1510622 岩手県/くるみ 手提げ 表皮あじろ クロスチューブ
こちらは沢胡桃(さわぐるみ)の樹皮を使って編まれた手提げです。
くるみの樹皮は、素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期を迎えます。
沢胡桃とは、その名の通り、山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木です。
山のほうに見られる「山胡桃」とは異なり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川の流れを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提げをご紹介します。
剥いだくるみの樹皮をテープ状に切り、淡い茶色をした樹皮の表が外側になるよう、編まれています。 全体は目の詰まったあじろ編みという編み方をベースにしています。時折入る幅の広いひごが、縦横無尽に走るチューブに見えたため、交差するTubeで「クロスチューブ(Cross Tube)」と名づけました。 縁にも淡い茶色の樹皮表が使われています。縁の下に表皮のひごのステッチが2本入っています。 縁を上から見たところです。外側と内側、両サイドからしっかりと編み込まれています。 持ち手は、きれいなアーチを描いて作られています。太すぎず、握りやすい太さに調整されています。 芯材にはあけび蔓が入っていて、そのまわりを同様にくるみの樹皮で編み上げ、かご部分に留められています。 かごの底面です。こちらも側面と同様にチューブが縦横無尽に走っています。イギリスはロンドンにおいては、地下鉄を「tube」と愛称で呼ぶそうです。この底面を見ると、どこか通じるところも。 手提げの内寸は約横幅33cm、奥行き9cm、高さ19cmほど。内側には、こげ茶色の裏皮の世界が広がります。 全体は表皮がメインのため、明るい色味です。長財布や携帯、ハンドタオル、ポーチ、本がしっかり入ります。 A4サイズを横にしてすっぽりと入ります。高さは4分の1ほどが、はみ出して見える状態になりますが、持ち手を持つ部分には干渉しません。お仕事用のバッグとしても。
同じ色味でありながら、幅を変えたひごが入るだけで、大きく印象が変わるのが不思議です。
季節に合わせて、ストールやショールなどを被せてお使いいただくのもおすすめです。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む手提げです。
くるみの樹皮も手で撫でれば撫でるほど、手の脂で艶が増します。
日々、使っていただくことで、より早く艶が出てきます。
ぜひ、日々のおでかけに、お仕事にと、たくさんの場面でお使いください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
*材料採取の様子についてはコラムでもご紹介しております。
よろしければご覧ください。 → こちらからどうぞ
こちらは沢胡桃(さわぐるみ)の樹皮を使って編まれた手提げです。
くるみの樹皮は、素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期を迎えます。
沢胡桃とは、その名の通り、山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木です。
山のほうに見られる「山胡桃」とは異なり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川の流れを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
かご細工用には2〜3年目の若木を使用します。 沢胡桃はこのように株立ちして自生しています。 その先はこのように枝分かれしています。 株立ちしている全ての枝を伐るわけではなく、そのうちの2〜3本を伐り出します。 切りたてのものは、太陽の光に照らされシルバーの輝きを放っています。 切った枝の樹皮に切り込みを入れ、芯から樹皮を剥ぎ取ります。こちらは剥ぎたてのさわぐるみ樹皮です。伐りたての内側はフレッシュなクリーム色ですが、時間の経過とともに深いこげ茶色へと変化していきます。 剥いだ後の芯は山に返します。一年後にはふかふかに分解され、土に帰る準備ができてくるとのこと。 こちらは樹皮を剥いでからしばらく時間が経ったものです。表面に見える裏皮が茶色く色付いてきています。この後、さらに色味は深化していきます。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提げをご紹介します。
剥いだくるみの樹皮をテープ状に切り、淡い茶色をした樹皮の表が外側になるよう、編まれています。 全体は目の詰まったあじろ編みという編み方をベースにしています。時折入る幅の広いひごが、縦横無尽に走るチューブに見えたため、交差するTubeで「クロスチューブ(Cross Tube)」と名づけました。 縁にも淡い茶色の樹皮表が使われています。縁の下に表皮のひごのステッチが2本入っています。 縁を上から見たところです。外側と内側、両サイドからしっかりと編み込まれています。 持ち手は、きれいなアーチを描いて作られています。太すぎず、握りやすい太さに調整されています。 芯材にはあけび蔓が入っていて、そのまわりを同様にくるみの樹皮で編み上げ、かご部分に留められています。 かごの底面です。こちらも側面と同様にチューブが縦横無尽に走っています。イギリスはロンドンにおいては、地下鉄を「tube」と愛称で呼ぶそうです。この底面を見ると、どこか通じるところも。 手提げの内寸は約横幅33cm、奥行き9cm、高さ19cmほど。内側には、こげ茶色の裏皮の世界が広がります。 全体は表皮がメインのため、明るい色味です。長財布や携帯、ハンドタオル、ポーチ、本がしっかり入ります。 A4サイズを横にしてすっぽりと入ります。高さは4分の1ほどが、はみ出して見える状態になりますが、持ち手を持つ部分には干渉しません。お仕事用のバッグとしても。
