1510700 岩手県/くるみ 手提 dark wild
こちらは沢胡桃-さわぐるみ-の樹皮をつかって編まれた手提です。
くるみの樹皮は素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期をむかえます。
沢胡桃とは、その名のとおり山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木のこと。
山のほうに見られる「山胡桃」とはことなり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川のながれを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提をご紹介します。
樹皮のひご幅を広くつかった”平織り-ひらおり-”と、
”みだれ編み”を掛け合わせたかごバッグです。
くるみ樹皮の深いこげ茶色をした裏皮が表面にくるように編まれています。
かごの上部分はみだれ編み仕様。一見不規則な編み方で作られています。
下の方は、縦ひごと横ひご交互に編み組まれた「平織り」という編み方。かなり広い幅の樹皮がつかわれ、樹皮の風合い、質感が直に感じられます。
上下の編み模様のコントラストが楽しく、そのオリジナル性は飽きることがありません。またおなじ裏皮でもひごによってその色味がそれぞれ異なっていて、自然のグラデーションがまた魅力です。
縁を上から見たところです。外側と内側、両サイドからかたく編み込まれています。形もカチッと角の整ったしっかりした作りです。
かごの持ち手部分です。縁と持ち手も深い茶色の裏皮が見えるように編まれています。
持ち手の芯材として、あけび蔓が入っています。芯材は、くるみの樹皮で編み上げ、かご部分に留められています。
持ち手はまったく動かないように縁にピチッと固定されているわけではなく、開閉がしやすいよう数センチほど外側に開くような”緩み”があります。
かごの底面裏側です。こちらもキリッと端正な形です。
容量としては、お財布、携帯電話、ドリンクボトル、ポーチなどが入ります。
編み目がつくる表情と、くるみ樹皮の艶感。その存在は目を惹くことと思います。
目隠しに、お好きなスカーフやハンカチなど荷物の上に布を被せるのも。どんな色やデザインの布と合わせようかと、かごとの組み合わせを考えるのも楽しそうです。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
ひとつひとつの樹皮のひごは色のトーンや風合いが微妙に異なり、
それがかごの表情に深みを持たせているように感じます。
樹皮に鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめ、
かごを手で撫でれば撫でるほど、手の脂でかごの艶が増してきます。
レザーのようにもみえる樹皮裏皮のバッグ。
こちらもまた経年の変化をたのしめますが、レザーとはちがう滋味深さも
魅力のひとつかと思います。
つかわないときにも、触れたり手で撫でたりすることがかごのケアにもなり、
使い続けるうちに味わいのある一品になります。
野趣が感じられる、唯一無二のかごバッグ。
ぜひお楽しみください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
こちらは沢胡桃-さわぐるみ-の樹皮をつかって編まれた手提です。
くるみの樹皮は素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期をむかえます。
沢胡桃とは、その名のとおり山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木のこと。
山のほうに見られる「山胡桃」とはことなり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川のながれを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提をご紹介します。
樹皮のひご幅を広くつかった”平織り-ひらおり-”と、
”みだれ編み”を掛け合わせたかごバッグです。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
ひとつひとつの樹皮のひごは色のトーンや風合いが微妙に異なり、
それがかごの表情に深みを持たせているように感じます。
樹皮に鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめ、
かごを手で撫でれば撫でるほど、手の脂でかごの艶が増してきます。
レザーのようにもみえる樹皮裏皮のバッグ。
