1510604 岩手県/くるみ 手提げ あじろ×ツートン市松
こちらは沢胡桃(さわぐるみ)の樹皮を使って編まれた手提げです。
くるみの樹皮は、素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期を迎えます。
沢胡桃とは、その名の通り、山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木です。
山のほうに見られる「山胡桃」とは異なり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川の流れを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提げをご紹介します。
剥いだくるみの樹皮を1cmほどの幅で裂き、淡い茶色をした樹皮の表側をベースにして、編まれています。 かごの上部と下部で編み方が異なります。上側は縦ひごに淡い茶色のひご2本、横ひごに濃い茶色のひごを1本使って「市松編み」で仕上げています。 下側は、淡い茶色の表皮を縦と横のひごにつかい、あじろ編みで編んでいます。 編み方が異なるため、かごがいくらか奥深い表情を見せているように感じます。 縁には淡い茶色の樹皮表が使われています。縁の下に表皮のひごのステッチが2本入っています。 手提げの内側からみた縁部分です。外側と内側から巻き込むようにしっかりと巻かれています。 縁を上から見たところです。 持ち手は樹皮の表皮を使い、仕上げられています。 芯材にはあけび蔓が入っていて、そのまわりをくるみの裏皮で編み上げ、かご部分にかちっと留めています。 かごの底面裏側です。引っ掛かりのないよう丁寧に処理されています。 手提げの内寸は約横幅26cm、奥行き11.5cm、高さ20cmほど。 長財布や携帯、ハンドタオル、小さめのポーチ、本がしっかり入ります。
こちらの動画で、かごの大きさや雰囲気をご覧ください。
くるみの樹皮の質感が存分に楽しめます。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む、滋味のある手提げです。
落ち着いた、爽やかな色味は、どのような装いにもきっと似合うと思います。
一年を通してお楽しみください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
*材料採取の様子についてはコラムでもご紹介しております。
よろしければご覧ください。 → こちらからどうぞ
こちらは沢胡桃(さわぐるみ)の樹皮を使って編まれた手提げです。
くるみの樹皮は、素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期を迎えます。
沢胡桃とは、その名の通り、山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木です。
山のほうに見られる「山胡桃」とは異なり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川の流れを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
かご細工用には2〜3年目の若木を使用します。 沢胡桃はこのように株立ちして自生しています。 その先はこのように枝分かれしています。 株立ちしている全ての枝を伐るわけではなく、そのうちの2〜3本を伐り出します。 切りたてのものは、太陽の光に照らされシルバーの輝きを放っています。 切った枝の樹皮に切り込みを入れ、芯から樹皮を剥ぎ取ります。こちらは剥ぎたてのさわぐるみ樹皮です。伐りたての内側はフレッシュなクリーム色ですが、時間の経過とともに深いこげ茶色へと変化していきます。 剥いだ後の芯は山に返します。一年後にはふかふかに分解され、土に帰る準備ができてくるとのこと。 こちらは樹皮を剥いでからしばらく時間が経ったものです。表面に見える裏皮が茶色く色付いてきています。この後、さらに色味は深化していきます。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提げをご紹介します。
剥いだくるみの樹皮を1cmほどの幅で裂き、淡い茶色をした樹皮の表側をベースにして、編まれています。 かごの上部と下部で編み方が異なります。上側は縦ひごに淡い茶色のひご2本、横ひごに濃い茶色のひごを1本使って「市松編み」で仕上げています。 下側は、淡い茶色の表皮を縦と横のひごにつかい、あじろ編みで編んでいます。 編み方が異なるため、かごがいくらか奥深い表情を見せているように感じます。 縁には淡い茶色の樹皮表が使われています。縁の下に表皮のひごのステッチが2本入っています。 手提げの内側からみた縁部分です。外側と内側から巻き込むようにしっかりと巻かれています。 縁を上から見たところです。 持ち手は樹皮の表皮を使い、仕上げられています。 芯材にはあけび蔓が入っていて、そのまわりをくるみの裏皮で編み上げ、かご部分にかちっと留めています。 かごの底面裏側です。引っ掛かりのないよう丁寧に処理されています。 手提げの内寸は約横幅26cm、奥行き11.5cm、高さ20cmほど。 長財布や携帯、ハンドタオル、小さめのポーチ、本がしっかり入ります。
こちらの動画で、かごの大きさや雰囲気をご覧ください。
くるみの樹皮の質感が存分に楽しめます。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む、滋味のある手提げです。
落ち着いた、爽やかな色味は、どのような装いにもきっと似合うと思います。
一年を通してお楽しみください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
*材料採取の様子についてはコラムでもご紹介しております。
よろしければご覧ください。 → こちらからどうぞ
こちらは沢胡桃(さわぐるみ)の樹皮を使って編まれた手提げです。
くるみの樹皮は、素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期を迎えます。
沢胡桃とは、その名の通り、山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木です。
山のほうに見られる「山胡桃」とは異なり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川の流れを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
かご細工用には2〜3年目の若木を使用します。 沢胡桃はこのように株立ちして自生しています。 その先はこのように枝分かれしています。 株立ちしている全ての枝を伐るわけではなく、そのうちの2〜3本を伐り出します。 切りたてのものは、太陽の光に照らされシルバーの輝きを放っています。 切った枝の樹皮に切り込みを入れ、芯から樹皮を剥ぎ取ります。こちらは剥ぎたてのさわぐるみ樹皮です。伐りたての内側はフレッシュなクリーム色ですが、時間の経過とともに深いこげ茶色へと変化していきます。 剥いだ後の芯は山に返します。一年後にはふかふかに分解され、土に帰る準備ができてくるとのこと。 こちらは樹皮を剥いでからしばらく時間が経ったものです。表面に見える裏皮が茶色く色付いてきています。この後、さらに色味は深化していきます。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提げをご紹介します。
剥いだくるみの樹皮を1cmほどの幅で裂き、淡い茶色をした樹皮の表側をベースにして、編まれています。 かごの上部と下部で編み方が異なります。上側は縦ひごに淡い茶色のひご2本、横ひごに濃い茶色のひごを1本使って「市松編み」で仕上げています。 下側は、淡い茶色の表皮を縦と横のひごにつかい、あじろ編みで編んでいます。 編み方が異なるため、かごがいくらか奥深い表情を見せているように感じます。 縁には淡い茶色の樹皮表が使われています。縁の下に表皮のひごのステッチが2本入っています。 手提げの内側からみた縁部分です。外側と内側から巻き込むようにしっかりと巻かれています。 縁を上から見たところです。 持ち手は樹皮の表皮を使い、仕上げられています。 芯材にはあけび蔓が入っていて、そのまわりをくるみの裏皮で編み上げ、かご部分にかちっと留めています。 かごの底面裏側です。引っ掛かりのないよう丁寧に処理されています。 手提げの内寸は約横幅26cm、奥行き11.5cm、高さ20cmほど。 長財布や携帯、ハンドタオル、小さめのポーチ、本がしっかり入ります。
こちらの動画で、かごの大きさや雰囲気をご覧ください。
くるみの樹皮の質感が存分に楽しめます。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む、滋味のある手提げです。
落ち着いた、爽やかな色味は、どのような装いにもきっと似合うと思います。
一年を通してお楽しみください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
*材料採取の様子についてはコラムでもご紹介しております。
よろしければご覧ください。 → こちらからどうぞ