240104-1 山形県/あけび 透かし蓋かご
東北地方の中でも南に位置し、その西側の日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成され、町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
一方、その土地の文化を踏襲しながら、
また、世界の様々な土地で作られるかご文化を取り入れつつ、
新しい感覚でかごを作り続ける人もいます。
ノスタルジックでいて、野趣あふれる独特の感性から作られる、
様々な造形のかごは不思議と気品をも感じさせてくれます。
その中でもこちらは、あけびの蔓をメインに使って編まれた手提げです。
ふっくらとしたかごの、ゆるやかな曲線。
蓋を開けたり閉めたりするときに、フワッとほのかに漂う、木の香り。
ほかには替えがたい、ユニークな手提げですが、
しっかり実用的でもあります。
使い続けるほど、よきパートナーになってくれることと思います。
ぜひ、長くお楽しみください。
<kegoya(木小屋)のかご作り>
山形県南部の方言で作業小屋を指すこの言葉を屋号に掲げ、
再生しやすいあけび蔓やくるみの樹皮をメインに使って、
日用品としてのかごを作り続けている熊谷茜さん。
「編みたての古かご」という、作りたてなのにどこか味のあるかごの数々。
傷や風合いは山育ちの表情とし、ざっくり感で手仕事の痕跡を示します。
見たことのない造形や仕上げを研究し続け、また、生み出していながら、
現代の暮らしにもいつの間にか馴染んでしまうのが、kegoyaのかごです。
東北地方の中でも南に位置し、その西側の日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成され、町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
一方、その土地の文化を踏襲しながら、
また、世界の様々な土地で作られるかご文化を取り入れつつ、
新しい感覚でかごを作り続ける人もいます。
ノスタルジックでいて、野趣あふれる独特の感性から作られる、
様々な造形のかごは不思議と気品をも感じさせてくれます。
その中でもこちらは、あけびの蔓をメインに使って編まれた手提げです。
ほかにはない、そのユニークで愛らしい形がなんとも魅力です。 ふっくらと形どったかご本体に、もうひとつのかごが蓋として載った形です。 かご本体は「並編み」という編み方で仕上げられています。 こちらはかごの縁部分です。 かごの底面裏側です。こちらも「並編み」仕上げで、しっかりとした作りになっています。 かご本体にはリング状の留め具がつけられ、持ち手とつなげられています。 持ち手や留め具は、あけびの芯材の上からくるみの樹皮が巻かれています。少しダークな色味がかごの印象を深みのあるものにしています。 かごの口部分の内寸は約横幅25cm、奥行き15cm、高さ15cmほど。財布やポーチ、水筒、本などを入れて、お出かけに持っていくのにちょうど良い大きさです。 蓋も、片側はかご本体と留められています。最大で180度ほど開きます。 こちらの蓋の透かし編みが、手提げを柔らかく優しい印象に、また、唯一無二の存在にしているように思われます。 スッ、スッと、とてもスムーズに開け閉めすることができ、使い手のことをよく考えられた作りになっていて、思わず嬉しくなります。 コロンとしたかわいらしい手提げ。長く寄り添ってくれることと思います。
ふっくらとしたかごの、ゆるやかな曲線。
蓋を開けたり閉めたりするときに、フワッとほのかに漂う、木の香り。
ほかには替えがたい、ユニークな手提げですが、
しっかり実用的でもあります。
使い続けるほど、よきパートナーになってくれることと思います。
ぜひ、長くお楽しみください。
<kegoya(木小屋)のかご作り>
山形県南部の方言で作業小屋を指すこの言葉を屋号に掲げ、
再生しやすいあけび蔓やくるみの樹皮をメインに使って、
日用品としてのかごを作り続けている熊谷茜さん。
「編みたての古かご」という、作りたてなのにどこか味のあるかごの数々。
傷や風合いは山育ちの表情とし、ざっくり感で手仕事の痕跡を示します。
見たことのない造形や仕上げを研究し続け、また、生み出していながら、
現代の暮らしにもいつの間にか馴染んでしまうのが、kegoyaのかごです。
東北地方の中でも南に位置し、その西側の日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成され、町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
一方、その土地の文化を踏襲しながら、
また、世界の様々な土地で作られるかご文化を取り入れつつ、
新しい感覚でかごを作り続ける人もいます。
ノスタルジックでいて、野趣あふれる独特の感性から作られる、
様々な造形のかごは不思議と気品をも感じさせてくれます。
その中でもこちらは、あけびの蔓をメインに使って編まれた手提げです。
ほかにはない、そのユニークで愛らしい形がなんとも魅力です。 ふっくらと形どったかご本体に、もうひとつのかごが蓋として載った形です。 かご本体は「並編み」という編み方で仕上げられています。 こちらはかごの縁部分です。 かごの底面裏側です。こちらも「並編み」仕上げで、しっかりとした作りになっています。 かご本体にはリング状の留め具がつけられ、持ち手とつなげられています。 持ち手や留め具は、あけびの芯材の上からくるみの樹皮が巻かれています。少しダークな色味がかごの印象を深みのあるものにしています。 かごの口部分の内寸は約横幅25cm、奥行き15cm、高さ15cmほど。財布やポーチ、水筒、本などを入れて、お出かけに持っていくのにちょうど良い大きさです。 蓋も、片側はかご本体と留められています。最大で180度ほど開きます。 こちらの蓋の透かし編みが、手提げを柔らかく優しい印象に、また、唯一無二の存在にしているように思われます。 スッ、スッと、とてもスムーズに開け閉めすることができ、使い手のことをよく考えられた作りになっていて、思わず嬉しくなります。 コロンとしたかわいらしい手提げ。長く寄り添ってくれることと思います。
ふっくらとしたかごの、ゆるやかな曲線。
蓋を開けたり閉めたりするときに、フワッとほのかに漂う、木の香り。
ほかには替えがたい、ユニークな手提げですが、
しっかり実用的でもあります。
使い続けるほど、よきパートナーになってくれることと思います。
ぜひ、長くお楽しみください。
<kegoya(木小屋)のかご作り>
山形県南部の方言で作業小屋を指すこの言葉を屋号に掲げ、
再生しやすいあけび蔓やくるみの樹皮をメインに使って、
日用品としてのかごを作り続けている熊谷茜さん。
「編みたての古かご」という、作りたてなのにどこか味のあるかごの数々。
傷や風合いは山育ちの表情とし、ざっくり感で手仕事の痕跡を示します。
見たことのない造形や仕上げを研究し続け、また、生み出していながら、
現代の暮らしにもいつの間にか馴染んでしまうのが、kegoyaのかごです。