850401-1 大分県/炭化竹×籐 コーヒードリッパー
大分・別府にある「大分県 竹工芸訓練センター」。
いまも毎年、さまざまな経験を持った方たちが入学し、竹細工の製作に励まれています。
こちらの卒業生に、かつてはバックパッカーとして世界を歩いた経験をもち、日本国内のみならず国外へのアンテナもしっかりと立てながら竹細工の営みに、日々、打ち込んでいる方がいらっしゃいます。
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この方はご自身の技術を高めるために、訓練センター卒業後は大分県内の工房で、数年にわたってひたすら注文に応じて編みつづけるという修業をなさってきました。
その数をこなすことはもちろんですが、独自の切り口から竹という素材を見つめ、その材の特性を利用して竹細工をさまざまなかたちや風合いに展開することにも長けているのが魅力でもあります。
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こちらは「炭化竹-たんかちく-」と、「籐-とう-」をつかって製作された
コーヒードリッパーです。
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「白竹」はご存知の方もいるかとおもいます。青い真竹を天日干ししたり煮沸したりして、竹の油分や色味をさらしたものです。こちらは、その白竹を高圧釜にいれて20分程度、圧力と熱をくわえてできた竹で、「炭化竹-たんかちく-」とよばれます。
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そうすることでさらに水分や油分がぬけて、白竹よりもぐぐっと深い、あめ色となります。もとは竹の大敵であるカビや虫をふせぐために開発された加工法ですが、見た目にもコクや味わいのある竹の表情となります。
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その炭化竹の表面をけずり、みがかれた繊細なひご。うっとりするほど細やかできれいな「あじろ編み」です。光に当たったときの光沢がとても美しいです。
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ドリッパーの白い部分は籐で細工されています。浮き出る模様がアクセントとなっていて、素敵です。
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ドリッパー先端のところも籐で仕上げられています。
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竹だとパキッと割れてしまうところですが、籐はよりしなやかな素材のため、先端のシャープに曲げられた角度にも耐えられます。
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ドリッパーの内側にも籐のライン模様がならびます。このラインが整っていることからも、ドリッパー全体の繊細な編み目がきちんと整っていて正確であるということがよくわかります。
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縁にも、ていねいにみがかれた炭化竹のひごがあてられ、その上から白い籐のひごで等間隔に留められています。縁もつやつやとしたなめらかさがあります。
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縁は「当て縁-あてぶち-」の仕上げです。
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フックの輪っかです。芯材に籐がつかわれ、その上からやはり籐でぐるぐると巻いてあります。
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ドリッパーの内側から見た輪っかのところです。
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フックに引っかけておけると風通しのよい環境で保管できて、ドリッパーがより長持ちします。
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ドリッパーは、籐のライン模様がロゴマークとなったこちらの箱に入れてお届けします。
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箱のなかには、固定できるように内側に仕切りがあります。
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このようにすっぽりと入って、動かないように収納できます。
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コーヒーが好きな方へのギフトにも、おすすめです。
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使いはじめは、いちど、ドリッパー全体に熱湯をかけてください。
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こちらのドリッパーは、挽いたコーヒー粉を直接、入れてお使いになれます。
ペーパーフィルターをつかうときは、円錐形のタイプをセットして粉を入れてください。
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作り手の方によると、ペーパーフィルターをつかうと、よりすっきりした味わいに、
つかわずにそのまま淹れると、甘味をかんじるコーヒーになるとのこと。
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ペーパーフィルターの有る無しで、飲みくらべてみるのもたのしそうです。
実際にこちらのコーヒードリッパーをつかって、コーヒーを淹れた動画です。どうぞご覧ください。
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つかっていくうちに、とくに籐の白いラインはコーヒー色に色づいていきます。
それもまた味わいが出て、良い雰囲気になります。
写真左は製作したてのもの、右は3-4年ほど使用しているものです。
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使いおわった後は、たわしやささらで水洗いをして、
できるだけ風通しのよいところで、よく乾かすようにしてください。
このようにフックにかけて保管しておくと、しっかり乾かすこともできて良いです。
乾燥したあとに、ドリッパーにコーヒーの粉がのこっているときは、
かわいたささらやコーヒーブラシなどで払いおとすと、きれいになります。
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細やかなところまで丁寧につくられており、きっちりと編まれたドリッパー。
