610225-1 長野県/根曲竹 すいのう


							

こちらは茹でたものを熱湯から揚げるのに使う、昔ながらの道具「すいのう」です。

おそばが有名な戸隠ならではの道具とも言えます。大きなそば茹で釜にこのすいのうをざぶんと入れて、おそばをゆっくりと集めて、ざーっと揚げる。

麺類に限らず、お湯を捨てずに連続して、団子や野菜などを茹で上げるのにも最適です。全長50cm以上ある、昔から使われている実用的なサイズです。

急峻な山が続く長野の戸隠エリアでは、田んぼが少なく、お米をたくさん作ることができなかったため、
そばなどでお腹を満たし、また、客人におもてなしをする文化ができたとも聞きます。

きっとご家族の食事やおもてなしの時にはさぞ、たくさん茹でるものがあったと想像します。
その時にはこのようにお湯を無駄にせずに、続けて調理ができるこの「すいのう」は必需品であったと思います。

このように編み目があいていても、ちゃんとおそばが掬えるのがこの道具の妙です。
編み目が開いているということは、軽いという意味にもなります。
日々使う道具が軽いのは、使う人にとって、とても大切なことです。

現在では、この道具は必需品ではないかもしれませんが、
大釜にたっぷりのお湯で茹でる麺や団子などはさぞ美味しいだろうと思います。

現在、各地ですいのう作りが途絶えていく中で、貴重なものとなってきています。
この本格的なサイズの根曲竹すいのうを、ぜひ使ってみてください。

<長野県戸隠の根曲竹細工>
江戸時代初期から戸隠中社地区の人々の生活の糧として始まりました。
平地が少なく水田がない戸隠においては竹が年貢として特例で認められるほど、
暮らしと竹が密接に関わりあっていました。
明治時代から昭和中期にかけては養蚕業に隆盛に伴い、
蚕籠(かいごかご)等の需要が高まり、生産量、職人数ともに最盛期を迎えました。

国有林から伐採の権利を借りて、材料採取は行われており、
大切な資源保護のため、春のタケノコの時期には乱獲されないよう「筍番」を
竹細工生産組合の組合員が交代で行っています。

そうした採取された根曲竹を表面を磨き、四つ割りされ、皮と身を分けてひごにします。
びく、ざる、目かご(茶碗かご)、箕の4つが代表的な細工とされています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。

こちらは茹でたものを熱湯から揚げるのに使う、昔ながらの道具「すいのう」です。

おそばが有名な戸隠ならではの道具とも言えます。大きなそば茹で釜にこのすいのうをざぶんと入れて、おそばをゆっくりと集めて、ざーっと揚げる。

麺類に限らず、お湯を捨てずに連続して、団子や野菜などを茹で上げるのにも最適です。全長50cm以上ある、昔から使われている実用的なサイズです。

急峻な山が続く長野の戸隠エリアでは、田んぼが少なく、お米をたくさん作ることができなかったため、
そばなどでお腹を満たし、また、客人におもてなしをする文化ができたとも聞きます。

きっとご家族の食事やおもてなしの時にはさぞ、たくさん茹でるものがあったと想像します。
その時にはこのようにお湯を無駄にせずに、続けて調理ができるこの「すいのう」は必需品であったと思います。

このように編み目があいていても、ちゃんとおそばが掬えるのがこの道具の妙です。
編み目が開いているということは、軽いという意味にもなります。
日々使う道具が軽いのは、使う人にとって、とても大切なことです。

現在では、この道具は必需品ではないかもしれませんが、
大釜にたっぷりのお湯で茹でる麺や団子などはさぞ美味しいだろうと思います。

現在、各地ですいのう作りが途絶えていく中で、貴重なものとなってきています。
この本格的なサイズの根曲竹すいのうを、ぜひ使ってみてください。

<長野県戸隠の根曲竹細工>
江戸時代初期から戸隠中社地区の人々の生活の糧として始まりました。
平地が少なく水田がない戸隠においては竹が年貢として特例で認められるほど、
暮らしと竹が密接に関わりあっていました。
明治時代から昭和中期にかけては養蚕業に隆盛に伴い、
蚕籠(かいごかご)等の需要が高まり、生産量、職人数ともに最盛期を迎えました。

国有林から伐採の権利を借りて、材料採取は行われており、
大切な資源保護のため、春のタケノコの時期には乱獲されないよう「筍番」を
竹細工生産組合の組合員が交代で行っています。

そうした採取された根曲竹を表面を磨き、四つ割りされ、皮と身を分けてひごにします。
びく、ざる、目かご(茶碗かご)、箕の4つが代表的な細工とされています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。


							

こちらは茹でたものを熱湯から揚げるのに使う、昔ながらの道具「すいのう」です。

おそばが有名な戸隠ならではの道具とも言えます。大きなそば茹で釜にこのすいのうをざぶんと入れて、おそばをゆっくりと集めて、ざーっと揚げる。

麺類に限らず、お湯を捨てずに連続して、団子や野菜などを茹で上げるのにも最適です。全長50cm以上ある、昔から使われている実用的なサイズです。

急峻な山が続く長野の戸隠エリアでは、田んぼが少なく、お米をたくさん作ることができなかったため、
そばなどでお腹を満たし、また、客人におもてなしをする文化ができたとも聞きます。

きっとご家族の食事やおもてなしの時にはさぞ、たくさん茹でるものがあったと想像します。
その時にはこのようにお湯を無駄にせずに、続けて調理ができるこの「すいのう」は必需品であったと思います。

このように編み目があいていても、ちゃんとおそばが掬えるのがこの道具の妙です。
編み目が開いているということは、軽いという意味にもなります。
日々使う道具が軽いのは、使う人にとって、とても大切なことです。

現在では、この道具は必需品ではないかもしれませんが、
大釜にたっぷりのお湯で茹でる麺や団子などはさぞ美味しいだろうと思います。

現在、各地ですいのう作りが途絶えていく中で、貴重なものとなってきています。
この本格的なサイズの根曲竹すいのうを、ぜひ使ってみてください。

<長野県戸隠の根曲竹細工>
江戸時代初期から戸隠中社地区の人々の生活の糧として始まりました。
平地が少なく水田がない戸隠においては竹が年貢として特例で認められるほど、
暮らしと竹が密接に関わりあっていました。
明治時代から昭和中期にかけては養蚕業に隆盛に伴い、
蚕籠(かいごかご)等の需要が高まり、生産量、職人数ともに最盛期を迎えました。

国有林から伐採の権利を借りて、材料採取は行われており、
大切な資源保護のため、春のタケノコの時期には乱獲されないよう「筍番」を
竹細工生産組合の組合員が交代で行っています。

そうした採取された根曲竹を表面を磨き、四つ割りされ、皮と身を分けてひごにします。
びく、ざる、目かご(茶碗かご)、箕の4つが代表的な細工とされています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。