210103-1 岩手県/すず竹 小文庫
こちらはすず竹で編まれた小文庫(こぶんこ)と名付けられた蓋つきかごです。
弊店で普段ご紹介している弁当かごシリーズよりも一回り大きいサイズです。
産地の定番の蓋つきかごの中では小さい方から数えて3番目の大きさのかごです。
すず竹細工の中でも中身と蓋を合わせるこのような形は、
特に製作に高度な技術が必要とされます。
伝統的な「あじろ編み」という編み方で作られたこの地域の蓋付きかご、
大きなサイズの行李(こうり)から小さなサイズの名刺入れまで、
以前は大小さまざまなサイズを編まれる方々がいらっしゃいました。
しかし、作り手の減少により、現在では作られる大きさはおおよそ限定されています。
こちらのかごを弁当かごとして使われる場合、編み目から適度に通気するため、
おにぎりが蒸れすぎてぐしゃぐしゃになることもカラカラに乾くこともなく、
しっとりおいしいおにぎりになります。
おかずを入れる場合は、汁気のないものがおすすめです。
小さなタッパーなどを使っておかずを入れる方もいらっしゃいます。
おにぎりの場合、ラップやホイルでくるまずに直接かごに入れていただけます。
そのほうが本来の通気性の長所を生かすことができます。
(通勤や仕事場などで匂いや水分が気になる方はもちろん、
くるんでもご使用いただけます。)
また、ごはんつぶや汚れをすぐに洗えない状況であれば、ワックスペーパーやクッキングシートなどを敷くときれいにお使いいただけます。
使い終ったらたわしなどで水洗いをして、よく振ったり、
タオルで拭き取るなどして水を切ってください。
油がついていなければ、洗剤を使わなくても大丈夫です。
その後、直射日光の当たらない風通しのよいところで十分に乾かしてください。
お弁当かご以外では、名前の通り本や文房具をまとめておくかごとして。
その他、小物をまとめるかごとしてお使いになったり、2つのかごを別々に使われるのも良いと思います。
すず竹はその竹表皮のつやつやとした光沢、柔らかく弾力性に富んでいて心地よい手触り、そして丈夫さが特徴です。
またその色味が徐々にあめ色に移り変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。
使いこんであめ色に変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど優秀な素材です。
長くお楽しみいただける手馴染みの良いかごです。
<岩手県鳥越のすず竹細工>
岩手県二戸郡一戸町にある鳥越地区。
すず竹細工の有名な産地として知られています。
鳥越地区に生息するすず竹は特に強くてしなやかといわれ、
この竹を使って1000年以上も前から丈夫で実用的なすず竹細工がなされてきました。
しかし、2015年頃から数年にわたって岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという現象が起こり、
材料である良質なすず竹を確保することが難しくなってしまった今、
すず竹細工がより貴重なものとなっています。
寿命を迎えると小さく黄色い花を咲かせた後に枯れてしまうそうで、120年に一回現れるという竹枯れの後、
若芽が竹細工に使用できる背丈になるまでには10年、20年とかかるとも言われています。
長年、すず竹細工に携わってきた作り手の皆さんにとっても経験のない事態。
しかし、伝統的な細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れないすず竹を使い、細工を続けてくださっています。
こちらはすず竹で編まれた小文庫(こぶんこ)と名付けられた蓋つきかごです。
弊店で普段ご紹介している弁当かごシリーズよりも一回り大きいサイズです。
産地の定番の蓋つきかごの中では小さい方から数えて3番目の大きさのかごです。
すず竹細工の中でも中身と蓋を合わせるこのような形は、
特に製作に高度な技術が必要とされます。
伝統的な「あじろ編み」という編み方で作られたこの地域の蓋付きかご、
大きなサイズの行李(こうり)から小さなサイズの名刺入れまで、
以前は大小さまざまなサイズを編まれる方々がいらっしゃいました。
しかし、作り手の減少により、現在では作られる大きさはおおよそ限定されています。
こちらのかごを弁当かごとして使われる場合、編み目から適度に通気するため、
おにぎりが蒸れすぎてぐしゃぐしゃになることもカラカラに乾くこともなく、
しっとりおいしいおにぎりになります。
おかずを入れる場合は、汁気のないものがおすすめです。
小さなタッパーなどを使っておかずを入れる方もいらっしゃいます。
おにぎりの場合、ラップやホイルでくるまずに直接かごに入れていただけます。
そのほうが本来の通気性の長所を生かすことができます。
(通勤や仕事場などで匂いや水分が気になる方はもちろん、
くるんでもご使用いただけます。)
また、ごはんつぶや汚れをすぐに洗えない状況であれば、ワックスペーパーやクッキングシートなどを敷くときれいにお使いいただけます。
使い終ったらたわしなどで水洗いをして、よく振ったり、
タオルで拭き取るなどして水を切ってください。
油がついていなければ、洗剤を使わなくても大丈夫です。
その後、直射日光の当たらない風通しのよいところで十分に乾かしてください。
