330116-1 宮城県/篠竹 米とぎざる(十立てざる) 五合用
こちらは宮城県の篠竹で作られた米とぎざるです。
名前の通り、お米を研ぐのに合わせて作られている米とぎざるです。
米どころであり、酒どころでもある宮城県では、
このような形のお米を洗うざる作りが発達しました。
現在は作る方はほとんどいませんが、
同じタイプの一番大きなざるは「大酒屋ざる」と呼ばれています。
また、お米だけでなく豆類を洗うのにもよく使われていたそうです。
残念ながら、宮城県においては現在は作れる種類はごくわずかに限られており、
こちらの五合用サイズを作ってくださる方がいらっしゃるとの連絡を産地からいただき、
ご紹介できる運びとなりました。
こちらのサイズはお米で言うと5合を洗うのにちょうどよいと言われています。「5合まで」という意味ですので、1合でも2合でも、5合より少ないお米の量であれば、問題なく洗うことができます。
五合用よりもたくさんのお米をざるには入れること自体はできますが、水分を含んだお米をたくさん入れますと、ざるに負担がかかり、壊れやすくなりますので、おすすめしません。 使っているうちに縁がこのように、ほどけてしまうことがありますが、その場合、元の場所やもっと摩擦が強くなりそうな隣の編み目などに、ぐっと入れなおしてください。その際、ひごの部分を湿らせてから行うと、パキッと折れにくいです。 同じざるではありませんが、同じ産地で作られたおおよそ同じサイズのざるに人参1本と小松菜1束分を切って入れたところです。目安として、ご参考になれば幸いです。 こちらは3把(150g)ほどのそうめんを湯切りしているところです。 ざるには熱湯をかけても問題ありません。
米とぎざる以外にも、「水切りざる」としてもお使いいただけます。
料理の下拵え・仕込みのときに切り分けておいたり、そのままじゃぶじゃぶと洗ったり。
硬い野菜と柔らかい野菜など調理する順番でざるを分けて使っても。
湯切りした麺類を、このざるの中でそのまま流水や氷水をはったボウルに入れるなども可能です。
このざるには100-200gまでの量が適量です。
また、水まわり以外でも、根菜や果物を入れておく収納用ざるとしても良いです。
水分を含んだお米や野菜など重量のあるものを入れたときには、
縁のみを持たずに全体を抱えるように持つと、縁に負荷がかかりにくく、ざるが長持ちします。
また、ざるを水洗いしてその水を切る際に、縁をコンコンとシンクなど硬いものに当てて切らずに、
ざる全体を持って振るように水を切るのが良いです。
キッチンで使いやすい、水切り、湯切りと万能なこちらの米とぎざる。
毎日のキッチンで活躍してくれることと思います。
<宮城県岩出山の篠竹細工>
宮城県の仙台市よりも50キロほど北部に位置する大崎市岩出山地区では、
江戸時代のころから武家の内職でかごやざる作りが始まったと言われています。
その地域に自生していた篠竹(しのたけ)と呼ばれるしなやかな笹を使い、
暮らしの道具や業務用として、用途に合わせて作っていました。
宮城県の篠竹細工は何よりとても軽く、手当たりも柔らかいため、
日々の台所まわりにおいて、とても使い勝手が良いことで知られています。
最盛期は80種類以上のかごやざるが作られていましたが、
時代の流れとともに種類も生産量も減少しており、
縁に真竹を使用しないなど、いわゆる篠竹だけを使った昔ながらの素朴な
ざるやかごは、数名のご高齢の方々が作るもののみとなっています。
こちらは宮城県の篠竹で作られた米とぎざるです。
名前の通り、お米を研ぐのに合わせて作られている米とぎざるです。
米どころであり、酒どころでもある宮城県では、
このような形のお米を洗うざる作りが発達しました。
現在は作る方はほとんどいませんが、
同じタイプの一番大きなざるは「大酒屋ざる」と呼ばれています。
また、お米だけでなく豆類を洗うのにもよく使われていたそうです。
残念ながら、宮城県においては現在は作れる種類はごくわずかに限られており、
こちらの五合用サイズを作ってくださる方がいらっしゃるとの連絡を産地からいただき、
