340502 山形県/シナノキ 花結び手提げ(てんご)小・大 2サイズ
その昔、日本海に面する山形県や新潟県は
出羽や越後という地名で呼ばれていました。
また、その山形県と新潟県を含む秋田県から越前福井あたりまでを
羽越地方とも呼んでいます。
その羽越地方にあたる山形県と新潟県の県境のエリアでは、
「しな織(おり)」と呼ばれる、シナノキから作り出す織物が今現在も作られています。
沖縄の芭蕉布や静岡県のくず布と並び、代表的な古代織とされています。
その発祥は平安時代にも遡るとも言われており、
以前は全国各地で作られていましたが、木綿や絹の普及、
戦後の化学繊維の大量生産により、姿を消したものも多くあります。
それでも今なお残っている古代布づくりは、
山里における大切な冬仕事という位置付けはもちろんのこと、
昔と変わらない技術で周辺の自然のものから作られる素朴さと温もりが、
人々を魅了し続けているからだと感じます。
しな織ができるまでの行程は大きく分けて10段階です。6月にシナノキの選別・伐採から始まり、実際に織り機にかけるのは翌年の2月頃。材料の下ごしらえに農作業との兼ね合いもありますが、半年もの時間があります。
しかし、そのような行程から生み出されたしな織には、香りといい、風合いといい、えも言われぬ自然素材の魅力が詰まっています。
シナノキは日本全国に生息しているため、岡山県のがま細工における「ヤマカゲ」や福島県の「モワダ」などと呼び名を変えて、かご細工に使用されています。
そのしな織の技術で作られたかごを産地の言葉では「てんご(てご)」と言います。もとはもう少し大きなサイズで、水にも強い素材のため、主に山仕事の際に重宝され、山菜・野菜などの収穫かごとして使われていました。
こちらは今の暮らしに合わせたサイズ感の、「花結びてんご」とも言われる手提げ。
2サイズをご紹介します。
こちらは小サイズです。
長財布を横にして入れるのに、十分な横幅があります。
荷物少なく、ちょっとしたおでかけにはちょうど良い大きさです。
こちらは大サイズです。
いわゆる標準的なかごバッグのサイズです。マチも十分にあります。
このサイズでしたら、しっかりとした荷物が入ります。
それでいて、軽やかなのが、この編み方の魅力です。
こちらの小サイズと大サイズ、見比べるとわかるように、
しな糸には、濃い茶色から少し白っぽい色まで、さまざまな色の表情があります。
これは染めたりしているわけではなく、その木を剥がしてみると、
さまざまな色の違いがあり、自然な発色であるそうです。
これが木から作られたとは思えないほどの優しい風合いです。
山での収穫かご、仕事用のかごとして使われていた素材ですので、
かごとしての強度も申し分ありません。
しな糸で織られたこちらの手提げ、繊細なつくりに見えますが、
お出掛けかごとして、財布やかぎ、携帯電話、水筒やポーチ、本などを
入れて持ち歩いてもじゅうぶんに耐えられるつくりです。
どちらのサイズも、日頃持ち歩くほどの荷物の量でしたら、
多少重さがあってもしっかりと支えてくれます。
こちらの手提げの特性上、中に入れたものの重さでかご部分が多少伸びていきます。
お使いにならないときには、中になにも入れない状態でつるしておくか、
棚などに置いて保管するようになさるといいかと思います。
こちらは、使い続けて3年ほど経過した大サイズのてんごです。
使い始めよりも色味が明るくなり、縦方向に伸びた形となっています。
張りのある質感から、くたっとした柔らかい素材へと変わり、より体に馴染んできたように思います。
透けるつくりですので、中に巾着や袋などを入れて、目隠しのようにお使いになるのも。
古代からおなじ技術で紡がれた、しな糸を使って作られた手提げ。
とても軽く、編み目も美しく、柔らかい手当たりで、日々活躍してくれます。
少しも色あせないその技術、使いつづけることで、ずっとつないでいきたいものです。
どちらかお好みのサイズをお選びください。
その昔、日本海に面する山形県や新潟県は
出羽や越後という地名で呼ばれていました。
