610218-1 長野県/根曲竹 パイスケ(収穫かご・収納かご)
長野県北部において、根曲竹細工やあけび蔓細工などは雪深い地域での副業でした。
長野県の根曲竹細工は江戸時代頃から作られていたと言います。
そば処、信州ならではの根曲竹のそばざるなどは
今もこだわりのお蕎麦屋さんで使い続けられています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。
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こちらはその中でも根曲竹でざっくりかつ、力強く編まれたパイスケです。
パイスケとは英語のbasket(バスケット)がなまって、バイスケ→パイスケとなったと言われています。なんだかおもしろい語源ですが、それだけ人々に馴染みのあったかごと言えます。
長野県では「ジャリボテ」、「まきつけざる」などの名前で知られています。関東地方でもこのパイスケというかごはよく使われていました。
天秤棒を担いだときに使うかごもパイスケ、河川工事で土砂や道具を運ぶのもパイスケです。
金属やプラスティックのかごでは熱くなりすぎたり、溶けてしまうため、
軽くて丈夫で、熱伝導性の低い竹製のパイスケは現在もガラス工場や風鈴工房、
製缶工場で製品の粗熱を取るためや、熱いものを入れるかごとしても、大変重宝されています。
つまり、パイスケというかごは工事に工業に商売にと、縁の下の力持ち、「多機能かご」だったと言えます。
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そういった用途で使われていたため、ひごの仕上げ等は一般的にざっくりとしています。
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編み目が詰まっているござ目編みという編み方です。こういった外仕事で使われていたかごは、ひごの幅を揃えるなどの手間はかけずに仕上げます。
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縁は比較的柔らかい竹の表皮を使って、留めています。
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こちらも「均等」や「隙間なく」という考え方とは別の思考で作られています。消耗品としての考え方が縁の仕上げにも表れています。
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内側の底部分です。3本を1組としたしっかりとした底編みから始まっています。
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通常、竹の表皮部分だけできれいに仕上げていく家庭用のものと違い、根曲竹の中心部分もひごにしていき、無駄を少なくしています。
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底には2本1組の補強の力竹も3組入っていて、しっかりと支えてくれています。
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両手で持ってちょうどよい大きさです。肉厚に作られたひごで編むかごは頑丈そのものです。
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収穫した野菜がひと抱え入ります。家庭菜園から泥付きの野菜を入れても問題ありません。野菜を入れたまま洗ってもいいですし、使い終わったら、このかごごとシャカシャカとたわしで水洗いしても大丈夫です。
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表皮と肉の配分はそれぞれのかごで変わることがありますが、それぞれの風合いをお楽しみください。
たくさんの野菜に果物、庭道具の一式などの荷物を入れることができます。
一家に一つ、二つあってもきっと何か入れるものが見つかる、
そんな不思議な力を持っているかごです。
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長野県北部において、根曲竹細工やあけび蔓細工などは雪深い地域での副業でした。
長野県の根曲竹細工は江戸時代頃から作られていたと言います。
そば処、信州ならではの根曲竹のそばざるなどは
今もこだわりのお蕎麦屋さんで使い続けられています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。
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こちらはその中でも根曲竹でざっくりかつ、力強く編まれたパイスケです。
パイスケとは英語のbasket(バスケット)がなまって、バイスケ→パイスケとなったと言われています。なんだかおもしろい語源ですが、それだけ人々に馴染みのあったかごと言えます。
長野県では「ジャリボテ」、「まきつけざる」などの名前で知られています。関東地方でもこのパイスケというかごはよく使われていました。
天秤棒を担いだときに使うかごもパイスケ、河川工事で土砂や道具を運ぶのもパイスケです。
金属やプラスティックのかごでは熱くなりすぎたり、溶けてしまうため、
軽くて丈夫で、熱伝導性の低い竹製のパイスケは現在もガラス工場や風鈴工房、
製缶工場で製品の粗熱を取るためや、熱いものを入れるかごとしても、大変重宝されています。
つまり、パイスケというかごは工事に工業に商売にと、縁の下の力持ち、「多機能かご」だったと言えます。
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たくさんの野菜に果物、庭道具の一式などの荷物を入れることができます。
一家に一つ、二つあってもきっと何か入れるものが見つかる、
そんな不思議な力を持っているかごです。
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長野県北部において、根曲竹細工やあけび蔓細工などは雪深い地域での副業でした。
長野県の根曲竹細工は江戸時代頃から作られていたと言います。
そば処、信州ならではの根曲竹のそばざるなどは
今もこだわりのお蕎麦屋さんで使い続けられています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。
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こちらはその中でも根曲竹でざっくりかつ、力強く編まれたパイスケです。
パイスケとは英語のbasket(バスケット)がなまって、バイスケ→パイスケとなったと言われています。なんだかおもしろい語源ですが、それだけ人々に馴染みのあったかごと言えます。
長野県では「ジャリボテ」、「まきつけざる」などの名前で知られています。関東地方でもこのパイスケというかごはよく使われていました。
天秤棒を担いだときに使うかごもパイスケ、河川工事で土砂や道具を運ぶのもパイスケです。
金属やプラスティックのかごでは熱くなりすぎたり、溶けてしまうため、
軽くて丈夫で、熱伝導性の低い竹製のパイスケは現在もガラス工場や風鈴工房、
製缶工場で製品の粗熱を取るためや、熱いものを入れるかごとしても、大変重宝されています。
つまり、パイスケというかごは工事に工業に商売にと、縁の下の力持ち、「多機能かご」だったと言えます。
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そういった用途で使われていたため、ひごの仕上げ等は一般的にざっくりとしています。
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編み目が詰まっているござ目編みという編み方です。こういった外仕事で使われていたかごは、ひごの幅を揃えるなどの手間はかけずに仕上げます。
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縁は比較的柔らかい竹の表皮を使って、留めています。
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こちらも「均等」や「隙間なく」という考え方とは別の思考で作られています。消耗品としての考え方が縁の仕上げにも表れています。
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内側の底部分です。3本を1組としたしっかりとした底編みから始まっています。
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通常、竹の表皮部分だけできれいに仕上げていく家庭用のものと違い、根曲竹の中心部分もひごにしていき、無駄を少なくしています。
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底には2本1組の補強の力竹も3組入っていて、しっかりと支えてくれています。
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両手で持ってちょうどよい大きさです。肉厚に作られたひごで編むかごは頑丈そのものです。
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収穫した野菜がひと抱え入ります。家庭菜園から泥付きの野菜を入れても問題ありません。野菜を入れたまま洗ってもいいですし、使い終わったら、このかごごとシャカシャカとたわしで水洗いしても大丈夫です。
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表皮と肉の配分はそれぞれのかごで変わることがありますが、それぞれの風合いをお楽しみください。
たくさんの野菜に果物、庭道具の一式などの荷物を入れることができます。
一家に一つ、二つあってもきっと何か入れるものが見つかる、
そんな不思議な力を持っているかごです。
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