120503 福島県/くるみ 手提げ(巾広)33cm 内布付 小・大 2サイズ
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福島県の会津地方の中心地、会津若松市を超えてさらに新潟方面へ向かうと、 奥会津と呼ばれるエリアがあります。
このエリアは「山紫水明」という言葉がふさわしい、深い自然が残っているところです。
冬は雪深く、その土地での冬の過ごし方はさまざまな手仕事と共にありました。
昨今はその手仕事が見直され、町をあげて奨励し、盛り上げる動きもあり、
再び多くの人が編み組み細工に関わるようになっています。
その中でも山ぶどうの蔓やくるみの樹皮を使った編組品(へんそひん)は、
元々、丈夫なことから山仕事における道具として使われていました。
ナタなどの刃物やそれを研ぐ砥石の入れ物にしたり、 収穫したものを運んだりする山仕事のかごでした。
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最近では手提げなどを中心にさまざまな種類のかごが 編まれるようになっています。こちらは鬼ぐるみ(おにぐるみ)の樹皮を使った手提げです。鬼ぐるみとは「山ぐるみ」とも呼ばれ、いわゆる食用の固い皮を持つあのくるみです。
果実は割って食べられて、樹皮は細工をしてかごになる。竹と同様で、無駄が少なく、人間の暮らしを助けてくれている植物の一つです。材料の採取は福島県の方では5月の連休の頃が最適で、 3~4年の若いくるみの木を使用して作っています。
刃物で根元から先の方まで切れ目を入れて、樹皮をはがしていきます。はがした樹皮を2~3週間しっかりと乾かして保存しておきます。くるみは表皮が淡い茶色で、内側が焦げ茶色をしています。
その色の違いを利用し、模様を作り上げています。 このかごは特徴的な巾(はば)が広いひごを大胆に使っています。基本的にはシンプルな市松模様ではありますが、この巾が広いひごがあるだけで、 全く違った雰囲気になります。
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かごの高さが違うものの、両サイズとも横幅も仕様もおおよそ同じです。
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剥いだくるみの樹皮を幅の広いものと細いものに分けて、編んでいます。 
横方向に幅の違いをうまく織り交ぜながら、色の淡い表皮を使い、縦方向に幅を揃えた裏皮を2本1組で編むという組み合わせです。 
おなじ裏皮の濃い茶色でも、濃淡の違いで見せる表情が異なり、かごに奥行きが出ています。 
縁には淡い茶色の表皮のほうが見えるよう編まれています。しっかりと念入りに編まれているので、安心感があります。また、縁の下に同様に表皮のステッチが2本入っています。 
手提げの内側からみた縁部分です。こちらも見事に美しい仕上がりです。縁の下に見えているのは、内布です。かごにしっかりと縫い付けられています。布のたるみや不安なところはありません。 
縁を上から見たところです。デコボコ感があまりなく、なめらかな仕上がりです。 
両方の持ち手は樹皮の表皮を使い、同じように仕上げられています。揺れが少ないタイプです。 手の動きについてくるような感覚です。置いたときにもフォルムが崩れません。 
芯材にはくるみと並び、山の素材で一番強いとも言われる山ぶどうの蔓が入っていて、そのまわりをくるみの樹皮で編み上げ、かご部分にかっちりと留めています。 
かごの内側から見た持ち手の接続部分です。 
かごの底面裏側です。こちらは縦骨にもなっている裏皮が見えるようになっています。 
かごの内側の様子です。内布にはポケットが2つ付いています。 
また、「かぶせ」といい、中のものが見えないように被せる布もついていますので、安心です。
くるみの樹皮の質感が存分に楽しめます。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
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鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む、滋味のある手提げです。
幅広いひごを、巧みに組み合わせており、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
また、くるみの風合いは、秋冬の装いにも合うため、通年お楽しみいただけます。
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サイズをよくご確認いただき、お好みのサイズをお選びください。
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福島県の会津地方の中心地、会津若松市を超えてさらに新潟方面へ向かうと、 奥会津と呼ばれるエリアがあります。
このエリアは「山紫水明」という言葉がふさわしい、深い自然が残っているところです。
冬は雪深く、その土地での冬の過ごし方はさまざまな手仕事と共にありました。
昨今はその手仕事が見直され、町をあげて奨励し、盛り上げる動きもあり、
再び多くの人が編み組み細工に関わるようになっています。
その中でも山ぶどうの蔓やくるみの樹皮を使った編組品(へんそひん)は、
元々、丈夫なことから山仕事における道具として使われていました。
ナタなどの刃物やそれを研ぐ砥石の入れ物にしたり、 収穫したものを運んだりする山仕事のかごでした。
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最近では手提げなどを中心にさまざまな種類のかごが 編まれるようになっています。こちらは鬼ぐるみ(おにぐるみ)の樹皮を使った手提げです。鬼ぐるみとは「山ぐるみ」とも呼ばれ、いわゆる食用の固い皮を持つあのくるみです。
果実は割って食べられて、樹皮は細工をしてかごになる。竹と同様で、無駄が少なく、人間の暮らしを助けてくれている植物の一つです。材料の採取は福島県の方では5月の連休の頃が最適で、 3~4年の若いくるみの木を使用して作っています。
刃物で根元から先の方まで切れ目を入れて、樹皮をはがしていきます。はがした樹皮を2~3週間しっかりと乾かして保存しておきます。くるみは表皮が淡い茶色で、内側が焦げ茶色をしています。
その色の違いを利用し、模様を作り上げています。 このかごは特徴的な巾(はば)が広いひごを大胆に使っています。基本的にはシンプルな市松模様ではありますが、この巾が広いひごがあるだけで、 全く違った雰囲気になります。
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かごの高さが違うものの、両サイズとも横幅も仕様もおおよそ同じです。