また、その山形県と新潟県を含む秋田県から越前福井あたりまでを
羽越地方とも呼んでいます。
その羽越地方にあたる山形県と新潟県の県境のエリアでは、
「しな織(おり)」と呼ばれる、シナノキから作り出す織物が今現在も作られています。
沖縄の芭蕉布や静岡県のくず布と並び、代表的な古代織とされています。
その発祥は平安時代にも遡るとも言われており、
以前は全国各地で作られていましたが、木綿や絹の普及、
戦後の化学繊維の大量生産により、姿を消したものも多くあります。
それでも今なお残っている古代布づくりは、
山里における大切な冬仕事という位置付けはもちろんのこと、
昔と変わらない技術で周辺の自然のものから作られる素朴さと温もりが、
人々を魅了し続けているからだと感じます。
しな織ができるまでの行程は大きく分けて10段階です。6月にシナノキの選別・伐採から始まり、実際に織り機にかけるのは翌年の2月頃。材料の下ごしらえに農作業との兼ね合いもありますが、半年もの時間があります。
しかし、そのような行程から生み出されたしな織には、香りといい、風合いといい、えも言われぬ自然素材の魅力が詰まっています。
シナノキは日本全国に生息しているため、岡山県のがま細工における「ヤマカゲ」や福島県の「モワダ」などと呼び名を変えて、かご細工に使用されています。
そのしな織の技術で作られたかごを産地の言葉では「てんご(てご)」と言います。もとはもう少し大きなサイズで、水にも強い素材のため、主に山仕事の際に重宝され、山菜・野菜などの収穫かごとして使われていました。
こちらは今の暮らしに合わせたサイズ感の、「花結びてんご」とも言われる手提げ。
2サイズをご紹介します。
こちらの小サイズと大サイズ、見比べるとわかるように、
しな糸には、濃い茶色から少し白っぽい色まで、さまざまな色の表情があります。
これは染めたりしているわけではなく、その木を剥がしてみると、
さまざまな色の違いがあり、自然な発色であるそうです。
これが木から作られたとは思えないほどの優しい風合いです。
山での収穫かご、仕事用のかごとして使われていた素材ですので、
かごとしての強度も申し分ありません。
しな糸で織られたこちらの手提げ、繊細なつくりに見えますが、
お出掛けかごとして、財布やかぎ、携帯電話、水筒やポーチ、本などを
入れて持ち歩いてもじゅうぶんに耐えられるつくりです。
どちらのサイズも、日頃持ち歩くほどの荷物の量でしたら、
多少重さがあってもしっかりと支えてくれます。
こちらの手提げの特性上、中に入れたものの重さでかご部分が多少伸びていきます。
お使いにならないときには、中になにも入れない状態でつるしておくか、
棚などに置いて保管するようになさるといいかと思います。
古代からおなじ技術で紡がれた、しな糸を使って作られた手提げ。
とても軽く、編み目も美しく、柔らかい手当たりで、日々活躍してくれます。
少しも色あせないその技術、使いつづけることで、ずっとつないでいきたいものです。
どちらかお好みのサイズをお選びください。
その昔、日本海に面する山形県や新潟県は
出羽や越後という地名で呼ばれていました。
また、その山形県と新潟県を含む秋田県から越前福井あたりまでを
羽越地方とも呼んでいます。
その羽越地方にあたる山形県と新潟県の県境のエリアでは、
「しな織(おり)」と呼ばれる、シナノキから作り出す織物が今現在も作られています。
沖縄の芭蕉布や静岡県のくず布と並び、代表的な古代織とされています。
その発祥は平安時代にも遡るとも言われており、
以前は全国各地で作られていましたが、木綿や絹の普及、
戦後の化学繊維の大量生産により、姿を消したものも多くあります。
それでも今なお残っている古代布づくりは、
山里における大切な冬仕事という位置付けはもちろんのこと、
昔と変わらない技術で周辺の自然のものから作られる素朴さと温もりが、
人々を魅了し続けているからだと感じます。
しな織ができるまでの行程は大きく分けて10段階です。6月にシナノキの選別・伐採から始まり、実際に織り機にかけるのは翌年の2月頃。材料の下ごしらえに農作業との兼ね合いもありますが、半年もの時間があります。
