321207-1 高知県/炭竹 しゃもじ
四国は土佐の国、高知県。
海のイメージが強いですが、
山地率89%と言われているように、山の多い場所でもあります。
海から上がれば、すぐに山が目の前にせり出し、
高知市内から車で30分も離れると、あっという間に急な坂道になり、
人気のない山中が現れます。
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そんな高知県内で、繁殖力が強すぎて地域によっては
森の邪魔者とまで言われている、余りある孟宗竹。
その孟宗竹を材料にし、高圧釜や炭づくりで使う炭窯に入れるという
類のない工程を経て、カトラリーを製作される方がいます。
その工程にデザインが加えられたそのカトラリーは、
一度見たら忘れられないほどの印象を私たちに届けてくれます。
私たちはその炭窯に入れる工程を経た孟宗竹に、
「炭竹(すみたけ)」という愛称をつけて呼んでいます。
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こちらはその炭竹で作られたしゃもじです。
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炭窯で燻した炭竹らしい色が持ち手にたっぷりと染み込んでいます。
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持ち手は厚みがあり、肉厚な孟宗竹だからできる作りとなっています。握ってみると、この厚みに安心感を持ちます。
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お米をすくう部分は大きすぎず、小さすぎず、ちょうどよいサイズ感です。
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裏返すと、竹であることを証明するかのような維管束の様子がわかります。写真手前が表皮に近い方で、そちらのほうが、維管束が密集します。
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横から見ると、ヘラ部分は丸みを帯びながら、反っています。
このカーブがあることで、ごはんをよそいやすく、また、くっついたお米をお茶碗の縁などで落としやすくなります。
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ヘラと持ち手の境界線にはこちらも竹である証拠である、節がアクセントとして入っています。これがあることで、ひっくり返しておいたときに、ヘラが下につきません。実に工夫されています。
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毎回、使うときには、へらの両面を水で濡らしてから使うと、ご飯粒が表面につきにくくなります。
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昨今は、お米がくっつかないような加工がされているしゃもじもたくさん見られます。
そういうものも、もちろん便利でいいと思います。
しかし、この一本筋の通ったしゃもじの造形を目の前にしてしまったら、
お米が多少くっつくことは、お米としゃもじの長い関係性において必然であるし、
そして、それは大したことではないのではないかと思わされてしまいます。
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コクのある色味で、見ているだけで炊きたての白いご飯が想像できてしまう
この炭竹のしゃもじを、取り入れていただけたらうれしいです。
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–下本一歩さんの竹カトラリー–
金属を使わずに土と石で築き上げる炭窯作り体験に参加して衝撃を受けて以来、
自身で炭窯を作り、カシやナラをメインの材料に炭焼きをされていました。
その炭焼きの工程で出る大量の煙に、
自身で削った竹カトラリーを吊るしていたのがきっかけで、
燻した竹のカトラリー作りを本格的に始められました。
物作りを続けられている理由は
「竹が山を荒らしていて、人にも環境にも問題があるという状況、
その素材を使ってものを作るということが嬉しい自分、
作ったものを喜んで使ってくれる人、
このバランスがとれていることが気持ちよくて、続けられている」とのこと。
そう語る下本さんの作るカトラリーは独特の色味からくるコクのある風合いと
竹だからこそできるその形が特徴です。
そのカトラリーの数々は、シャープなデザインでありながら、
触れると手になじんで、その使い良さに思わずニンマリしてしまいます。
四国は土佐の国、高知県。
海のイメージが強いですが、
山地率89%と言われているように、山の多い場所でもあります。
海から上がれば、すぐに山が目の前にせり出し、
高知市内から車で30分も離れると、あっという間に急な坂道になり、
人気のない山中が現れます。
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そんな高知県内で、繁殖力が強すぎて地域によっては
森の邪魔者とまで言われている、余りある孟宗竹。
その孟宗竹を材料にし、高圧釜や炭づくりで使う炭窯に入れるという
類のない工程を経て、カトラリーを製作される方がいます。
その工程にデザインが加えられたそのカトラリーは、
一度見たら忘れられないほどの印象を私たちに届けてくれます。
私たちはその炭窯に入れる工程を経た孟宗竹に、
「炭竹(すみたけ)」という愛称をつけて呼んでいます。
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こちらはその炭竹で作られたしゃもじです。
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このカーブがあることで、ごはんをよそいやすく、また、くっついたお米をお茶碗の縁などで落としやすくなります。
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昨今は、お米がくっつかないような加工がされているしゃもじもたくさん見られます。
