720615 福島県/根曲竹 野菜干しざる(もみ通し) 2サイズ
福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
こちらは「籾通し(もみどおし)」と呼ばれる大ぶりなかごです。
現在は、本来の目的で使うことが少ないため、「野菜干しざる」としてご提案しています。
中サイズと大サイズの2サイズがございます。
雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均一ではないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
2サイズとも作り方はおおよそ同じです。
それでは、各サイズをご紹介していきます。
曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する雄国根曲竹細工においては
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
本来のもみ通しとしてはもちろんのこと、
平らな部分が広いかごですので、野菜、山菜を干すなど、干しざるとしてお使いいただくのもおすすめです。
少し深さもあるため、 収穫したものなどを運ぶのにも十分使えそうです。
その他、お店様においては、商品の陳列でも本格的な竹細工が商品を引き立てくれることと思います。
お客様の中には、六つ目編みの模様がよいということで、
和紙をはって、大胆にランプシェードどしてお使いになるという方も。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
日々の外仕事で活躍してくれることと思います。
福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
こちらは「籾通し(もみどおし)」と呼ばれる大ぶりなかごです。
現在は、本来の目的で使うことが少ないため、「野菜干しざる」としてご提案しています。
中サイズと大サイズの2サイズがございます。
雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均一ではないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
2サイズとも作り方はおおよそ同じです。
全体は六角形をかたどる六つ目編みをベースに作られています。 大きさのあるかごのため、編み目の中段には、太い竹がぐるりと回されています。 同様の理由で、そこをまわっている、補強の竹が縦にも走っているところもあります。 そして、このかごをとても丈夫にしている、と同時に一番手間がかかっている部分はこの縁の部分です。 これは通称「千段巻き」と呼び、できるだけすき間なく縁巻きをする技法です。この縁も若い根曲竹の表皮を巻きつけています。根曲竹のしなやかさがわかります。 材料と作り手さんの都合で、全てのサイズにおいて、縁巻きが千段巻きではなく、一つずつの編み目に通していくタイプをお届けすることもございます。予めご了承くださいませ。 産地は元々この仕様で長年作っており、強度としては十分ですので、ご安心くださいませ。 底部分です。無数の美しい六角形が連なっています。 稲穂がついたわらをここにこすりつけたり、揺らしたりすることで、大きな編み目から、籾(もみ)だけが下に落ちるようになっています。 側面の編み目の下半分は六つ目編みの中心にもう一本横にひごを通す、通称「目つぶし」と言われる編み方です。これをすることで、籾(もみ)が横から飛び散らないように工夫されています。実用のかごだったことがこのようなところからもよくわかります。 底には補強の力竹(ちからだけ)が通っています。材料の状況や職人さんのご都合で2-3本の補強の竹が入ります。こちらの写真通りの差し方ではない場合もございます。あらかじめご了承ください。 編み目の中に一部、竹のひび割れ、折れなどが見られることがございますが、不良品ではありません。予めご了承ください。ご使用される分には問題ありませんので、ご安心くださいませ。
それでは、各サイズをご紹介していきます。
曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する雄国根曲竹細工においては
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
本来のもみ通しとしてはもちろんのこと、
平らな部分が広いかごですので、野菜、山菜を干すなど、干しざるとしてお使いいただくのもおすすめです。
少し深さもあるため、 収穫したものなどを運ぶのにも十分使えそうです。
その他、お店様においては、商品の陳列でも本格的な竹細工が商品を引き立てくれることと思います。
お客様の中には、六つ目編みの模様がよいということで、
和紙をはって、大胆にランプシェードどしてお使いになるという方も。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
日々の外仕事で活躍してくれることと思います。
福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
こちらは「籾通し(もみどおし)」と呼ばれる大ぶりなかごです。
現在は、本来の目的で使うことが少ないため、「野菜干しざる」としてご提案しています。
中サイズと大サイズの2サイズがございます。
雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均一ではないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
2サイズとも作り方はおおよそ同じです。
全体は六角形をかたどる六つ目編みをベースに作られています。 大きさのあるかごのため、編み目の中段には、太い竹がぐるりと回されています。 同様の理由で、そこをまわっている、補強の竹が縦にも走っているところもあります。 そして、このかごをとても丈夫にしている、と同時に一番手間がかかっている部分はこの縁の部分です。 これは通称「千段巻き」と呼び、できるだけすき間なく縁巻きをする技法です。この縁も若い根曲竹の表皮を巻きつけています。根曲竹のしなやかさがわかります。 材料と作り手さんの都合で、全てのサイズにおいて、縁巻きが千段巻きではなく、一つずつの編み目に通していくタイプをお届けすることもございます。予めご了承くださいませ。 産地は元々この仕様で長年作っており、強度としては十分ですので、ご安心くださいませ。 底部分です。無数の美しい六角形が連なっています。 稲穂がついたわらをここにこすりつけたり、揺らしたりすることで、大きな編み目から、籾(もみ)だけが下に落ちるようになっています。 側面の編み目の下半分は六つ目編みの中心にもう一本横にひごを通す、通称「目つぶし」と言われる編み方です。これをすることで、籾(もみ)が横から飛び散らないように工夫されています。実用のかごだったことがこのようなところからもよくわかります。 底には補強の力竹(ちからだけ)が通っています。材料の状況や職人さんのご都合で2-3本の補強の竹が入ります。こちらの写真通りの差し方ではない場合もございます。あらかじめご了承ください。 編み目の中に一部、竹のひび割れ、折れなどが見られることがございますが、不良品ではありません。予めご了承ください。ご使用される分には問題ありませんので、ご安心くださいませ。
それでは、各サイズをご紹介していきます。
曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する雄国根曲竹細工においては
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
本来のもみ通しとしてはもちろんのこと、
平らな部分が広いかごですので、野菜、山菜を干すなど、干しざるとしてお使いいただくのもおすすめです。
少し深さもあるため、 収穫したものなどを運ぶのにも十分使えそうです。
その他、お店様においては、商品の陳列でも本格的な竹細工が商品を引き立てくれることと思います。
お客様の中には、六つ目編みの模様がよいということで、
和紙をはって、大胆にランプシェードどしてお使いになるという方も。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
日々の外仕事で活躍してくれることと思います。