山形県/山ぶどう 手提げ 花結び編み 24cm
こちらは山ぶどうの蔓を使用して製作された手提げです。
山形県と福島県の間に位置する吾妻山系の山ぶどう蔓を採って作られたものです。
山ぶどう蔓が採取できるのは、6月の湿気が多いほんのわずかの時期。
数ある蔓細工の中でもぶどう蔓は丈夫で耐久性がとても高く、
世代を越えて長く使えること、
また、人の手の脂で艶が出てくることも大きな特徴です。
他の編み方で編んだ同じぐらいのサイズの手提げに比べると
ぶどう蔓をふんだんに使っているので重量はありますが、
とはいえ、ひごが薄く、小ぶりな手提げのため、
これだけ密度が高い花結びの割には軽量な手提げと言えます。
しなやかさがありますが、財布など貴重品を入れても
底がたわんで形が崩れることはなく、手提げの形はきれいに保たれます。
ひとつひとつはぷっくりと可愛らしい花編みですが
その連なりで完成された手提げは実に華やかで気品があります。
時が経つにつれ、艶が出てさらに美しさを増していきます。
長い時間にわたり側に寄り添っていける、丈夫で安定感のある手提げ。
経年変化とともに、日々、お楽しみください。
<山形県南部の蔓細工・樹皮細工>
東北地方の中でも南東北の西側、日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成されてきました。
町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
くるみに山ぶどう、あけび蔓にまたたびといった材料を加工し、
生活の道具や民芸品を作っていたこちらの地域では、貴重な技術を伝承しようと活動されている方々がいらっしゃいます。
こちらは山ぶどうの蔓を使用して製作された手提げです。
山形県と福島県の間に位置する吾妻山系の山ぶどう蔓を採って作られたものです。
山ぶどう蔓が採取できるのは、6月の湿気が多いほんのわずかの時期。
数ある蔓細工の中でもぶどう蔓は丈夫で耐久性がとても高く、
世代を越えて長く使えること、
また、人の手の脂で艶が出てくることも大きな特徴です。
こちらはぶどう蔓を薄くひご取りしたものをひとつひとつ花の形に編み繋げていった手提げで、実に手の込んだ特製仕上げです。 可愛らしい花々が整然と、しかしよく見ると個々に風合いや形の異なる花結びが並んでいます。 ぷっくりとした艶感の美しい花編みです。使うにつれ、この艶は増していきます。 縁は二重巻きになっており、互いに編み込まれた丹念な縁作りになっています。 上から見た縁の部分です。緩やかな楕円形で縁にも華やかさがあります。 持ち手と縁との接続部です。4本のぶどう蔓で固定されています。 かごの内側から見た接続部分です。 持ち手はぶどう蔓を芯材に、上から同じくぶどう蔓で固く巻かれています。持ち手は細すぎず太すぎず、手馴染みの良い太さです。 持ち手は縁にほぼ固定されていますが、わずかに開閉し、最大でこの程度まで開きます。持ち手はカチッと固定されているより、少し前後に開くぐらいの余裕があった方が、接続部に負荷がかからず、長持ちします。 底の裏面です。底の縁部分も含め、総花結び仕上げです。緩やかな六角形を描いています。 ぶどう蔓自体は張りのある強靭な素材ですが、花結びにすることでしなやかで柔らかいかごへと変化します。 かごの内寸は横幅約21.5cm、奥行き11.5cm、高さ16cmほど。
他の編み方で編んだ同じぐらいのサイズの手提げに比べると
ぶどう蔓をふんだんに使っているので重量はありますが、
とはいえ、ひごが薄く、小ぶりな手提げのため、
これだけ密度が高い花結びの割には軽量な手提げと言えます。
しなやかさがありますが、財布など貴重品を入れても
底がたわんで形が崩れることはなく、手提げの形はきれいに保たれます。
ひとつひとつはぷっくりと可愛らしい花編みですが
その連なりで完成された手提げは実に華やかで気品があります。
時が経つにつれ、艶が出てさらに美しさを増していきます。
長い時間にわたり側に寄り添っていける、丈夫で安定感のある手提げ。
経年変化とともに、日々、お楽しみください。
<山形県南部の蔓細工・樹皮細工>
東北地方の中でも南東北の西側、日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成されてきました。
町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
くるみに山ぶどう、あけび蔓にまたたびといった材料を加工し、
生活の道具や民芸品を作っていたこちらの地域では、貴重な技術を伝承しようと活動されている方々がいらっしゃいます。
こちらは山ぶどうの蔓を使用して製作された手提げです。
山形県と福島県の間に位置する吾妻山系の山ぶどう蔓を採って作られたものです。
山ぶどう蔓が採取できるのは、6月の湿気が多いほんのわずかの時期。
数ある蔓細工の中でもぶどう蔓は丈夫で耐久性がとても高く、
世代を越えて長く使えること、
また、人の手の脂で艶が出てくることも大きな特徴です。
こちらはぶどう蔓を薄くひご取りしたものをひとつひとつ花の形に編み繋げていった手提げで、実に手の込んだ特製仕上げです。 可愛らしい花々が整然と、しかしよく見ると個々に風合いや形の異なる花結びが並んでいます。 ぷっくりとした艶感の美しい花編みです。使うにつれ、この艶は増していきます。 縁は二重巻きになっており、互いに編み込まれた丹念な縁作りになっています。 上から見た縁の部分です。緩やかな楕円形で縁にも華やかさがあります。 持ち手と縁との接続部です。4本のぶどう蔓で固定されています。 かごの内側から見た接続部分です。 持ち手はぶどう蔓を芯材に、上から同じくぶどう蔓で固く巻かれています。持ち手は細すぎず太すぎず、手馴染みの良い太さです。 持ち手は縁にほぼ固定されていますが、わずかに開閉し、最大でこの程度まで開きます。持ち手はカチッと固定されているより、少し前後に開くぐらいの余裕があった方が、接続部に負荷がかからず、長持ちします。 底の裏面です。底の縁部分も含め、総花結び仕上げです。緩やかな六角形を描いています。 ぶどう蔓自体は張りのある強靭な素材ですが、花結びにすることでしなやかで柔らかいかごへと変化します。 かごの内寸は横幅約21.5cm、奥行き11.5cm、高さ16cmほど。
他の編み方で編んだ同じぐらいのサイズの手提げに比べると
ぶどう蔓をふんだんに使っているので重量はありますが、
とはいえ、ひごが薄く、小ぶりな手提げのため、
これだけ密度が高い花結びの割には軽量な手提げと言えます。
しなやかさがありますが、財布など貴重品を入れても
底がたわんで形が崩れることはなく、手提げの形はきれいに保たれます。
ひとつひとつはぷっくりと可愛らしい花編みですが
その連なりで完成された手提げは実に華やかで気品があります。
時が経つにつれ、艶が出てさらに美しさを増していきます。
長い時間にわたり側に寄り添っていける、丈夫で安定感のある手提げ。
経年変化とともに、日々、お楽しみください。
<山形県南部の蔓細工・樹皮細工>
東北地方の中でも南東北の西側、日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成されてきました。
町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
くるみに山ぶどう、あけび蔓にまたたびといった材料を加工し、
生活の道具や民芸品を作っていたこちらの地域では、貴重な技術を伝承しようと活動されている方々がいらっしゃいます。