321207-1 高知県/炭竹 しゃもじ

こちらは炭竹-すみたけ-で作られた「しゃもじ」です。
「孟宗竹-もうそうちく-」や、「淡竹-はちく-」を材料にし、
高圧釜や炭づくりで使う炭窯に入れるというほかにはない
工程を経ることで、このコクのある風合いが出ます。
私たちはその工程を経た竹に、「炭竹(すみたけ)」という愛称をつけて呼んでいます。



炭窯で燻した炭竹らしい色が持ち手にたっぷりと染み込んでいます。

持ち手は厚みがあり、肉厚な孟宗竹だからできる作りとなっています。握ってみると、この厚みに安心感をおぼえます。

お米をすくう部分は大きすぎず、小さすぎず、ちょうどよいサイズ感です。

裏返すと、竹であることを証明するかのような繊維の様子がわかります。写真手前が表皮に近い方で、そちらのほうが、竹の繊維が密集します。

横から見ると、ヘラ部分は丸みを帯びながら、反っています。このカーブがあることで、土鍋や炊飯器などからごはんをすくいやすく、また、くっついたお米をお茶碗の縁などで落としやすくなります。

ヘラと持ち手の境界線にはこちらも竹である証拠である、節がアクセントとして入っています。これがあることで、ひっくり返しておいたときに、ヘラが下につきません。実に工夫されています。

毎回、使うときには、へらの両面を水で濡らしてから使うと、ご飯粒が表面につきにくくなります。


昨今は、お米がくっつかないような加工がされているしゃもじもたくさん見られます。
そういったものも、もちろんべんりです。

しかし、この一本筋の通ったしゃもじの造形を目の前にしてしまったら、
お米が多少くっつくことは、お米としゃもじの長い関係性においてふつうのことであるし、
そして、それが大きなとではないのではないかと思わされてしまいます。

コクのある色味で、見ているだけで炊きたての白いご飯が想像できてしまう
この炭竹のしゃもじを、取り入れていただけたらうれしいです。

__下本一歩さんの竹カトラリー__
高知の山あいに工房を構える下本一歩さんは、
地域の方と共に土と石だけで築き上げる炭窯を作り、
カシやナラの木を炭にする「炭焼き」をされていました。
その炭焼きの工程で出る大量の煙に、
ご自身が削った竹カトラリーを吊るしていたのがきっかけで、
燻した竹のカトラリー作りを本格的に始められました。
竹を自ら山に入り切り出し、熱処理を施したあと、自作の炭窯で燻し、
真っ黒に色づいた竹を使って暮らしの道具を作られています。
下本さんが作られる竹のカトラリーは、
シャープな印象ながら、どこか穏やかな厚みや丸みも感じる、奥深い魅力があります。
毎日の食卓やキッチンで、手にとって使うたびに、その良さが自然と伝わってきます。
長く使うほどに竹の風合いはやわらかくなじみ、
最初に感じる「シャープで、穏やか」な印象はそのままに、
道具としての魅力と愛着がじわじわと深まっていきます。

こちらは炭竹-すみたけ-で作られた「しゃもじ」です。
「孟宗竹-もうそうちく-」や、「淡竹-はちく-」を材料にし、
高圧釜や炭づくりで使う炭窯に入れるというほかにはない
工程を経ることで、このコクのある風合いが出ます。
私たちはその工程を経た竹に、「炭竹(すみたけ)」という愛称をつけて呼んでいます。











昨今は、お米がくっつかないような加工がされているしゃもじもたくさん見られます。
そういったものも、もちろんべんりです。

しかし、この一本筋の通ったしゃもじの造形を目の前にしてしまったら、
お米が多少くっつくことは、お米としゃもじの長い関係性においてふつうのことであるし、
そして、それが大きなとではないのではないかと思わされてしまいます。

