610232-1 長野県/根曲竹 茶碗かご 楕円 浅 中
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長野県戸隠-とがくし-で使われる根曲竹細工は、
ざる、びく、目かご(または茶碗かご)、箕-み-の4つを代表的な細工としています。
こちらはその中の1つ、茶碗かごです。
産地では「茶盆-ちゃぼん-かご」という名でも呼ばれています。
さらにこちらはその茶盆かごの技術を再度研ぎ澄まし、
材料をしっかり見定め、ひごを細めに丁寧に作り、
仕上がった形のバランスにも気を遣った浅めのかごです。
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「茶盆」とは、茶器を載せる盆のことですが、
こちらは根曲竹で作られた、少し縁の立ったかご型の茶盆です。
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「”水切りかご”として使えるでしょうか」というお問い合わせをよくいただきますが、
こちらは製品の仕様上、水に湿らせたままにしますと、
カビの発生や劣化を早めることにもつながりますので、
水切りのためのかごとしてはおすすめいたしません。
こちらは、洗ってよく拭いた(もしくはよく水を切った)器を
さらにしっかり乾かすためのかご、
または、よく乾いた器を伏せて収納しておくかご
という形の使い方をご提案しております。
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こちらのページでは茶碗かごの浅い楕円タイプをご紹介します。
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どちらかというと細かい編み模様の仕上がりです。
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かごの胴部分は竹細工の基本である「六つ目編み」にさらにひごを交差に差した編み目になっています。戸隠エリアでよく使われる編み方です。
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縁も編み目に合わせて巻かれています。芯材にも全て根曲竹を使用しています。また、全体のバランスを考えて、芯材の竹も細い竹を使っています。
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こちらは内側です。外側から見たところと変わらず、すべての編み目に縁巻きが通っていることがわかります。
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こちらは上から見たところです。
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かごの深さは浅めで、お茶碗やお椀をふせるのにちょうど良い深さかと思います。
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底の編み目も六つ目編みにもう一本ひごを差す編み方で、底面を強固にしています。仕上げの処理として、ひごからヒゲのように出ているささくれを火で炙るため、写真のような焦げ目がつくことがあります。不良品ではありませんので、予めご了承ください。
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かごの底には、3本の力竹(ちからだけ)が十字に入っています。この力竹が底面を支えてくれます。
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こちらのように高台がついて、底上げになっているかごは使い勝手がよく、器のほかにもフルーツや野菜を入れておくのにも通気性が保たれ、安心感があります。
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片口と杯、小皿の”お酒セット”を入れてみました。
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規則的で美しい編み目が連なっています。
山に自生している根曲竹を用いて、きりっとした楕円を成形するのは、容易なことではありません。
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茶器セット、お菓子入れ、果物かごとさまざまなシーンでお使いいただけます。
底まで細かい編み目、上質で洗練された仕上がりです。
日々、目の届くところに置いておきたいと思わせてくれるかご。
同じような作りの丸いタイプもございます→こちらから
丸いタイプは中サイズと大サイズの2サイズ展開です。
サイズをよくご確認くださいませ。
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–長野県戸隠の根曲竹細工–
そのはじまりは、江戸時代初期。
戸隠中社地区の人々の生活の糧として今もつづいています。
平地が少なく水田がない戸隠においては竹が年貢として特例で認められるほど、
竹や竹細工が暮らしと密接に関わりあっていました。
そして明治時代から昭和中期にかけては養蚕業に隆盛に伴い、
蚕籠(かいごかご)等の需要が高まり、生産量、職人数ともに最盛期を迎えました。
材料の採取は国有林から伐採の権利を借りて行われており、
大切な資源保護のため、春のタケノコの時期には乱獲されないよう「筍番」を
竹細工生産組合の組合員が交代で行っています。
そうした採取された根曲竹を表面を磨き、四つ割りされ、皮と身を分けてひごにします。
びく、ざる、目かご(茶碗かご)、箕の4つが代表的な細工とされています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。
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長野県戸隠-とがくし-で使われる根曲竹細工は、
ざる、びく、目かご(または茶碗かご)、箕-み-の4つを代表的な細工としています。
こちらはその中の1つ、茶碗かごです。
産地では「茶盆-ちゃぼん-かご」という名でも呼ばれています。
さらにこちらはその茶盆かごの技術を再度研ぎ澄まし、
材料をしっかり見定め、ひごを細めに丁寧に作り、
仕上がった形のバランスにも気を遣った浅めのかごです。
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「茶盆」とは、茶器を載せる盆のことですが、
こちらは根曲竹で作られた、少し縁の立ったかご型の茶盆です。
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「”水切りかご”として使えるでしょうか」というお問い合わせをよくいただきますが、
こちらは製品の仕様上、水に湿らせたままにしますと、
カビの発生や劣化を早めることにもつながりますので、
水切りのためのかごとしてはおすすめいたしません。
こちらは、洗ってよく拭いた(もしくはよく水を切った)器を
さらにしっかり乾かすためのかご、
または、よく乾いた器を伏せて収納しておくかご
という形の使い方をご提案しております。
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こちらのページでは茶碗かごの浅い楕円タイプをご紹介します。
