720603 福島県/根曲竹 椀かご 小・中・大・特大(脱衣かご)4サイズ
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福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
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江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
その中でもかごをよく作っていた部落にお住まいの職人さんにお願いした
当店オリジナルサイズの根曲竹の椀かごです。
一番大きなサイズ、職人さんが自ら考案されて作られた脱衣かごサイズも合わせると、全部で4サイズあります。
御年90を超えられた作り手の方のため、細かな仕様が変わることも多々ありますが、椀かごとして、使用される分には全て問題ありません。
また、こちらのページでもできる限り、仕様が違うものについてはご説明してまいります。
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雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均されてはいないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
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椀かごや茶碗かごと言われるこのかご、
以前はいわゆる「水切りかご」として使われていたことと思います。
しかし、現代の台所は天板が昔のように木製ではなくステンレスだったり、
高気密であまり通気しない環境だったりと、
「水分」が他に行き場をなくし、吸収しやすい竹かごに集まってしまうことで、
水に濡れた食器を置く竹かごの底や、高台の底の縁にカビが生えやすい環境となっています。
そのため、この椀かごはよく使う食器や湯のみなどを洗って拭いた後に
器を伏せておくかごとして、シンクの横というよりは、
台所やダイニングの定位置に置いておくような使い方をご提案しています。
もちろん、水切りかごとしてお使いいただくこともできますが、
その場合はご自宅の台所の環境をよくご確認いただき
十分に風が通る環境や工夫を考慮し、かご自体の水分を良くふき取るなどのケアをお願いいたします。
4種類とも作り方はおおよそ同じです。
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全体は六角形をかたどる六つ目編みをベースに作られています。
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六つ目編みの中心にもう一本横にひごを通す、通称「目つぶし」と言われる編み方です。
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また、作り手の方や材料の都合で側面の編み模様について、側面まで力竹が入っていたり、シンプルな六つ目編みの場合もございます。その時に入荷したものをお届けいたします。かごの強度については、どちらのタイプでも申し分ありませんので、ご安心ください。また、一部少量のボンドを使っている場合がございます。あらかじめご了承ください。
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竹ひごの表面には、時おりこのように黒や茶色のシミのようなものが見られますが、竹についた自然な模様として見ていただければと思います。
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また、このようにひごの割れが見られることもありますが、ご使用には問題ありません。不良品ではありませんので、予めご了承ください。
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側面と同様に底部分も六つ目編みの目つぶしで編まれています。
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底部分の補強の力竹(ちからだけ)は、小サイズのみ1本で、中サイズ以上はそれぞれ2本ずつ入っています。
(材料の状況により本数が変わることがありますので、ご了承くださいませ。)
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椀かごですので、裏返すとこのように底上げの仕様になっています。
こうすることで、下の通気が取れ、食器が乾きやすくなります。
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そして、この椀かごをとても丈夫にしている、と同時に一番手間がかかっている部分はこの縁の部分です。
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これは通称「千段巻き」と呼び、できるだけすき間なく縁巻きをする技法です。
この縁も若い根曲竹の表皮を巻きつけています。根曲竹のしなやかさがわかります。
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かごやざるは手で持ったりするときに負担のかかる縁から壊れることが多いため、このかごの底部分の縁巻きのように簡素な仕上げもあるのですが、職人さんにお願いをして、この丈夫な縁づくりにしていただきました。
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ただし、小サイズと中サイズに関しては作り手さんと材料の都合で、このような一つの編み目ごとに留めていく縁巻きになっているものがあります。元々、産地としては、この仕様で作っていたこともあり、強度としては全く問題ありません。
それでは、4サイズを順にご紹介していきます。
まずは、小サイズからです。
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1~2人分の食器を入れるのにちょうどよさそうです。
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ご家族分の湯のみ茶碗やコップだけでしたら、4~5個は入れられそうです。
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たまねぎやじゃがいもを入れて。野菜や果物のストックを入れるのにも良いと思います。
次は、中サイズです。
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2~4人分の御飯茶碗やお椀やお皿などの食器を置くのにちょうどよさそうです。湯のみ茶碗やコップだけでしたら、7~8個は置けそうです。
続いて、こちらは大サイズです。
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このサイズですと、たっぷりの食器が置けそうです。
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かご部分の高さも十分ありますから、お皿を立てかけたりすることもできそうです。4人家族でしたら、このかご一つで済んでしまうようなサイズです。
または、お1人用の脱衣かごとしてもいいかもしれません。
最後は特大サイズです。こちらは椀かごというよりは「脱衣かご」でのご提案です。
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果物や野菜を入れて、陳列するかごとしてもよさそうです。
