220625-1 大分県/真竹 花取籠
こちらは青竹に「みがき」をかけたひごで編み上げた、大ぶりなかごです。
花取籠(はなとりかご)と名付けられています。
青竹とは、真竹(マダケ)を伐採したそのままの青々とした竹のことで、
こちらの籠は青竹の表皮を薄く削いだ(「みがき」と言います)竹ひごで編まれています。
みがかれることで、表皮にある傷や斑点が薄れ、艶が出て、美しさが増します。
また、時間が経つにつれ、ムラなくきれいな飴色へと移り変わります。
「みがき」に対する言葉として、表皮がついたままの竹ひごを「皮つき」と呼ぶこともあります。
籠のどの部分に触れても、竹はささくれ立つものということを忘れてしまうほどの滑らかさです。
華道をたしなまれる方からのリクエストによって生まれたこの籠は、
ざっくりと花を挿したまま、肩にかけて運べるようになっています。
こちらのかごは程よく青色が抜け、薄いあめ色が入ってきている段階です。
この出で立ちや大きさを目の前にすると、
まずは目が釘付けになり、圧倒されるかもしれません。
そして、インテリアという言葉について考えさせてくれます。
摘み入れ、運び、飾る。
お花を嗜まれる方のそばで、実用のかごとして活躍することと思います。
<桐山浩実さんの籠づくり>
素材となる竹やツヅラフジの見極め、伐採、材料作り、
かご編みと全ての工程をこなされ、籠のサイズ感やバランスなど細部に気を配り、
信念を持たれながら暮らしの中での使い勝手を考えられた籠作りをされています。
力強さと洗練されたデザイン性を兼ね備え、
みがいた青竹とツヅラフジを使用した完成度の高い籠の数々は
桐山さん独自の哲学から生まれています。
そうして生まれた籠は、品質の高さはもちろんのこと、実用的でもあり、
暮らしに長く寄り添ってくれる逸品となるはずです。
こちらは青竹に「みがき」をかけたひごで編み上げた、大ぶりなかごです。
花取籠(はなとりかご)と名付けられています。
青竹とは、真竹(マダケ)を伐採したそのままの青々とした竹のことで、
こちらの籠は青竹の表皮を薄く削いだ(「みがき」と言います)竹ひごで編まれています。
みがかれることで、表皮にある傷や斑点が薄れ、艶が出て、美しさが増します。
また、時間が経つにつれ、ムラなくきれいな飴色へと移り変わります。
「みがき」に対する言葉として、表皮がついたままの竹ひごを「皮つき」と呼ぶこともあります。
籠のどの部分に触れても、竹はささくれ立つものということを忘れてしまうほどの滑らかさです。
目を見張るようなシュッと伸びた形が特徴的です。その高さおよそ55cmです。 幅広の2組ずつの縦骨に、細いひごを規則的にまわし編んでいく技法「ござ目編み」で編まれています。滑らかな仕上がりです。 全体は寸胴ですが、一番上の部分に近づくところで、キュッと開いています。
無理のない、それでいてシャープなくびれです。口部分の縁にも、みがいた竹を使い、「当て縁(あてぶち)仕上げ」で美しく、力強く仕上げられています。 上から見ても、その端正な仕上がりがよくわかります。縁に等間隔で留められたつづらふじがアクセントにもなっています。 縁の一番内側は曲線の曲がり具合が大きくなり、竹の皮を内側にして巻くと折れる可能性があるため、竹の身部分を使って仕上げられています。 底を見ると、6本もの力竹(ちからだけ)が差し込まれています。安定した底作りです。 ぶつけて傷めやすい四隅は力竹によって守られています。 かごの底部分の内寸は約15cm角です。
華道をたしなまれる方からのリクエストによって生まれたこの籠は、
ざっくりと花を挿したまま、肩にかけて運べるようになっています。
こちらのかごは程よく青色が抜け、薄いあめ色が入ってきている段階です。
この出で立ちや大きさを目の前にすると、
まずは目が釘付けになり、圧倒されるかもしれません。
そして、インテリアという言葉について考えさせてくれます。
摘み入れ、運び、飾る。
お花を嗜まれる方のそばで、実用のかごとして活躍することと思います。
<桐山浩実さんの籠づくり>
素材となる竹やツヅラフジの見極め、伐採、材料作り、
かご編みと全ての工程をこなされ、籠のサイズ感やバランスなど細部に気を配り、
信念を持たれながら暮らしの中での使い勝手を考えられた籠作りをされています。
力強さと洗練されたデザイン性を兼ね備え、
みがいた青竹とツヅラフジを使用した完成度の高い籠の数々は
桐山さん独自の哲学から生まれています。
そうして生まれた籠は、品質の高さはもちろんのこと、実用的でもあり、
暮らしに長く寄り添ってくれる逸品となるはずです。
こちらは青竹に「みがき」をかけたひごで編み上げた、大ぶりなかごです。
花取籠(はなとりかご)と名付けられています。
青竹とは、真竹(マダケ)を伐採したそのままの青々とした竹のことで、
こちらの籠は青竹の表皮を薄く削いだ(「みがき」と言います)竹ひごで編まれています。
みがかれることで、表皮にある傷や斑点が薄れ、艶が出て、美しさが増します。
また、時間が経つにつれ、ムラなくきれいな飴色へと移り変わります。
「みがき」に対する言葉として、表皮がついたままの竹ひごを「皮つき」と呼ぶこともあります。
籠のどの部分に触れても、竹はささくれ立つものということを忘れてしまうほどの滑らかさです。
目を見張るようなシュッと伸びた形が特徴的です。その高さおよそ55cmです。 幅広の2組ずつの縦骨に、細いひごを規則的にまわし編んでいく技法「ござ目編み」で編まれています。滑らかな仕上がりです。 全体は寸胴ですが、一番上の部分に近づくところで、キュッと開いています。
無理のない、それでいてシャープなくびれです。 口部分の縁にも、みがいた竹を使い、「当て縁(あてぶち)仕上げ」で美しく、力強く仕上げられています。 上から見ても、その端正な仕上がりがよくわかります。縁に等間隔で留められたつづらふじがアクセントにもなっています。 縁の一番内側は曲線の曲がり具合が大きくなり、竹の皮を内側にして巻くと折れる可能性があるため、竹の身部分を使って仕上げられています。 底を見ると、6本もの力竹(ちからだけ)が差し込まれています。安定した底作りです。 ぶつけて傷めやすい四隅は力竹によって守られています。 かごの底部分の内寸は約15cm角です。
華道をたしなまれる方からのリクエストによって生まれたこの籠は、
ざっくりと花を挿したまま、肩にかけて運べるようになっています。
こちらのかごは程よく青色が抜け、薄いあめ色が入ってきている段階です。
この出で立ちや大きさを目の前にすると、
まずは目が釘付けになり、圧倒されるかもしれません。
そして、インテリアという言葉について考えさせてくれます。
摘み入れ、運び、飾る。
お花を嗜まれる方のそばで、実用のかごとして活躍することと思います。
<桐山浩実さんの籠づくり>
素材となる竹やツヅラフジの見極め、伐採、材料作り、
かご編みと全ての工程をこなされ、籠のサイズ感やバランスなど細部に気を配り、
信念を持たれながら暮らしの中での使い勝手を考えられた籠作りをされています。
力強さと洗練されたデザイン性を兼ね備え、
みがいた青竹とツヅラフジを使用した完成度の高い籠の数々は
桐山さん独自の哲学から生まれています。
そうして生まれた籠は、品質の高さはもちろんのこと、実用的でもあり、
暮らしに長く寄り添ってくれる逸品となるはずです。