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規則的で美しい編み目が連なっています。
山に自生している根曲竹を用いて、きりっとした楕円を成形するのは、容易なことではありません。
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茶器セット、お菓子入れ、果物かごとさまざまなシーンでお使いいただけます。
底まで細かい編み目、上質で洗練された仕上がりです。
日々、目の届くところに置いておきたいと思わせてくれるかご。
同じような作りの丸いタイプもございます→こちらから
丸いタイプは中サイズと大サイズの2サイズ展開です。
サイズをよくご確認くださいませ。
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–長野県戸隠の根曲竹細工–
そのはじまりは、江戸時代初期。
戸隠中社地区の人々の生活の糧として今もつづいています。
平地が少なく水田がない戸隠においては竹が年貢として特例で認められるほど、
竹や竹細工が暮らしと密接に関わりあっていました。
そして明治時代から昭和中期にかけては養蚕業に隆盛に伴い、
蚕籠(かいごかご)等の需要が高まり、生産量、職人数ともに最盛期を迎えました。
材料の採取は国有林から伐採の権利を借りて行われており、
大切な資源保護のため、春のタケノコの時期には乱獲されないよう「筍番」を
竹細工生産組合の組合員が交代で行っています。
そうした採取された根曲竹を表面を磨き、四つ割りされ、皮と身を分けてひごにします。
びく、ざる、目かご(茶碗かご)、箕の4つが代表的な細工とされています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。
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長野県戸隠-とがくし-で使われる根曲竹細工は、
ざる、びく、目かご(または茶碗かご)、箕-み-の4つを代表的な細工としています。
こちらはその中の1つ、茶碗かごです。
産地では「茶盆-ちゃぼん-かご」という名でも呼ばれています。
さらにこちらはその茶盆かごの技術を再度研ぎ澄まし、
材料をしっかり見定め、ひごを細めに丁寧に作り、
仕上がった形のバランスにも気を遣った浅めのかごです。
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「茶盆」とは、茶器を載せる盆のことですが、
こちらは根曲竹で作られた、少し縁の立ったかご型の茶盆です。
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「”水切りかご”として使えるでしょうか」というお問い合わせをよくいただきますが、
こちらは製品の仕様上、水に湿らせたままにしますと、
カビの発生や劣化を早めることにもつながりますので、
水切りのためのかごとしてはおすすめいたしません。
こちらは、洗ってよく拭いた(もしくはよく水を切った)器を
さらにしっかり乾かすためのかご、
または、よく乾いた器を伏せて収納しておくかご
という形の使い方をご提案しております。
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こちらのページでは茶碗かごの浅い楕円タイプをご紹介します。
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どちらかというと細かい編み模様の仕上がりです。
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かごの胴部分は竹細工の基本である「六つ目編み」にさらにひごを交差に差した編み目になっています。戸隠エリアでよく使われる編み方です。
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縁も編み目に合わせて巻かれています。芯材にも全て根曲竹を使用しています。また、全体のバランスを考えて、芯材の竹も細い竹を使っています。
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こちらは内側です。外側から見たところと変わらず、すべての編み目に縁巻きが通っていることがわかります。
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こちらは上から見たところです。
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かごの深さは浅めで、お茶碗やお椀をふせるのにちょうど良い深さかと思います。
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底の編み目も六つ目編みにもう一本ひごを差す編み方で、底面を強固にしています。仕上げの処理として、ひごからヒゲのように出ているささくれを火で炙るため、写真のような焦げ目がつくことがあります。不良品ではありませんので、予めご了承ください。
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かごの底には、3本の力竹(ちからだけ)が十字に入っています。この力竹が底面を支えてくれます。
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こちらのように高台がついて、底上げになっているかごは使い勝手がよく、器のほかにもフルーツや野菜を入れておくのにも通気性が保たれ、安心感があります。
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規則的で美しい編み目が連なっています。
山に自生している根曲竹を用いて、きりっとした楕円を成形するのは、容易なことではありません。
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茶器セット、お菓子入れ、果物かごとさまざまなシーンでお使いいただけます。
底まで細かい編み目、上質で洗練された仕上がりです。
日々、目の届くところに置いておきたいと思わせてくれるかご。
同じような作りの丸いタイプもございます→こちらから
丸いタイプは中サイズと大サイズの2サイズ展開です。
サイズをよくご確認くださいませ。
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–長野県戸隠の根曲竹細工–
そのはじまりは、江戸時代初期。
戸隠中社地区の人々の生活の糧として今もつづいています。
平地が少なく水田がない戸隠においては竹が年貢として特例で認められるほど、
竹や竹細工が暮らしと密接に関わりあっていました。
そして明治時代から昭和中期にかけては養蚕業に隆盛に伴い、
蚕籠(かいごかご)等の需要が高まり、生産量、職人数ともに最盛期を迎えました。
材料の採取は国有林から伐採の権利を借りて行われており、
大切な資源保護のため、春のタケノコの時期には乱獲されないよう「筍番」を
竹細工生産組合の組合員が交代で行っています。
そうした採取された根曲竹を表面を磨き、四つ割りされ、皮と身を分けてひごにします。
びく、ざる、目かご(茶碗かご)、箕の4つが代表的な細工とされています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。