ご紹介できる運びとなりました。
小指ほどの太さの通称篠竹(しのたけ)という笹を、縦に割り、それを薄く剥ぎます。内側の部分は捨て、つるつるした表皮がついている方を使い、ざるを作ります。 縦骨に横のひごを回しながら、規則的に編んでいきます。 底はあじろ底編みという、ざるでよく使う編み方から始まっています。
宮城では、この底の中心の2本セットのひごの本数がざるの名称になります。
この写真ですと、2本セットのペアが10組ずつで編まれているので、「十立て(とたて)ざる」と呼びます。縁には真竹を芯材にして、それに薄くした篠竹で巻いて仕上げています。縁には、仮留めしているテープが見えることがあります。不良品ではありませんので、あらかじめご了承ください。 巻縁仕上げ(まきぶちしあげ)という手法で巻かれています。 隙間少なく、巻き付けられています。 宮城の米とぎざるはつるつるした表皮を内側にして編み込んであります。そうすることで、内側が滑らかな仕上がりになります。 お米や食材のみならず、手も傷つけにくいです。
こちらのサイズはお米で言うと5合を洗うのにちょうどよいと言われています。「5合まで」という意味ですので、1合でも2合でも、5合より少ないお米の量であれば、問題なく洗うことができます。 五合用よりもたくさんのお米をざるには入れること自体はできますが、水分を含んだお米をたくさん入れますと、ざるに負担がかかり、壊れやすくなりますので、おすすめしません。 使っているうちに縁がこのように、ほどけてしまうことがありますが、その場合、元の場所やもっと摩擦が強くなりそうな隣の編み目などに、ぐっと入れなおしてください。その際、ひごの部分を湿らせてから行うと、パキッと折れにくいです。 同じざるではありませんが、同じ産地で作られたおおよそ同じサイズのざるに人参1本と小松菜1束分を切って入れたところです。目安として、ご参考になれば幸いです。 こちらは3把(150g)ほどのそうめんを湯切りしているところです。 ざるには熱湯をかけても問題ありません。
米とぎざる以外にも、「水切りざる」としてもお使いいただけます。
料理の下拵え・仕込みのときに切り分けておいたり、そのままじゃぶじゃぶと洗ったり。
硬い野菜と柔らかい野菜など調理する順番でざるを分けて使っても。
湯切りした麺類を、このざるの中でそのまま流水や氷水をはったボウルに入れるなども可能です。
このざるには100-200gまでの量が適量です。
また、水まわり以外でも、根菜や果物を入れておく収納用ざるとしても良いです。
水分を含んだお米や野菜など重量のあるものを入れたときには、
縁のみを持たずに全体を抱えるように持つと、縁に負荷がかかりにくく、ざるが長持ちします。
また、ざるを水洗いしてその水を切る際に、縁をコンコンとシンクなど硬いものに当てて切らずに、
ざる全体を持って振るように水を切るのが良いです。
キッチンで使いやすい、水切り、湯切りと万能なこちらの米とぎざる。
毎日のキッチンで活躍してくれることと思います。
<宮城県岩出山の篠竹細工>
宮城県の仙台市よりも50キロほど北部に位置する大崎市岩出山地区では、
江戸時代のころから武家の内職でかごやざる作りが始まったと言われています。
その地域に自生していた篠竹(しのたけ)と呼ばれるしなやかな笹を使い、
暮らしの道具や業務用として、用途に合わせて作っていました。
宮城県の篠竹細工は何よりとても軽く、手当たりも柔らかいため、
日々の台所まわりにおいて、とても使い勝手が良いことで知られています。
最盛期は80種類以上のかごやざるが作られていましたが、
時代の流れとともに種類も生産量も減少しており、
縁に真竹を使用しないなど、いわゆる篠竹だけを使った昔ながらの素朴な
ざるやかごは、数名のご高齢の方々が作るもののみとなっています。
こちらは宮城県の篠竹で作られた米とぎざるです。
名前の通り、お米を研ぐのに合わせて作られている米とぎざるです。
米どころであり、酒どころでもある宮城県では、
このような形のお米を洗うざる作りが発達しました。
現在は作る方はほとんどいませんが、
