210123-4 岩手県/すず竹 二本編み 小判型手提げ 特上(籐巻き手) 小
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こちらはすず竹で作られた手提げです。
すず竹細工の中でも、とくに多くの人に知られているかごの一つ、「市場かご」。
こちらはその市場かごがググンと小さく、スリムになり、
持ち手の仕様も変わったものです。
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とても細やかに編まれ、生産地では「特上」と呼ぶ仕上げのものをご紹介します。
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すず竹の中でも選りすぐった材料を、均一の長さや細さに揃えて編んでいます。
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すず竹細工といえば、「あじろ編み」。2本ずつのひごを1セットとし、編み目を詰めて編んでいく、伝統的な技法です。
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時折、竹の色が紫色や黒っぽく見える部分がありますが、これは、皮がむけて紫外線を浴びることで自然に着色したものです。自然な模様として見ていただけたらと思います。
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かごの縁部分は芯に真竹を入れて、細く割いた鈴竹の表皮、または籐(とう)をぐるぐると巻きながら留めていきます。すき間なくきっちりと巻かれています。
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市場かごは縁が四角形をしていますが、こちらは楕円型を描いています。その形状から「小判型」と呼ばれます。
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かごと持ち手の部分です。こちらも籐で繋がれています。艶のある籐の表皮だけを使い、きれいにすっきりと仕上げています。
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持ち手の部分はその籐を芯材にして、そこに籐をぐるぐると巻いています。表皮だけを使っているので、艶があり美しく、また手に触れたときの感覚も滑らかです。
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かごの底部分も、側面とおなじように2本ずつのひごできっちりと編まれています。口は小判型ですが、底は長方形をしています。物がすっきり収まる形です。
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かごの底面裏側です。力竹(ちからだけ)とよばれる補強のための竹が3本通され、丈夫な底作りになっています。
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手に持ったときの大きさイメージです。
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お財布、キーケース、携帯電話、小さめのポーチ、文庫本、小さめのボトルが入るほどの大きさです。
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とにかく軽く、柔らかく、触り心地は滑らかです。
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写真ではお伝えしずらいのですが、
全体に少しだけふっくらとした丸みのあるフォルムで、
それがこちらの手提げのなんとも魅力のように感じます。
すず竹はその竹表皮のつやつやとした光沢、
柔らかく弾力性に富んでいて心地よい手触り、そして丈夫さが特徴です。
またその色味が徐々にあめ色に移り変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。
使いこんであめ色に変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど優秀な素材です。
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美しく編まれた手提げ、お買い物にもお出かけにも重宝します。
長くお楽しみください。
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–岩手県鳥越のすず竹細工–
岩手県二戸郡一戸町にある鳥越地区。
すず竹細工の有名な産地として知られています。
鳥越地区に生息するすず竹は特に強くてしなやかといわれ、
この竹を使って1000年以上も前から丈夫で実用的なすず竹細工がなされてきました。
しかし、2015年頃から数年にわたって岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという現象が起こり、
材料である良質なすず竹を確保することが難しくなってしまった今、
すず竹細工がより貴重なものとなっています。
寿命を迎えると小さく黄色い花を咲かせた後に枯れてしまうそうで、120年に一回現れるという竹枯れの後、
若芽が竹細工に使用できる背丈になるまでには10年、20年とかかるとも言われています。
長年、すず竹細工に携わってきた作り手の皆さんにとっても経験のない事態。
しかし、伝統的な細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れないすず竹を使い、細工を続けてくださっています。
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こちらはすず竹で作られた手提げです。
すず竹細工の中でも、とくに多くの人に知られているかごの一つ、「市場かご」。
こちらはその市場かごがググンと小さく、スリムになり、
持ち手の仕様も変わったものです。
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とても細やかに編まれ、生産地では「特上」と呼ぶ仕上げのものをご紹介します。
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写真ではお伝えしずらいのですが、
全体に少しだけふっくらとした丸みのあるフォルムで、
それがこちらの手提げのなんとも魅力のように感じます。
すず竹はその竹表皮のつやつやとした光沢、
柔らかく弾力性に富んでいて心地よい手触り、そして丈夫さが特徴です。
またその色味が徐々にあめ色に移り変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。