コクのある色味で、見ているだけで炊きたての白いご飯が想像できてしまう
この炭竹のしゃもじを、取り入れていただけたらうれしいです。

__下本一歩さんの竹カトラリー__
高知の山あいに工房を構える下本一歩さんは、
地域の方と共に土と石だけで築き上げる炭窯を作り、
カシやナラの木を炭にする「炭焼き」をされていました。
その炭焼きの工程で出る大量の煙に、
ご自身が削った竹カトラリーを吊るしていたのがきっかけで、
燻した竹のカトラリー作りを本格的に始められました。
竹を自ら山に入り切り出し、熱処理を施したあと、自作の炭窯で燻し、
真っ黒に色づいた竹を使って暮らしの道具を作られています。
下本さんが作られる竹のカトラリーは、
シャープな印象ながら、どこか穏やかな厚みや丸みも感じる、奥深い魅力があります。
毎日の食卓やキッチンで、手にとって使うたびに、その良さが自然と伝わってきます。
長く使うほどに竹の風合いはやわらかくなじみ、
最初に感じる「シャープで、穏やか」な印象はそのままに、
道具としての魅力と愛着がじわじわと深まっていきます。

こちらは炭竹-すみたけ-で作られた「しゃもじ」です。
「孟宗竹-もうそうちく-」や、「淡竹-はちく-」を材料にし、
高圧釜や炭づくりで使う炭窯に入れるというほかにはない
工程を経ることで、このコクのある風合いが出ます。
私たちはその工程を経た竹に、「炭竹(すみたけ)」という愛称をつけて呼んでいます。



炭窯で燻した炭竹らしい色が持ち手にたっぷりと染み込んでいます。

持ち手は厚みがあり、肉厚な孟宗竹だからできる作りとなっています。握ってみると、この厚みに安心感をおぼえます。

お米をすくう部分は大きすぎず、小さすぎず、ちょうどよいサイズ感です。

裏返すと、竹であることを証明するかのような繊維の様子がわかります。写真手前が表皮に近い方で、そちらのほうが、竹の繊維が密集します。

横から見ると、ヘラ部分は丸みを帯びながら、反っています。このカーブがあることで、土鍋や炊飯器などからごはんをすくいやすく、また、くっついたお米をお茶碗の縁などで落としやすくなります。

ヘラと持ち手の境界線にはこちらも竹である証拠である、節がアクセントとして入っています。これがあることで、ひっくり返しておいたときに、ヘラが下につきません。実に工夫されています。

毎回、使うときには、へらの両面を水で濡らしてから使うと、ご飯粒が表面につきにくくなります。


昨今は、お米がくっつかないような加工がされているしゃもじもたくさん見られます。
そういったものも、もちろんべんりです。

しかし、この一本筋の通ったしゃもじの造形を目の前にしてしまったら、
お米が多少くっつくことは、お米としゃもじの長い関係性においてふつうのことであるし、
そして、それが大きなとではないのではないかと思わされてしまいます。

コクのある色味で、見ているだけで炊きたての白いご飯が想像できてしまう
この炭竹のしゃもじを、取り入れていただけたらうれしいです。

__下本一歩さんの竹カトラリー__
高知の山あいに工房を構える下本一歩さんは、
地域の方と共に土と石だけで築き上げる炭窯を作り、
カシやナラの木を炭にする「炭焼き」をされていました。
その炭焼きの工程で出る大量の煙に、
ご自身が削った竹カトラリーを吊るしていたのがきっかけで、
燻した竹のカトラリー作りを本格的に始められました。
竹を自ら山に入り切り出し、熱処理を施したあと、自作の炭窯で燻し、
真っ黒に色づいた竹を使って暮らしの道具を作られています。
下本さんが作られる竹のカトラリーは、
シャープな印象ながら、どこか穏やかな厚みや丸みも感じる、奥深い魅力があります。
毎日の食卓やキッチンで、手にとって使うたびに、その良さが自然と伝わってきます。
長く使うほどに竹の風合いはやわらかくなじみ、
最初に感じる「シャープで、穏やか」な印象はそのままに、
道具としての魅力と愛着がじわじわと深まっていきます。