剥いだくるみの樹皮を幅の広いものと細いものに分けて、編んでいます。 横方向に幅の違いをうまく織り交ぜながら、色の淡い表皮を使い、縦方向に幅を揃えた裏皮を2本1組で編むという組み合わせです。 おなじ裏皮の濃い茶色でも、濃淡の違いで見せる表情が異なり、かごに奥行きが出ています。 縁には淡い茶色の表皮のほうが見えるよう編まれています。しっかりと念入りに編まれているので、安心感があります。また、縁の下に同様に表皮のステッチが2本入っています。 手提げの内側からみた縁部分です。こちらも見事に美しい仕上がりです。縁の下に見えているのは、内布です。かごにしっかりと縫い付けられています。布のたるみや不安なところはありません。 縁を上から見たところです。デコボコ感があまりなく、なめらかな仕上がりです。 両方の持ち手は樹皮の表皮を使い、同じように仕上げられています。揺れが少ないタイプです。 手の動きについてくるような感覚です。置いたときにもフォルムが崩れません。 芯材にはくるみと並び、山の素材で一番強いとも言われる山ぶどうの蔓が入っていて、そのまわりをくるみの樹皮で編み上げ、かご部分にかっちりと留めています。 かごの内側から見た持ち手の接続部分です。 かごの底面裏側です。こちらは縦骨にもなっている裏皮が見えるようになっています。 かごの内側の様子です。内布にはポケットが2つ付いています。 また、「かぶせ」といい、中のものが見えないように被せる布もついていますので、安心です。
くるみの樹皮の質感が存分に楽しめます。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
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鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む、滋味のある手提げです。
幅広いひごを、巧みに組み合わせており、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
また、くるみの風合いは、秋冬の装いにも合うため、通年お楽しみいただけます。
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サイズをよくご確認いただき、お好みのサイズをお選びください。
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福島県の会津地方の中心地、会津若松市を超えてさらに新潟方面へ向かうと、 奥会津と呼ばれるエリアがあります。
このエリアは「山紫水明」という言葉がふさわしい、深い自然が残っているところです。
冬は雪深く、その土地での冬の過ごし方はさまざまな手仕事と共にありました。
昨今はその手仕事が見直され、町をあげて奨励し、盛り上げる動きもあり、
再び多くの人が編み組み細工に関わるようになっています。
その中でも山ぶどうの蔓やくるみの樹皮を使った編組品(へんそひん)は、
元々、丈夫なことから山仕事における道具として使われていました。
ナタなどの刃物やそれを研ぐ砥石の入れ物にしたり、 収穫したものを運んだりする山仕事のかごでした。
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最近では手提げなどを中心にさまざまな種類のかごが 編まれるようになっています。こちらは鬼ぐるみ(おにぐるみ)の樹皮を使った手提げです。鬼ぐるみとは「山ぐるみ」とも呼ばれ、いわゆる食用の固い皮を持つあのくるみです。
果実は割って食べられて、樹皮は細工をしてかごになる。竹と同様で、無駄が少なく、人間の暮らしを助けてくれている植物の一つです。材料の採取は福島県の方では5月の連休の頃が最適で、 3~4年の若いくるみの木を使用して作っています。
刃物で根元から先の方まで切れ目を入れて、樹皮をはがしていきます。はがした樹皮を2~3週間しっかりと乾かして保存しておきます。くるみは表皮が淡い茶色で、内側が焦げ茶色をしています。
その色の違いを利用し、模様を作り上げています。 このかごは特徴的な巾(はば)が広いひごを大胆に使っています。基本的にはシンプルな市松模様ではありますが、この巾が広いひごがあるだけで、 全く違った雰囲気になります。
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かごの高さが違うものの、両サイズとも横幅も仕様もおおよそ同じです。
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剥いだくるみの樹皮を幅の広いものと細いものに分けて、編んでいます。 
横方向に幅の違いをうまく織り交ぜながら、色の淡い表皮を使い、縦方向に幅を揃えた裏皮を2本1組で編むという組み合わせです。 
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縁には淡い茶色の表皮のほうが見えるよう編まれています。しっかりと念入りに編まれているので、安心感があります。また、縁の下に同様に表皮のステッチが2本入っています。 
手提げの内側からみた縁部分です。こちらも見事に美しい仕上がりです。縁の下に見えているのは、内布です。かごにしっかりと縫い付けられています。布のたるみや不安なところはありません。 
縁を上から見たところです。デコボコ感があまりなく、なめらかな仕上がりです。 
両方の持ち手は樹皮の表皮を使い、同じように仕上げられています。揺れが少ないタイプです。 手の動きについてくるような感覚です。置いたときにもフォルムが崩れません。 
芯材にはくるみと並び、山の素材で一番強いとも言われる山ぶどうの蔓が入っていて、そのまわりをくるみの樹皮で編み上げ、かご部分にかっちりと留めています。 
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かごの底面裏側です。こちらは縦骨にもなっている裏皮が見えるようになっています。 
かごの内側の様子です。内布にはポケットが2つ付いています。 
また、「かぶせ」といい、中のものが見えないように被せる布もついていますので、安心です。
くるみの樹皮の質感が存分に楽しめます。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
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鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む、滋味のある手提げです。
幅広いひごを、巧みに組み合わせており、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
また、くるみの風合いは、秋冬の装いにも合うため、通年お楽しみいただけます。
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サイズをよくご確認いただき、お好みのサイズをお選びください。
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