こまかく挽かれたコーヒー粉をしっかりと受け止めてくれます。
その作りは工芸品といっていいほどのものであると思いますが、
あくまで日常の生活道具として、日々の頼れるパートナーとして、しっかりと役割を果たしてくれます。
お好みのサーバーとともに、コーヒータイムをお楽しみください。
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_カテゴリーを越えた、竹のものづくり_
竹細工の世界では、「実用品」や「工芸」、「土産品」、「民芸品」のように、
作られたものや人によってカテゴリーで括(くく)られることがあります。
いっぽうで、それらにとらわれることなく、
「もっと広義な、新しいイメージをもった竹のものづくりをしよう」と
日々、活動されているご夫婦がいらっしゃいます。
もとは独学で習得された竹細工の技術をさらに高めるため、
大分県別府市にある「大分県立竹工芸訓練センター」に入校され、
卒業後は、大分県内の工房でひたすら注文に応じて編みつづけるという
修業を数年間にわたって、つづけられてきました。
とにかく数をこなすという基礎技術を糧にした、こちらの方々が作られる作品の数々は、
単なるイメージや安易な発想のものづくりではありません。
どのようなかご(もの)を作るかによってことなる、つかう素材の見極め。
それに、配色やかたち。そして、今の暮らしにあわせた使い勝手。
それぞれに配慮があり、適材適所で光る、そのとりどりの「竹のもの」には、
ほどよく肩の力が抜けた楽しさがあるように思います。
大分・別府にある「大分県 竹工芸訓練センター」。
いまも毎年、さまざまな経験を持った方たちが入学し、竹細工の製作に励まれています。
こちらの卒業生に、かつてはバックパッカーとして世界を歩いた経験をもち、日本国内のみならず国外へのアンテナもしっかりと立てながら竹細工の営みに、日々、打ち込んでいる方がいらっしゃいます。
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この方はご自身の技術を高めるために、訓練センター卒業後は大分県内の工房で、数年にわたってひたすら注文に応じて編みつづけるという修業をなさってきました。
その数をこなすことはもちろんですが、独自の切り口から竹という素材を見つめ、その材の特性を利用して竹細工をさまざまなかたちや風合いに展開することにも長けているのが魅力でもあります。
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こちらは「炭化竹-たんかちく-」と、「籐-とう-」をつかって製作された
コーヒードリッパーです。
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こちらのドリッパーは、挽いたコーヒー粉を直接、入れてお使いになれます。
ペーパーフィルターをつかうときは、円錐形のタイプをセットして粉を入れてください。
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作り手の方によると、ペーパーフィルターをつかうと、よりすっきりした味わいに、
つかわずにそのまま淹れると、甘味をかんじるコーヒーになるとのこと。
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実際にこちらのコーヒードリッパーをつかって、コーヒーを淹れた動画です。どうぞご覧ください。
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つかっていくうちに、とくに籐の白いラインはコーヒー色に色づいていきます。
それもまた味わいが出て、良い雰囲気になります。
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使いおわった後は、たわしやささらで水洗いをして、
できるだけ風通しのよいところで、よく乾かすようにしてください。
このようにフックにかけて保管しておくと、しっかり乾かすこともできて良いです。
乾燥したあとに、ドリッパーにコーヒーの粉がのこっているときは、
かわいたささらやコーヒーブラシなどで払いおとすと、きれいになります。
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こまかく挽かれたコーヒー粉をしっかりと受け止めてくれます。
その作りは工芸品といっていいほどのものであると思いますが、
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竹細工の世界では、「実用品」や「工芸」、「土産品」、「民芸品」のように、
作られたものや人によってカテゴリーで括(くく)られることがあります。
いっぽうで、それらにとらわれることなく、
「もっと広義な、新しいイメージをもった竹のものづくりをしよう」と
日々、活動されているご夫婦がいらっしゃいます。
もとは独学で習得された竹細工の技術をさらに高めるため、
大分県別府市にある「大分県立竹工芸訓練センター」に入校され、
卒業後は、大分県内の工房でひたすら注文に応じて編みつづけるという
修業を数年間にわたって、つづけられてきました。
とにかく数をこなすという基礎技術を糧にした、こちらの方々が作られる作品の数々は、
単なるイメージや安易な発想のものづくりではありません。
どのようなかご(もの)を作るかによってことなる、つかう素材の見極め。
それに、配色やかたち。そして、今の暮らしにあわせた使い勝手。
それぞれに配慮があり、適材適所で光る、そのとりどりの「竹のもの」には、
ほどよく肩の力が抜けた楽しさがあるように思います。
大分・別府にある「大分県 竹工芸訓練センター」。
いまも毎年、さまざまな経験を持った方たちが入学し、竹細工の製作に励まれています。
こちらの卒業生に、かつてはバックパッカーとして世界を歩いた経験をもち、日本国内のみならず国外へのアンテナもしっかりと立てながら竹細工の営みに、日々、打ち込んでいる方がいらっしゃいます。
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この方はご自身の技術を高めるために、訓練センター卒業後は大分県内の工房で、数年にわたってひたすら注文に応じて編みつづけるという修業をなさってきました。
その数をこなすことはもちろんですが、独自の切り口から竹という素材を見つめ、その材の特性を利用して竹細工をさまざまなかたちや風合いに展開することにも長けているのが魅力でもあります。
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こちらは「炭化竹-たんかちく-」と、「籐-とう-」をつかって製作された
コーヒードリッパーです。
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「白竹」はご存知の方もいるかとおもいます。青い真竹を天日干ししたり煮沸したりして、竹の油分や色味をさらしたものです。こちらは、その白竹を高圧釜にいれて20分程度、圧力と熱をくわえてできた竹で、「炭化竹-たんかちく-」とよばれます。