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季節にもよりますが、2人分くらいの脱衣かごとしても使えそうです。
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置いておくだけでも、味わいのあるかごに思えます。
底上げになっている仕様から、キッチンまわり、テーブルまわりで置いておく
果物かごや野菜かごにも、使い勝手が良いと思います。
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曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
どうしても収納する場所の横幅や奥行が決まっていたりする場合は、
お問い合わせいただければ、できるだけ在庫の中からご希望に合うようなサイズを
お探しいたしますので、お気軽にご連絡くださいませ。
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自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹で作られた椀かごです。
このかごを持った瞬間に、丈夫な作りだとわかっていただけると思います。
ぜひ、ご自宅に取り入れてみてください。
現代の家にも不思議となじみ、愛嬌のある佇まいで、心を和ませてくれます。
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福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
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江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
その中でもかごをよく作っていた部落にお住まいの職人さんにお願いした
当店オリジナルサイズの根曲竹の椀かごです。
一番大きなサイズ、職人さんが自ら考案されて作られた脱衣かごサイズも合わせると、全部で4サイズあります。
御年90を超えられた作り手の方のため、細かな仕様が変わることも多々ありますが、椀かごとして、使用される分には全て問題ありません。
また、こちらのページでもできる限り、仕様が違うものについてはご説明してまいります。
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雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均されてはいないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
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椀かごや茶碗かごと言われるこのかご、
以前はいわゆる「水切りかご」として使われていたことと思います。
しかし、現代の台所は天板が昔のように木製ではなくステンレスだったり、
高気密であまり通気しない環境だったりと、
「水分」が他に行き場をなくし、吸収しやすい竹かごに集まってしまうことで、
水に濡れた食器を置く竹かごの底や、高台の底の縁にカビが生えやすい環境となっています。
そのため、この椀かごはよく使う食器や湯のみなどを洗って拭いた後に
器を伏せておくかごとして、シンクの横というよりは、
台所やダイニングの定位置に置いておくような使い方をご提案しています。
もちろん、水切りかごとしてお使いいただくこともできますが、
その場合はご自宅の台所の環境をよくご確認いただき
十分に風が通る環境や工夫を考慮し、かご自体の水分を良くふき取るなどのケアをお願いいたします。
4種類とも作り方はおおよそ同じです。
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(材料の状況により本数が変わることがありますので、ご了承くださいませ。)
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こうすることで、下の通気が取れ、食器が乾きやすくなります。
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この縁も若い根曲竹の表皮を巻きつけています。根曲竹のしなやかさがわかります。
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それでは、4サイズを順にご紹介していきます。
まずは、小サイズからです。
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次は、中サイズです。
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続いて、こちらは大サイズです。
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または、お1人用の脱衣かごとしてもいいかもしれません。
最後は特大サイズです。こちらは椀かごというよりは「脱衣かご」でのご提案です。
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底上げになっている仕様から、キッチンまわり、テーブルまわりで置いておく
果物かごや野菜かごにも、使い勝手が良いと思います。
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曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
どうしても収納する場所の横幅や奥行が決まっていたりする場合は、
お問い合わせいただければ、できるだけ在庫の中からご希望に合うようなサイズを
お探しいたしますので、お気軽にご連絡くださいませ。
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自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹で作られた椀かごです。
このかごを持った瞬間に、丈夫な作りだとわかっていただけると思います。
ぜひ、ご自宅に取り入れてみてください。
現代の家にも不思議となじみ、愛嬌のある佇まいで、心を和ませてくれます。
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福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
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江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
その中でもかごをよく作っていた部落にお住まいの職人さんにお願いした
当店オリジナルサイズの根曲竹の椀かごです。
一番大きなサイズ、職人さんが自ら考案されて作られた脱衣かごサイズも合わせると、全部で4サイズあります。
御年90を超えられた作り手の方のため、細かな仕様が変わることも多々ありますが、椀かごとして、使用される分には全て問題ありません。
また、こちらのページでもできる限り、仕様が違うものについてはご説明してまいります。
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雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均されてはいないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