しかし、そのような行程から生み出されたしな織には、香りといい、風合いといい、えも言われぬ自然素材の魅力が詰まっています。
シナノキは日本全国に生息しているため、岡山県のがま細工における「ヤマカゲ」や福島県の「モワダ」などと呼び名を変えて、かご細工に使用されています。
そのしな織の技術で作られたかごを産地の言葉では「てんご(てご)」と言います。もとはもう少し大きなサイズで、水にも強い素材のため、主に山仕事の際に重宝され、山菜・野菜などの収穫かごとして使われていました。
こちらは今の暮らしに合わせたサイズ感の、「花結びてんご」とも言われる手提げ。
2サイズをご紹介します。
小と大の2サイズがあります。
両サイズとも、作りは同じです。
縒りがかけられた「しな糸」を使い、織機ではなく、手で全体を編み上げています。
七宝(しっぽう)編みやマクラメ編みという名前で知られる編みが連なっています。しな糸の色の濃さはその木によって、または使う部分によって異なり、薄いベージュのような色から、こげ茶のような色まで、さまざまです。
たとえば、こちらの手提げは、よく見ると一部にグラデーションのような色の変化があります。その時に入荷したものをお届けしますので、あらかじめご了承ください。
てんごの縁には少し太めによられた「しな糸」が使われています。
全ての編み目が縁にたどり着いています。
持ち手部分も「しな糸」から。三つ編みにして持ち手が作られています。
その編み目を担う糸がそのまま持ち手にきているため、簡単に抜けるようなことはありません。
側面の編み目から底部分は編み方が変わります。
糸の始末はかごの内側にあるため、外から見ると、すっきりとした仕上がりです。一部先端がほつれてこないようボンドを使用している場合がございます。不良品ではありませんので、あらかじめご了承くださいませ。
それでは、2サイズを順にご紹介します。
こちらは小サイズです。
長財布を横にして入れるのに、十分な横幅があります。
荷物少なく、ちょっとしたおでかけにはちょうど良い大きさです。
こちらは大サイズです。
いわゆる標準的なかごバッグのサイズです。マチも十分にあります。
このサイズでしたら、しっかりとした荷物が入ります。
それでいて、軽やかなのが、この編み方の魅力です。
こちらの小サイズと大サイズ、見比べるとわかるように、
しな糸には、濃い茶色から少し白っぽい色まで、さまざまな色の表情があります。
これは染めたりしているわけではなく、その木を剥がしてみると、
さまざまな色の違いがあり、自然な発色であるそうです。
これが木から作られたとは思えないほどの優しい風合いです。
山での収穫かご、仕事用のかごとして使われていた素材ですので、
かごとしての強度も申し分ありません。
しな糸で織られたこちらの手提げ、繊細なつくりに見えますが、
お出掛けかごとして、財布やかぎ、携帯電話、水筒やポーチ、本などを
入れて持ち歩いてもじゅうぶんに耐えられるつくりです。
どちらのサイズも、日頃持ち歩くほどの荷物の量でしたら、
多少重さがあってもしっかりと支えてくれます。
こちらの手提げの特性上、中に入れたものの重さでかご部分が多少伸びていきます。
お使いにならないときには、中になにも入れない状態でつるしておくか、
棚などに置いて保管するようになさるといいかと思います。
こちらは、使い続けて3年ほど経過した大サイズのてんごです。
使い始めよりも色味が明るくなり、縦方向に伸びた形となっています。
張りのある質感から、くたっとした柔らかい素材へと変わり、より体に馴染んできたように思います。
透けるつくりですので、中に巾着や袋などを入れて、目隠しのようにお使いになるのも。
古代からおなじ技術で紡がれた、しな糸を使って作られた手提げ。
とても軽く、編み目も美しく、柔らかい手当たりで、日々活躍してくれます。
少しも色あせないその技術、使いつづけることで、ずっとつないでいきたいものです。
どちらかお好みのサイズをお選びください。