こちらもまた経年の変化をたのしめますが、レザーとはちがう滋味深さも
魅力のひとつかと思います。
つかわないときにも、触れたり手で撫でたりすることがかごのケアにもなり、
使い続けるうちに味わいのある一品になります。
野趣が感じられる、唯一無二のかごバッグ。
ぜひお楽しみください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。
こちらは沢胡桃-さわぐるみ-の樹皮をつかって編まれた手提です。
くるみの樹皮は素材が水分をたっぷりと含んだ春から梅雨にかけて、
採取の最盛期をむかえます。
沢胡桃とは、その名のとおり山間の浅い谷の、
川(沢)のほとりに自生するクルミ科の樹木のこと。
山のほうに見られる「山胡桃」とはことなり、沢胡桃の実は食用とはならずに
近くの小川のながれを利用して種を遠くに運ぶという特性があります。
かご細工用には2〜3年目の若木を使用します。
沢胡桃はこのように株立ちして自生しています。
その先はこのように枝分かれしています。
株立ちしているすべての枝を伐るわけではなく、そのうちの2〜3本を伐りだします。
伐りたてのものは太陽の光に照らされシルバーの輝きを放っています。
伐った枝の樹皮に切りこみを入れ、芯から樹皮をはぎ取ります。こちらは「はぎたて」のさわぐるみ樹皮です。伐りたてだと内側はフレッシュなクリーム色をしていますが、時の経過とともに深いこげ茶色へと変化していきます。
はいだ後の芯は山に返します。一年後にはふかふかに分解され、土にかえる準備ができてくるとのこと。
こちらは樹皮をはいでからしばらく時間が経ったものです。表面にみえる裏皮が茶色く色付いてきています。このあとも、さらに色味は深化していきます。
こちらでは、このくるみ樹皮を用いて作られた手提をご紹介します。
樹皮のひご幅を広くつかった”平織り-ひらおり-”と、
”みだれ編み”を掛け合わせたかごバッグです。
くるみ樹皮の深いこげ茶色をした裏皮が表面にくるように編まれています。
かごの上部分はみだれ編み仕様。一見不規則な編み方で作られています。
下の方は、縦ひごと横ひご交互に編み組まれた「平織り」という編み方。かなり広い幅の樹皮がつかわれ、樹皮の風合い、質感が直に感じられます。
上下の編み模様のコントラストが楽しく、そのオリジナル性は飽きることがありません。またおなじ裏皮でもひごによってその色味がそれぞれ異なっていて、自然のグラデーションがまた魅力です。
縁を上から見たところです。外側と内側、両サイドからかたく編み込まれています。形もカチッと角の整ったしっかりした作りです。
かごの持ち手部分です。縁と持ち手も深い茶色の裏皮が見えるように編まれています。
持ち手の芯材として、あけび蔓が入っています。芯材は、くるみの樹皮で編み上げ、かご部分に留められています。
持ち手はまったく動かないように縁にピチッと固定されているわけではなく、開閉がしやすいよう数センチほど外側に開くような”緩み”があります。
かごの底面裏側です。こちらもキリッと端正な形です。
容量としては、お財布、携帯電話、ドリンクボトル、ポーチなどが入ります。
編み目がつくる表情と、くるみ樹皮の艶感。その存在は目を惹くことと思います。
目隠しに、お好きなスカーフやハンカチなど荷物の上に布を被せるのも。どんな色やデザインの布と合わせようかと、かごとの組み合わせを考えるのも楽しそうです。
材料は丁寧に下ごしらえされているので、
ゴツゴツした感じはなく、さらりとしていて、滑らかさを感じるほどです。
ひとつひとつの樹皮のひごは色のトーンや風合いが微妙に異なり、
それがかごの表情に深みを持たせているように感じます。
樹皮に鼻を近づけると、くるみの芳醇な香りも楽しめ、
かごを手で撫でれば撫でるほど、手の脂でかごの艶が増してきます。
レザーのようにもみえる樹皮裏皮のバッグ。
こちらもまた経年の変化をたのしめますが、レザーとはちがう滋味深さも
魅力のひとつかと思います。
つかわないときにも、触れたり手で撫でたりすることがかごのケアにもなり、
使い続けるうちに味わいのある一品になります。
野趣が感じられる、唯一無二のかごバッグ。
ぜひお楽しみください。
–岩手におけるオリジナル、かつユニークな樹皮細工–
その自然豊かな土地で、くるみの樹皮や山ぶどうの蔓を使って
細工をされているこちらの方々。
作られたものは、デザインや寸法においてバラエティに富み、
いつも私たちの目を楽しませてくれます。
岩手の山々を歩いて良質な材を自ら選別し、採取されています。
素材を丁寧に下ごしらえし、編み始める前の手間を惜しまないこと、
独自のデザイン性とかごに至るまでのアプローチで
他とはあらゆる面で一線を画していると言えます。