お弁当かご以外では、名前の通り本や文房具をまとめておくかごとして。
その他、小物をまとめるかごとしてお使いになったり、2つのかごを別々に使われるのも良いと思います。
すず竹はその竹表皮のつやつやとした光沢、柔らかく弾力性に富んでいて心地よい手触り、そして丈夫さが特徴です。
またその色味が徐々にあめ色に移り変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。
使いこんであめ色に変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど優秀な素材です。
長くお楽しみいただける手馴染みの良いかごです。
<岩手県鳥越のすず竹細工>
岩手県二戸郡一戸町にある鳥越地区。
すず竹細工の有名な産地として知られています。
鳥越地区に生息するすず竹は特に強くてしなやかといわれ、
この竹を使って1000年以上も前から丈夫で実用的なすず竹細工がなされてきました。
しかし、2015年頃から数年にわたって岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという現象が起こり、
材料である良質なすず竹を確保することが難しくなってしまった今、
すず竹細工がより貴重なものとなっています。
寿命を迎えると小さく黄色い花を咲かせた後に枯れてしまうそうで、120年に一回現れるという竹枯れの後、
若芽が竹細工に使用できる背丈になるまでには10年、20年とかかるとも言われています。
長年、すず竹細工に携わってきた作り手の皆さんにとっても経験のない事態。
しかし、伝統的な細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れないすず竹を使い、細工を続けてくださっています。
こちらはすず竹で編まれた小文庫(こぶんこ)と名付けられた蓋つきかごです。
弊店で普段ご紹介している弁当かごシリーズよりも一回り大きいサイズです。
産地の定番の蓋つきかごの中では小さい方から数えて3番目の大きさのかごです。
すず竹細工の中でも中身と蓋を合わせるこのような形は、
特に製作に高度な技術が必要とされます。
伝統的な「あじろ編み」という編み方で作られたこの地域の蓋付きかご、
大きなサイズの行李(こうり)から小さなサイズの名刺入れまで、
以前は大小さまざまなサイズを編まれる方々がいらっしゃいました。
しかし、作り手の減少により、現在では作られる大きさはおおよそ限定されています。
こちらのかごを弁当かごとして使われる場合、編み目から適度に通気するため、
おにぎりが蒸れすぎてぐしゃぐしゃになることもカラカラに乾くこともなく、
しっとりおいしいおにぎりになります。
おかずを入れる場合は、汁気のないものがおすすめです。
小さなタッパーなどを使っておかずを入れる方もいらっしゃいます。
おにぎりの場合、ラップやホイルでくるまずに直接かごに入れていただけます。
そのほうが本来の通気性の長所を生かすことができます。
(通勤や仕事場などで匂いや水分が気になる方はもちろん、
くるんでもご使用いただけます。)
また、ごはんつぶや汚れをすぐに洗えない状況であれば、ワックスペーパーやクッキングシートなどを敷くときれいにお使いいただけます。
使い終ったらたわしなどで水洗いをして、よく振ったり、
タオルで拭き取るなどして水を切ってください。
油がついていなければ、洗剤を使わなくても大丈夫です。
その後、直射日光の当たらない風通しのよいところで十分に乾かしてください。
お弁当かご以外では、名前の通り本や文房具をまとめておくかごとして。
その他、小物をまとめるかごとしてお使いになったり、2つのかごを別々に使われるのも良いと思います。
すず竹はその竹表皮のつやつやとした光沢、柔らかく弾力性に富んでいて心地よい手触り、そして丈夫さが特徴です。
またその色味が徐々にあめ色に移り変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。
使いこんであめ色に変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど優秀な素材です。
長くお楽しみいただける手馴染みの良いかごです。
<岩手県鳥越のすず竹細工>
岩手県二戸郡一戸町にある鳥越地区。
すず竹細工の有名な産地として知られています。
鳥越地区に生息するすず竹は特に強くてしなやかといわれ、
この竹を使って1000年以上も前から丈夫で実用的なすず竹細工がなされてきました。
しかし、2015年頃から数年にわたって岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという現象が起こり、
材料である良質なすず竹を確保することが難しくなってしまった今、
すず竹細工がより貴重なものとなっています。
寿命を迎えると小さく黄色い花を咲かせた後に枯れてしまうそうで、120年に一回現れるという竹枯れの後、
若芽が竹細工に使用できる背丈になるまでには10年、20年とかかるとも言われています。
長年、すず竹細工に携わってきた作り手の皆さんにとっても経験のない事態。
しかし、伝統的な細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れないすず竹を使い、細工を続けてくださっています。