同じ色味でありながら、幅を変えたひごが入るだけで、大きく印象が変わるのが不思議です。
季節に合わせて、ストールやショールなどを被せてお使いいただくのもおすすめです。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む手提げです。
くるみの樹皮も手で撫でれば撫でるほど、手の脂で艶が増します。
日々、使っていただくことで、より早く艶が出てきます。
ぜひ、日々のおでかけに、お仕事にと、たくさんの場面でお使いください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
*材料採取の様子についてはコラムでもご紹介しております。
よろしければご覧ください。 → こちらからどうぞ
こちらは沢胡桃(さわぐるみ)の樹皮を使って編まれた手提げです。
くるみの樹皮は、素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期を迎えます。
沢胡桃とは、その名の通り、山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木です。
山のほうに見られる「山胡桃」とは異なり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川の流れを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
かご細工用には2〜3年目の若木を使用します。 沢胡桃はこのように株立ちして自生しています。 その先はこのように枝分かれしています。 株立ちしている全ての枝を伐るわけではなく、そのうちの2〜3本を伐り出します。 切りたてのものは、太陽の光に照らされシルバーの輝きを放っています。 切った枝の樹皮に切り込みを入れ、芯から樹皮を剥ぎ取ります。こちらは剥ぎたてのさわぐるみ樹皮です。伐りたての内側はフレッシュなクリーム色ですが、時間の経過とともに深いこげ茶色へと変化していきます。 剥いだ後の芯は山に返します。一年後にはふかふかに分解され、土に帰る準備ができてくるとのこと。 こちらは樹皮を剥いでからしばらく時間が経ったものです。表面に見える裏皮が茶色く色付いてきています。この後、さらに色味は深化していきます。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提げをご紹介します。
剥いだくるみの樹皮をテープ状に切り、淡い茶色をした樹皮の表が外側になるよう、編まれています。 全体は目の詰まったあじろ編みという編み方をベースにしています。時折入る幅の広いひごが、縦横無尽に走るチューブに見えたため、交差するTubeで「クロスチューブ(Cross Tube)」と名づけました。 縁にも淡い茶色の樹皮表が使われています。縁の下に表皮のひごのステッチが2本入っています。 縁を上から見たところです。外側と内側、両サイドからしっかりと編み込まれています。 持ち手は、きれいなアーチを描いて作られています。太すぎず、握りやすい太さに調整されています。 芯材にはあけび蔓が入っていて、そのまわりを同様にくるみの樹皮で編み上げ、かご部分に留められています。 かごの底面です。こちらも側面と同様にチューブが縦横無尽に走っています。イギリスはロンドンにおいては、地下鉄を「tube」と愛称で呼ぶそうです。この底面を見ると、どこか通じるところも。 手提げの内寸は約横幅33cm、奥行き9cm、高さ19cmほど。内側には、こげ茶色の裏皮の世界が広がります。 全体は表皮がメインのため、明るい色味です。長財布や携帯、ハンドタオル、ポーチ、本がしっかり入ります。 A4サイズを横にしてすっぽりと入ります。高さは4分の1ほどが、はみ出して見える状態になりますが、持ち手を持つ部分には干渉しません。お仕事用のバッグとしても。
同じ色味でありながら、幅を変えたひごが入るだけで、大きく印象が変わるのが不思議です。
季節に合わせて、ストールやショールなどを被せてお使いいただくのもおすすめです。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめます。
和洋室問わず、インテリアとしても部屋に馴染む手提げです。
くるみの樹皮も手で撫でれば撫でるほど、手の脂で艶が増します。
日々、使っていただくことで、より早く艶が出てきます。
ぜひ、日々のおでかけに、お仕事にと、たくさんの場面でお使いください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
*材料採取の様子についてはコラムでもご紹介しております。
よろしければご覧ください。 → こちらからどうぞ