同じタイプの一番大きなざるは「大酒屋ざる」と呼ばれています。
また、お米だけでなく豆類を洗うのにもよく使われていたそうです。
残念ながら、宮城県においては現在は作れる種類はごくわずかに限られており、
こちらの五合用サイズを作ってくださる方がいらっしゃるとの連絡を産地からいただき、
ご紹介できる運びとなりました。
小指ほどの太さの通称篠竹(しのたけ)という笹を、縦に割り、それを薄く剥ぎます。内側の部分は捨て、つるつるした表皮がついている方を使い、ざるを作ります。
縦骨に横のひごを回しながら、規則的に編んでいきます。 底はあじろ底編みという、ざるでよく使う編み方から始まっています。
宮城では、この底の中心の2本セットのひごの本数がざるの名称になります。
この写真ですと、2本セットのペアが10組ずつで編まれているので、「十立て(とたて)ざる」と呼びます。 縁には真竹を芯材にして、それに薄くした篠竹で巻いて仕上げています。縁には、仮留めしているテープが見えることがあります。不良品ではありませんので、あらかじめご了承ください。 巻縁仕上げ(まきぶちしあげ)という手法で巻かれています。 隙間少なく、巻き付けられています。 宮城の米とぎざるはつるつるした表皮を内側にして編み込んであります。そうすることで、内側が滑らかな仕上がりになります。
お米や食材のみならず、手も傷つけにくいです。
こちらのサイズはお米で言うと5合を洗うのにちょうどよいと言われています。「5合まで」という意味ですので、1合でも2合でも、5合より少ないお米の量であれば、問題なく洗うことができます。
五合用よりもたくさんのお米をざるには入れること自体はできますが、水分を含んだお米をたくさん入れますと、ざるに負担がかかり、壊れやすくなりますので、おすすめしません。 使っているうちに縁がこのように、ほどけてしまうことがありますが、その場合、元の場所やもっと摩擦が強くなりそうな隣の編み目などに、ぐっと入れなおしてください。その際、ひごの部分を湿らせてから行うと、パキッと折れにくいです。 同じざるではありませんが、同じ産地で作られたおおよそ同じサイズのざるに人参1本と小松菜1束分を切って入れたところです。目安として、ご参考になれば幸いです。 こちらは3把(150g)ほどのそうめんを湯切りしているところです。 ざるには熱湯をかけても問題ありません。
米とぎざる以外にも、「水切りざる」としてもお使いいただけます。
料理の下拵え・仕込みのときに切り分けておいたり、そのままじゃぶじゃぶと洗ったり。
硬い野菜と柔らかい野菜など調理する順番でざるを分けて使っても。
湯切りした麺類を、このざるの中でそのまま流水や氷水をはったボウルに入れるなども可能です。
このざるには100-200gまでの量が適量です。
また、水まわり以外でも、根菜や果物を入れておく収納用ざるとしても良いです。
水分を含んだお米や野菜など重量のあるものを入れたときには、
縁のみを持たずに全体を抱えるように持つと、縁に負荷がかかりにくく、ざるが長持ちします。
また、ざるを水洗いしてその水を切る際に、縁をコンコンとシンクなど硬いものに当てて切らずに、
ざる全体を持って振るように水を切るのが良いです。
キッチンで使いやすい、水切り、湯切りと万能なこちらの米とぎざる。
毎日のキッチンで活躍してくれることと思います。
<宮城県岩出山の篠竹細工>
宮城県の仙台市よりも50キロほど北部に位置する大崎市岩出山地区では、
江戸時代のころから武家の内職でかごやざる作りが始まったと言われています。
その地域に自生していた篠竹(しのたけ)と呼ばれるしなやかな笹を使い、
暮らしの道具や業務用として、用途に合わせて作っていました。
宮城県の篠竹細工は何よりとても軽く、手当たりも柔らかいため、
日々の台所まわりにおいて、とても使い勝手が良いことで知られています。
最盛期は80種類以上のかごやざるが作られていましたが、
時代の流れとともに種類も生産量も減少しており、
縁に真竹を使用しないなど、いわゆる篠竹だけを使った昔ながらの素朴な
ざるやかごは、数名のご高齢の方々が作るもののみとなっています。