220664-1 大分県/真竹(青竹) コンポートバスケット
こちらは青竹に「みがき」をかけたひごで編み上げた、「コンポートバスケット」と名付けられたかごです。
キュッとくびれた形に目を見張ります。
お客様のリクエストを形に落とし込むことも多い桐山さんですが、
このコンポートバスケットについては、
「この形が好きで、作ってみたかった」とおっしゃる渾身の作品です。
青竹とは、真竹(マダケ)を伐採したそのままの青々とした竹のことで、
こちらの籠は青竹の表皮を薄く削いだ(「みがき」と言います)竹ひごで編まれています。
みがかれることで、表皮にある傷や斑点が薄れ、艶が出て、美しさが増します。
また、時間が経つにつれ、ムラなくきれいな飴色へと移り変わります。
「みがき」に対する言葉として、表皮がついたままの竹ひごを「皮つき」と呼ぶこともあります。
竹籠作りは、「宇宙までも意識しながらする部分がある」とおっしゃる桐山さん。
このかごを見つめていると、まさにそれを感じさせてくれるものがあります。
いくら眺めていても見飽きることがありません。
かごから宇宙を想像するとは思っても見ませんでしたが、
このかごからは作り手の思う「ものづくりの深淵」に触れることができるかもしれません。
他に類を見ない、青竹のコンポートバスケットは経年変化も楽しみです。
部屋の中にあったら、きっと日々見つめてしまうような魅惑的なかごです。
<桐山浩実さんの籠づくり>
素材となる竹やツヅラフジの見極め、伐採、材料作り、
かご編みと全ての工程をこなされ、籠のサイズ感やバランスなど細部に気を配り、
信念を持たれながら暮らしの中での使い勝手を考えられた籠作りをされています。
力強さと洗練されたデザイン性を兼ね備え、
みがいた青竹とツヅラフジを使用した完成度の高い籠の数々は
桐山さん独自の哲学から生まれています。
そうして生まれた籠は、品質の高さはもちろんのこと、実用的でもあり、
暮らしに長く寄り添ってくれる逸品となるはずです。
こちらは青竹に「みがき」をかけたひごで編み上げた、「コンポートバスケット」と名付けられたかごです。
キュッとくびれた形に目を見張ります。
お客様のリクエストを形に落とし込むことも多い桐山さんですが、
このコンポートバスケットについては、
「この形が好きで、作ってみたかった」とおっしゃる渾身の作品です。
青竹とは、真竹(マダケ)を伐採したそのままの青々とした竹のことで、
こちらの籠は青竹の表皮を薄く削いだ(「みがき」と言います)竹ひごで編まれています。
みがかれることで、表皮にある傷や斑点が薄れ、艶が出て、美しさが増します。
また、時間が経つにつれ、ムラなくきれいな飴色へと移り変わります。
「みがき」に対する言葉として、表皮がついたままの竹ひごを「皮つき」と呼ぶこともあります。
真上から見たところです。こちらも圧巻の編み模様です。 真上から中心部分を見ています。菊のような模様となることから、「菊底(きくぞこ)編み」と呼ばれています。 そこから、放射状に伸びた縦骨に竹ひごを何重にも巻きながら、編んでいきます。 竹ひごの細さや向きまで段階的に変えながら、形を広げていきます。 なだらかに中心から縁にかけて、傾斜がつくように作られています。 こちらは縁を真横から見ています。縁部分はみがいた竹ひごを巻いて仕上げる、「巻縁(まきぶち)仕上げ」です。 下から見ても、その仕上がりの美しさがよくわかります。そして、籠の裏側には煤竹が一本こっそりと刺さっています。これは、桐山さんと使う人が共有する「かごの正面」を示す印です。置くときにはこの煤竹が前に来るように飾ると良いです。 底の部分も同様に菊底編みから始まっています。 キュッとくびれたこの形に、こだわりを感じます。 下の高台部分も同様に巻き縁仕上げとなっています。
竹籠作りは、「宇宙までも意識しながらする部分がある」とおっしゃる桐山さん。
