県北部のあけび蔓細工>
長野県では江戸時代の初めから雪深い冬の間の副業として、
かごや玩具などの暮らしの道具が作られてきました。
中でも長野県北部で作られるあけび蔓細工は2種類あります。
青森県、秋田県、山形県、新潟県など、
他の産地でも見られる表皮がついた「茶色いあけび蔓」と、
温泉に一週間ほどつけ、さらに川に一ヶ月ほど浸して発酵させてから、
表皮を剥いた「灰色のむきあけび蔓」です。
元々長野県北部のあけび蔓細工は全て「むきあけび蔓」だったとのこと。
むきあけびは編み始めるまでに多くの手間と時間がかかりますが、
この地でしか出せない色味で編まれたかごには、他にはない魅力があります。
ともに良質な材料のみ厳選して、高い編み技術で多様な形のかごを作り続けています。
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こちらはあけびの蔓で編まれた持ち手付きのかごです。
長野県では表皮を剥いた、むきあけびというグレーの蔓で編むかごもありますが、
こちらは自然界での姿そのままの茶色い表皮がついた蔓で編んでいます。
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この産地で「すかし編み」と呼ばれる技法で編まれています。あけび蔓を半分に割くことなく、丸のまま編んでいます。
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あけび蔓細工においては、他の青森県や秋田県の産地では「こだし編み」という名前でも知られている定番の編み方です。あけび蔓ならではの編み方でこの連なりが美しいです。
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次に側面から縁を見たところです。全体の編み目よりもう少し太い蔓を半分に裂き、隙間少なく編まれています。
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上から見ると、縁部分は矢筈巻き(やはずまき)と言って、弓矢の羽の部分のような形を作る巻き方となっています。両サイドから編み込んでいくため、丈夫な縁留めと言われます。
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縁と持ち手の接続部分です。持ち手と縁の接続部分を内側から見ています。
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3本ずつの蔓で縁に少し遊びを持ちながらも、しっかりと固定されています。ピンと立った持ち手がアクセントになっています。
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底部分は6本〜7本のあじろ編みから始まっています。その蔓がそのまま縦骨となっていきます。
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山に自生していたそのままの風合いを残したあけび蔓。
色味の自然なグラデーションや落ち着きのある色合いはいくら見ていても見飽きることがなく、
穏やかでゆったりとした気分にさせてくれます。
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バナナやりんごなど、または旬のフルーツを盛って。
少し追熟したい果物を置いておくのにも良いと思います。
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キッチンまわりにあるだけで何か入れておきたくなる。
耳の立ったその出で立ちの可愛らしさと、かご全体の丸みが目も楽しませてくれます。
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<長野県北部のあけび蔓細工>
長野県では江戸時代の初めから雪深い冬の間の副業として、
かごや玩具などの暮らしの道具が作られてきました。
中でも長野県北部で作られるあけび蔓細工は2種類あります。
青森県、秋田県、山形県、新潟県など、
他の産地でも見られる表皮がついた「茶色いあけび蔓」と、
温泉に一週間ほどつけ、さらに川に一ヶ月ほど浸して発酵させてから、
表皮を剥いた「灰色のむきあけび蔓」です。
元々長野県北部のあけび蔓細工は全て「むきあけび蔓」だったとのこと。
むきあけびは編み始めるまでに多くの手間と時間がかかりますが、
この地でしか出せない色味で編まれたかごには、他にはない魅力があります。
ともに良質な材料のみ厳選して、高い編み技術で多様な形のかごを作り続けています。