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そうすることでさらに水分や油分がぬけて、白竹よりもぐぐっと深い、あめ色となります。もとは竹の大敵であるカビや虫をふせぐために開発された加工法ですが、見た目にもコクや味わいのある竹の表情となります。
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その炭化竹の表面をけずり、みがかれた繊細なひご。うっとりするほど細やかできれいな「あじろ編み」です。光に当たったときの光沢がとても美しいです。
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ドリッパーの白い部分は籐で細工されています。浮き出る模様がアクセントとなっていて、素敵です。
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ドリッパー先端のところも籐で仕上げられています。
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竹だとパキッと割れてしまうところですが、籐はよりしなやかな素材のため、先端のシャープに曲げられた角度にも耐えられます。
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ドリッパーの内側にも籐のライン模様がならびます。このラインが整っていることからも、ドリッパー全体の繊細な編み目がきちんと整っていて正確であるということがよくわかります。
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縁にも、ていねいにみがかれた炭化竹のひごがあてられ、その上から白い籐のひごで等間隔に留められています。縁もつやつやとしたなめらかさがあります。
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縁は「当て縁-あてぶち-」の仕上げです。
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フックの輪っかです。芯材に籐がつかわれ、その上からやはり籐でぐるぐると巻いてあります。
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ドリッパーの内側から見た輪っかのところです。
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フックに引っかけておけると風通しのよい環境で保管できて、ドリッパーがより長持ちします。
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ドリッパーは、籐のライン模様がロゴマークとなったこちらの箱に入れてお届けします。
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箱のなかには、固定できるように内側に仕切りがあります。
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このようにすっぽりと入って、動かないように収納できます。
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コーヒーが好きな方へのギフトにも、おすすめです。
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使いはじめは、いちど、ドリッパー全体に熱湯をかけてください。
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こちらのドリッパーは、挽いたコーヒー粉を直接、入れてお使いになれます。
ペーパーフィルターをつかうときは、円錐形のタイプをセットして粉を入れてください。
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作り手の方によると、ペーパーフィルターをつかうと、よりすっきりした味わいに、
つかわずにそのまま淹れると、甘味をかんじるコーヒーになるとのこと。
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ペーパーフィルターの有る無しで、飲みくらべてみるのもたのしそうです。
実際にこちらのコーヒードリッパーをつかって、コーヒーを淹れた動画です。どうぞご覧ください。
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つかっていくうちに、とくに籐の白いラインはコーヒー色に色づいていきます。
それもまた味わいが出て、良い雰囲気になります。
写真左は製作したてのもの、右は3-4年ほど使用しているものです。
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使いおわった後は、たわしやささらで水洗いをして、
できるだけ風通しのよいところで、よく乾かすようにしてください。
このようにフックにかけて保管しておくと、しっかり乾かすこともできて良いです。
乾燥したあとに、ドリッパーにコーヒーの粉がのこっているときは、
かわいたささらやコーヒーブラシなどで払いおとすと、きれいになります。
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細やかなところまで丁寧につくられており、きっちりと編まれたドリッパー。
こまかく挽かれたコーヒー粉をしっかりと受け止めてくれます。
その作りは工芸品といっていいほどのものであると思いますが、
あくまで日常の生活道具として、日々の頼れるパートナーとして、しっかりと役割を果たしてくれます。
お好みのサーバーとともに、コーヒータイムをお楽しみください。
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_カテゴリーを越えた、竹のものづくり_
竹細工の世界では、「実用品」や「工芸」、「土産品」、「民芸品」のように、
作られたものや人によってカテゴリーで括(くく)られることがあります。
いっぽうで、それらにとらわれることなく、
「もっと広義な、新しいイメージをもった竹のものづくりをしよう」と
日々、活動されているご夫婦がいらっしゃいます。
もとは独学で習得された竹細工の技術をさらに高めるため、
大分県別府市にある「大分県立竹工芸訓練センター」に入校され、
卒業後は、大分県内の工房でひたすら注文に応じて編みつづけるという
修業を数年間にわたって、つづけられてきました。
とにかく数をこなすという基礎技術を糧にした、こちらの方々が作られる作品の数々は、
単なるイメージや安易な発想のものづくりではありません。
どのようなかご(もの)を作るかによってことなる、つかう素材の見極め。
それに、配色やかたち。そして、今の暮らしにあわせた使い勝手。
それぞれに配慮があり、適材適所で光る、そのとりどりの「竹のもの」には、
ほどよく肩の力が抜けた楽しさがあるように思います。