このかごを見つめていると、まさにそれを感じさせてくれるものがあります。
いくら眺めていても見飽きることがありません。
かごから宇宙を想像するとは思っても見ませんでしたが、
このかごからは作り手の思う「ものづくりの深淵」に触れることができるかもしれません。
他に類を見ない、青竹のコンポートバスケットは経年変化も楽しみです。
部屋の中にあったら、きっと日々見つめてしまうような魅惑的なかごです。
<桐山浩実さんの籠づくり>
素材となる竹やツヅラフジの見極め、伐採、材料作り、
かご編みと全ての工程をこなされ、籠のサイズ感やバランスなど細部に気を配り、
信念を持たれながら暮らしの中での使い勝手を考えられた籠作りをされています。
力強さと洗練されたデザイン性を兼ね備え、
みがいた青竹とツヅラフジを使用した完成度の高い籠の数々は
桐山さん独自の哲学から生まれています。
そうして生まれた籠は、品質の高さはもちろんのこと、実用的でもあり、
暮らしに長く寄り添ってくれる逸品となるはずです。
こちらは青竹に「みがき」をかけたひごで編み上げた、「コンポートバスケット」と名付けられたかごです。
キュッとくびれた形に目を見張ります。
お客様のリクエストを形に落とし込むことも多い桐山さんですが、
このコンポートバスケットについては、
「この形が好きで、作ってみたかった」とおっしゃる渾身の作品です。
青竹とは、真竹(マダケ)を伐採したそのままの青々とした竹のことで、
こちらの籠は青竹の表皮を薄く削いだ(「みがき」と言います)竹ひごで編まれています。
みがかれることで、表皮にある傷や斑点が薄れ、艶が出て、美しさが増します。
また、時間が経つにつれ、ムラなくきれいな飴色へと移り変わります。
「みがき」に対する言葉として、表皮がついたままの竹ひごを「皮つき」と呼ぶこともあります。
真上から見たところです。こちらも圧巻の編み模様です。 真上から中心部分を見ています。菊のような模様となることから、「菊底(きくぞこ)編み」と呼ばれています。 そこから、放射状に伸びた縦骨に竹ひごを何重にも巻きながら、編んでいきます。 竹ひごの細さや向きまで段階的に変えながら、形を広げていきます。 なだらかに中心から縁にかけて、傾斜がつくように作られています。 こちらは縁を真横から見ています。縁部分はみがいた竹ひごを巻いて仕上げる、「巻縁(まきぶち)仕上げ」です。 下から見ても、その仕上がりの美しさがよくわかります。そして、籠の裏側には煤竹が一本こっそりと刺さっています。これは、桐山さんと使う人が共有する「かごの正面」を示す印です。置くときにはこの煤竹が前に来るように飾ると良いです。 底の部分も同様に菊底編みから始まっています。 キュッとくびれたこの形に、こだわりを感じます。 下の高台部分も同様に巻き縁仕上げとなっています。
竹籠作りは、「宇宙までも意識しながらする部分がある」とおっしゃる桐山さん。
このかごを見つめていると、まさにそれを感じさせてくれるものがあります。
いくら眺めていても見飽きることがありません。
かごから宇宙を想像するとは思っても見ませんでしたが、
このかごからは作り手の思う「ものづくりの深淵」に触れることができるかもしれません。
他に類を見ない、青竹のコンポートバスケットは経年変化も楽しみです。
部屋の中にあったら、きっと日々見つめてしまうような魅惑的なかごです。
<桐山浩実さんの籠づくり>
素材となる竹やツヅラフジの見極め、伐採、材料作り、
かご編みと全ての工程をこなされ、籠のサイズ感やバランスなど細部に気を配り、
信念を持たれながら暮らしの中での使い勝手を考えられた籠作りをされています。
力強さと洗練されたデザイン性を兼ね備え、
みがいた青竹とツヅラフジを使用した完成度の高い籠の数々は
桐山さん独自の哲学から生まれています。
そうして生まれた籠は、品質の高さはもちろんのこと、実用的でもあり、
暮らしに長く寄り添ってくれる逸品となるはずです。