山形県/山ぶどう&またたび 手提げ 枡あじろ編み 31cm
こちらはぶどう蔓とまたたびを使った珍しい手提げです。
山ぶどう蔓が採取できるのは、6月の湿気が多いほんのわずかの時期。
それに対し、またたびは冬、雪が降る前に採取するのが通常です。
採取時期の異なる二つの素材を使うのは
作り手にとっては手間のかかる作業となります。
数ある蔓細工の中でもぶどう蔓は耐久性がとても高く、
長く使えること、また、人の手の脂で艶が出てくることも大きな特徴です。
またたびはその白さと手あたりの柔らかさが何と言っても魅力です。
雪が多く、竹があまり生えない地域においては、
またたびがざるや台所周りの道具を作る貴重な材料となっていました。
軽やかで端正な雰囲気の、ユニークな手提げです。
時間が経つにつれ、艶が出てさらに美しさを増していきます。
経年変化とともにお楽しみください。
<山形県南部の蔓細工・樹皮細工>
東北地方の中でも南東北の西側、日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成されてきました。
町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
くるみに山ぶどう、あけび蔓にまたたびといった材料を加工し、
生活の道具や民芸品を作っていたこちらの地域では、貴重な技術を伝承しようと活動されている方々がいらっしゃいます。
こちらはぶどう蔓とまたたびを使った珍しい手提げです。
山ぶどう蔓が採取できるのは、6月の湿気が多いほんのわずかの時期。
それに対し、またたびは冬、雪が降る前に採取するのが通常です。
採取時期の異なる二つの素材を使うのは
作り手にとっては手間のかかる作業となります。
数ある蔓細工の中でもぶどう蔓は耐久性がとても高く、
長く使えること、また、人の手の脂で艶が出てくることも大きな特徴です。
またたびはその白さと手あたりの柔らかさが何と言っても魅力です。
雪が多く、竹があまり生えない地域においては、
またたびがざるや台所周りの道具を作る貴重な材料となっていました。
こちらはその二つの素材を使用して、大胆な編み模様で仕上げられた手提げです。 あじろ編みを使って、枡(ます)がいくつもできる編み方から、
「枡あじろ編み」と呼ばれます。縦ひごにまたたび、横ひごにぶどう蔓を使用しています。色もさることながら、質感の違う二素材が個性的なコントラストを生み出しています。 縁のぶどう蔓がかごの印象を引き締めています。 縁は二重巻き仕上げです。互いに編み込まれた手の込んだ縁作りになっています。 上から見た縁の部分です。ぶどう蔓手提げの中では比較的薄造りの縁となっています。 持ち手と縁の接続部分です。こちらも比較的多めにぶどう蔓を使って(8本ほど)留めています。 かごの内側から見た接続部分です。しっかりと固定されています。 持ち手はぶどう蔓を芯材に、その上から4本のぶどう蔓を編み込むように巻いて仕上げています。 底の裏面は全面またたびのあじろ編みです。 かごの内寸は横幅約29cm、奥行き11cm、高さ22cmほど。 うねりがあるぶどう蔓を細く薄いひごにすることにより、
またたびとの相性がよくなり、
かごがぐっと軽くなります。かご自体に重さがある場合、あれこれ荷物を入れて持ち歩くと、かなりの重量を運ぶことになり肩凝りや腰痛にもつながりますが、 こちらは、軽やかに持ち歩けそうです。
軽やかで端正な雰囲気の、ユニークな手提げです。
時間が経つにつれ、艶が出てさらに美しさを増していきます。
経年変化とともにお楽しみください。
<山形県南部の蔓細工・樹皮細工>
東北地方の中でも南東北の西側、日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成されてきました。
町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
くるみに山ぶどう、あけび蔓にまたたびといった材料を加工し、
生活の道具や民芸品を作っていたこちらの地域では、貴重な技術を伝承しようと活動されている方々がいらっしゃいます。
こちらはぶどう蔓とまたたびを使った珍しい手提げです。
山ぶどう蔓が採取できるのは、6月の湿気が多いほんのわずかの時期。
それに対し、またたびは冬、雪が降る前に採取するのが通常です。
採取時期の異なる二つの素材を使うのは
作り手にとっては手間のかかる作業となります。
数ある蔓細工の中でもぶどう蔓は耐久性がとても高く、
長く使えること、また、人の手の脂で艶が出てくることも大きな特徴です。
またたびはその白さと手あたりの柔らかさが何と言っても魅力です。
雪が多く、竹があまり生えない地域においては、
またたびがざるや台所周りの道具を作る貴重な材料となっていました。
こちらはその二つの素材を使用して、大胆な編み模様で仕上げられた手提げです。 あじろ編みを使って、枡(ます)がいくつもできる編み方から、
「枡あじろ編み」と呼ばれます。縦ひごにまたたび、横ひごにぶどう蔓を使用しています。 色もさることながら、質感の違う二素材が個性的なコントラストを生み出しています。 縁のぶどう蔓がかごの印象を引き締めています。 縁は二重巻き仕上げです。互いに編み込まれた手の込んだ縁作りになっています。 上から見た縁の部分です。ぶどう蔓手提げの中では比較的薄造りの縁となっています。 持ち手と縁の接続部分です。こちらも比較的多めにぶどう蔓を使って(8本ほど)留めています。 かごの内側から見た接続部分です。しっかりと固定されています。 持ち手はぶどう蔓を芯材に、その上から4本のぶどう蔓を編み込むように巻いて仕上げています。 底の裏面は全面またたびのあじろ編みです。 かごの内寸は横幅約29cm、奥行き11cm、高さ22cmほど。 うねりがあるぶどう蔓を細く薄いひごにすることにより、
またたびとの相性がよくなり、
かごがぐっと軽くなります。 かご自体に重さがある場合、あれこれ荷物を入れて持ち歩くと、かなりの重量を運ぶことになり肩凝りや腰痛にもつながりますが、 こちらは、軽やかに持ち歩けそうです。
軽やかで端正な雰囲気の、ユニークな手提げです。
時間が経つにつれ、艶が出てさらに美しさを増していきます。
経年変化とともにお楽しみください。
<山形県南部の蔓細工・樹皮細工>
東北地方の中でも南東北の西側、日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成されてきました。
町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
くるみに山ぶどう、あけび蔓にまたたびといった材料を加工し、
生活の道具や民芸品を作っていたこちらの地域では、貴重な技術を伝承しようと活動されている方々がいらっしゃいます。