そういうものも、もちろん便利でいいと思います。
しかし、この一本筋の通ったしゃもじの造形を目の前にしてしまったら、
お米が多少くっつくことは、お米としゃもじの長い関係性において必然であるし、
そして、それは大したことではないのではないかと思わされてしまいます。
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コクのある色味で、見ているだけで炊きたての白いご飯が想像できてしまう
この炭竹のしゃもじを、取り入れていただけたらうれしいです。
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–下本一歩さんの竹カトラリー–
金属を使わずに土と石で築き上げる炭窯作り体験に参加して衝撃を受けて以来、
自身で炭窯を作り、カシやナラをメインの材料に炭焼きをされていました。
その炭焼きの工程で出る大量の煙に、
自身で削った竹カトラリーを吊るしていたのがきっかけで、
燻した竹のカトラリー作りを本格的に始められました。
物作りを続けられている理由は
「竹が山を荒らしていて、人にも環境にも問題があるという状況、
その素材を使ってものを作るということが嬉しい自分、
作ったものを喜んで使ってくれる人、
このバランスがとれていることが気持ちよくて、続けられている」とのこと。
そう語る下本さんの作るカトラリーは独特の色味からくるコクのある風合いと
竹だからこそできるその形が特徴です。
そのカトラリーの数々は、シャープなデザインでありながら、
触れると手になじんで、その使い良さに思わずニンマリしてしまいます。
四国は土佐の国、高知県。
海のイメージが強いですが、
山地率89%と言われているように、山の多い場所でもあります。
海から上がれば、すぐに山が目の前にせり出し、
高知市内から車で30分も離れると、あっという間に急な坂道になり、
人気のない山中が現れます。
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そんな高知県内で、繁殖力が強すぎて地域によっては
森の邪魔者とまで言われている、余りある孟宗竹。
その孟宗竹を材料にし、高圧釜や炭づくりで使う炭窯に入れるという
類のない工程を経て、カトラリーを製作される方がいます。
その工程にデザインが加えられたそのカトラリーは、
一度見たら忘れられないほどの印象を私たちに届けてくれます。
私たちはその炭窯に入れる工程を経た孟宗竹に、
「炭竹(すみたけ)」という愛称をつけて呼んでいます。
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こちらはその炭竹で作られたしゃもじです。
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炭窯で燻した炭竹らしい色が持ち手にたっぷりと染み込んでいます。
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持ち手は厚みがあり、肉厚な孟宗竹だからできる作りとなっています。握ってみると、この厚みに安心感を持ちます。
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お米をすくう部分は大きすぎず、小さすぎず、ちょうどよいサイズ感です。
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裏返すと、竹であることを証明するかのような維管束の様子がわかります。写真手前が表皮に近い方で、そちらのほうが、維管束が密集します。
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横から見ると、ヘラ部分は丸みを帯びながら、反っています。
このカーブがあることで、ごはんをよそいやすく、また、くっついたお米をお茶碗の縁などで落としやすくなります。
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ヘラと持ち手の境界線にはこちらも竹である証拠である、節がアクセントとして入っています。これがあることで、ひっくり返しておいたときに、ヘラが下につきません。実に工夫されています。
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毎回、使うときには、へらの両面を水で濡らしてから使うと、ご飯粒が表面につきにくくなります。
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そういうものも、もちろん便利でいいと思います。
しかし、この一本筋の通ったしゃもじの造形を目の前にしてしまったら、
お米が多少くっつくことは、お米としゃもじの長い関係性において必然であるし、
そして、それは大したことではないのではないかと思わされてしまいます。
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コクのある色味で、見ているだけで炊きたての白いご飯が想像できてしまう
この炭竹のしゃもじを、取り入れていただけたらうれしいです。
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–下本一歩さんの竹カトラリー–
金属を使わずに土と石で築き上げる炭窯作り体験に参加して衝撃を受けて以来、
自身で炭窯を作り、カシやナラをメインの材料に炭焼きをされていました。
その炭焼きの工程で出る大量の煙に、
自身で削った竹カトラリーを吊るしていたのがきっかけで、
燻した竹のカトラリー作りを本格的に始められました。
物作りを続けられている理由は
「竹が山を荒らしていて、人にも環境にも問題があるという状況、
その素材を使ってものを作るということが嬉しい自分、
作ったものを喜んで使ってくれる人、
このバランスがとれていることが気持ちよくて、続けられている」とのこと。
そう語る下本さんの作るカトラリーは独特の色味からくるコクのある風合いと
竹だからこそできるその形が特徴です。
そのカトラリーの数々は、シャープなデザインでありながら、
触れると手になじんで、その使い良さに思わずニンマリしてしまいます。