使いこんであめ色に変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど優秀な素材です。
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美しく編まれた手提げ、お買い物にもお出かけにも重宝します。
長くお楽しみください。
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–岩手県鳥越のすず竹細工–
岩手県二戸郡一戸町にある鳥越地区。
すず竹細工の有名な産地として知られています。
鳥越地区に生息するすず竹は特に強くてしなやかといわれ、
この竹を使って1000年以上も前から丈夫で実用的なすず竹細工がなされてきました。
しかし、2015年頃から数年にわたって岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという現象が起こり、
材料である良質なすず竹を確保することが難しくなってしまった今、
すず竹細工がより貴重なものとなっています。
寿命を迎えると小さく黄色い花を咲かせた後に枯れてしまうそうで、120年に一回現れるという竹枯れの後、
若芽が竹細工に使用できる背丈になるまでには10年、20年とかかるとも言われています。
長年、すず竹細工に携わってきた作り手の皆さんにとっても経験のない事態。
しかし、伝統的な細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れないすず竹を使い、細工を続けてくださっています。
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こちらはすず竹で作られた手提げです。
すず竹細工の中でも、とくに多くの人に知られているかごの一つ、「市場かご」。
こちらはその市場かごがググンと小さく、スリムになり、
持ち手の仕様も変わったものです。
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とても細やかに編まれ、生産地では「特上」と呼ぶ仕上げのものをご紹介します。
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すず竹の中でも選りすぐった材料を、均一の長さや細さに揃えて編んでいます。
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すず竹細工といえば、「あじろ編み」。2本ずつのひごを1セットとし、編み目を詰めて編んでいく、伝統的な技法です。
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時折、竹の色が紫色や黒っぽく見える部分がありますが、これは、皮がむけて紫外線を浴びることで自然に着色したものです。自然な模様として見ていただけたらと思います。
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かごの縁部分は芯に真竹を入れて、細く割いた鈴竹の表皮、または籐(とう)をぐるぐると巻きながら留めていきます。すき間なくきっちりと巻かれています。
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市場かごは縁が四角形をしていますが、こちらは楕円型を描いています。その形状から「小判型」と呼ばれます。
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かごと持ち手の部分です。こちらも籐で繋がれています。艶のある籐の表皮だけを使い、きれいにすっきりと仕上げています。
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持ち手の部分はその籐を芯材にして、そこに籐をぐるぐると巻いています。表皮だけを使っているので、艶があり美しく、また手に触れたときの感覚も滑らかです。
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かごの底部分も、側面とおなじように2本ずつのひごできっちりと編まれています。口は小判型ですが、底は長方形をしています。物がすっきり収まる形です。
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かごの底面裏側です。力竹(ちからだけ)とよばれる補強のための竹が3本通され、丈夫な底作りになっています。
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手に持ったときの大きさイメージです。
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とにかく軽く、柔らかく、触り心地は滑らかです。
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写真ではお伝えしずらいのですが、
全体に少しだけふっくらとした丸みのあるフォルムで、
それがこちらの手提げのなんとも魅力のように感じます。
すず竹はその竹表皮のつやつやとした光沢、
柔らかく弾力性に富んでいて心地よい手触り、そして丈夫さが特徴です。
またその色味が徐々にあめ色に移り変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。
使いこんであめ色に変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど優秀な素材です。
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美しく編まれた手提げ、お買い物にもお出かけにも重宝します。
長くお楽しみください。
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–岩手県鳥越のすず竹細工–
岩手県二戸郡一戸町にある鳥越地区。
すず竹細工の有名な産地として知られています。
鳥越地区に生息するすず竹は特に強くてしなやかといわれ、
この竹を使って1000年以上も前から丈夫で実用的なすず竹細工がなされてきました。
しかし、2015年頃から数年にわたって岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという現象が起こり、
材料である良質なすず竹を確保することが難しくなってしまった今、
すず竹細工がより貴重なものとなっています。
寿命を迎えると小さく黄色い花を咲かせた後に枯れてしまうそうで、120年に一回現れるという竹枯れの後、
若芽が竹細工に使用できる背丈になるまでには10年、20年とかかるとも言われています。
長年、すず竹細工に携わってきた作り手の皆さんにとっても経験のない事態。
しかし、伝統的な細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れないすず竹を使い、細工を続けてくださっています。