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椀かごや茶碗かごと言われるこのかご、
以前はいわゆる「水切りかご」として使われていたことと思います。
しかし、現代の台所は天板が昔のように木製ではなくステンレスだったり、
高気密であまり通気しない環境だったりと、
「水分」が他に行き場をなくし、吸収しやすい竹かごに集まってしまうことで、
水に濡れた食器を置く竹かごの底や、高台の底の縁にカビが生えやすい環境となっています。
そのため、この椀かごはよく使う食器や湯のみなどを洗って拭いた後に
器を伏せておくかごとして、シンクの横というよりは、
台所やダイニングの定位置に置いておくような使い方をご提案しています。
もちろん、水切りかごとしてお使いいただくこともできますが、
その場合はご自宅の台所の環境をよくご確認いただき
十分に風が通る環境や工夫を考慮し、かご自体の水分を良くふき取るなどのケアをお願いいたします。
4種類とも作り方はおおよそ同じです。
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全体は六角形をかたどる六つ目編みをベースに作られています。
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六つ目編みの中心にもう一本横にひごを通す、通称「目つぶし」と言われる編み方です。
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また、作り手の方や材料の都合で側面の編み模様について、側面まで力竹が入っていたり、シンプルな六つ目編みの場合もございます。その時に入荷したものをお届けいたします。かごの強度については、どちらのタイプでも申し分ありませんので、ご安心ください。また、一部少量のボンドを使っている場合がございます。あらかじめご了承ください。
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竹ひごの表面には、時おりこのように黒や茶色のシミのようなものが見られますが、竹についた自然な模様として見ていただければと思います。
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また、このようにひごの割れが見られることもありますが、ご使用には問題ありません。不良品ではありませんので、予めご了承ください。
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側面と同様に底部分も六つ目編みの目つぶしで編まれています。
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底部分の補強の力竹(ちからだけ)は、小サイズのみ1本で、中サイズ以上はそれぞれ2本ずつ入っています。
(材料の状況により本数が変わることがありますので、ご了承くださいませ。)
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椀かごですので、裏返すとこのように底上げの仕様になっています。
こうすることで、下の通気が取れ、食器が乾きやすくなります。
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そして、この椀かごをとても丈夫にしている、と同時に一番手間がかかっている部分はこの縁の部分です。
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これは通称「千段巻き」と呼び、できるだけすき間なく縁巻きをする技法です。
この縁も若い根曲竹の表皮を巻きつけています。根曲竹のしなやかさがわかります。
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かごやざるは手で持ったりするときに負担のかかる縁から壊れることが多いため、このかごの底部分の縁巻きのように簡素な仕上げもあるのですが、職人さんにお願いをして、この丈夫な縁づくりにしていただきました。
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ただし、小サイズと中サイズに関しては作り手さんと材料の都合で、このような一つの編み目ごとに留めていく縁巻きになっているものがあります。元々、産地としては、この仕様で作っていたこともあり、強度としては全く問題ありません。
それでは、4サイズを順にご紹介していきます。
まずは、小サイズからです。
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1~2人分の食器を入れるのにちょうどよさそうです。
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ご家族分の湯のみ茶碗やコップだけでしたら、4~5個は入れられそうです。
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たまねぎやじゃがいもを入れて。野菜や果物のストックを入れるのにも良いと思います。
次は、中サイズです。
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2~4人分の御飯茶碗やお椀やお皿などの食器を置くのにちょうどよさそうです。湯のみ茶碗やコップだけでしたら、7~8個は置けそうです。
続いて、こちらは大サイズです。
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このサイズですと、たっぷりの食器が置けそうです。
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かご部分の高さも十分ありますから、お皿を立てかけたりすることもできそうです。4人家族でしたら、このかご一つで済んでしまうようなサイズです。
または、お1人用の脱衣かごとしてもいいかもしれません。
最後は特大サイズです。こちらは椀かごというよりは「脱衣かご」でのご提案です。
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果物や野菜を入れて、陳列するかごとしてもよさそうです。
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季節にもよりますが、2人分くらいの脱衣かごとしても使えそうです。
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置いておくだけでも、味わいのあるかごに思えます。
底上げになっている仕様から、キッチンまわり、テーブルまわりで置いておく
果物かごや野菜かごにも、使い勝手が良いと思います。
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曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
どうしても収納する場所の横幅や奥行が決まっていたりする場合は、
お問い合わせいただければ、できるだけ在庫の中からご希望に合うようなサイズを
お探しいたしますので、お気軽にご連絡くださいませ。
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自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹で作られた椀かごです。
このかごを持った瞬間に、丈夫な作りだとわかっていただけると思います。
ぜひ、ご自宅に取り入れてみてください。
現代の家にも不思議となじみ、愛嬌のある佇まいで、心を和ませてくれます。
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