720621-1 福島県/根曲竹 ござ目編み手提げ(二本手)
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福島県の喜多方市雄国(おぐに)地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
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こちらは、その中でもかご類を得意とされる職人さんが作られた持ち手付きのかごです。
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根曲竹を割り、ひごにしたものを使って「ござ目編み」という目の詰まった編み方で全体を仕上げています。
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根曲竹そのものの風合いが存分に楽しめます。自然につく斑点などもまた味わい深いです。
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縁の部分です。こちらは厚めに割ったひごを芯にして、ひごをすき間少なく巻いています。
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縁を上から見ています。この縁巻きには柔らかさのある若い竹が使われます。ぎっちりと力強く巻かれています。
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持ち手部分は、2本の根曲竹を頂点中央部で合わせ、薄くテープ状にしたひごを巻いて留められています。持ち手には根曲竹を割らずにそのまま使う場合もあれば、太さによっては、半割りにする場合もあります。
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持ち手はかごの側面4箇所で、固定されています。
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2本の持ち手を合わせているいる部分や、
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持ち手を巻き留めている部分に補強のため、一部ボンドが使用されています。長く使えるようにということでこのような仕様となっています。不良品ではありませんので、あらかじめご了承くださいませ。
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底は丈夫なかごを作るときの編み方である「いかだ底編み」という編み方です。
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底の幅が広く、まっすぐな横方向に走っている部分には一部真竹を使用しています。
曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
家庭菜園の収穫かごとしたり、
部屋の収納かごとしても使い勝手が良いですよ。
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このふっくらとした形が、愛嬌があります。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
頼れる仕事かごとして、活躍してくれることと思います。
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<福島県雄国の根曲竹細工>
素朴で無骨、そして頑丈なのが、雄国の根曲竹細工の特徴です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気が根曲竹細工オリジナルの魅力とも言えます。
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福島県の喜多方市雄国(おぐに)地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
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こちらは、その中でもかご類を得意とされる職人さんが作られた持ち手付きのかごです。
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曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
家庭菜園の収穫かごとしたり、
部屋の収納かごとしても使い勝手が良いですよ。
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このふっくらとした形が、愛嬌があります。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
頼れる仕事かごとして、活躍してくれることと思います。
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<福島県雄国の根曲竹細工>
素朴で無骨、そして頑丈なのが、雄国の根曲竹細工の特徴です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気が根曲竹細工オリジナルの魅力とも言えます。
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福島県の喜多方市雄国(おぐに)地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
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こちらは、その中でもかご類を得意とされる職人さんが作られた持ち手付きのかごです。
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根曲竹を割り、ひごにしたものを使って「ござ目編み」という目の詰まった編み方で全体を仕上げています。
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根曲竹そのものの風合いが存分に楽しめます。自然につく斑点などもまた味わい深いです。
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縁の部分です。こちらは厚めに割ったひごを芯にして、ひごをすき間少なく巻いています。
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縁を上から見ています。この縁巻きには柔らかさのある若い竹が使われます。ぎっちりと力強く巻かれています。
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持ち手部分は、2本の根曲竹を頂点中央部で合わせ、薄くテープ状にしたひごを巻いて留められています。持ち手には根曲竹を割らずにそのまま使う場合もあれば、太さによっては、半割りにする場合もあります。
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持ち手はかごの側面4箇所で、固定されています。
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2本の持ち手を合わせているいる部分や、
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持ち手を巻き留めている部分に補強のため、一部ボンドが使用されています。長く使えるようにということでこのような仕様となっています。不良品ではありませんので、あらかじめご了承くださいませ。
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底は丈夫なかごを作るときの編み方である「いかだ底編み」という編み方です。
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底の幅が広く、まっすぐな横方向に走っている部分には一部真竹を使用しています。
曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
家庭菜園の収穫かごとしたり、
部屋の収納かごとしても使い勝手が良いですよ。
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自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
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<福島県雄国の根曲竹細工>
素朴で無骨、そして頑丈なのが、雄国の根曲竹細工の特徴です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気が根曲竹細工オリジナルの魅力とも言えます。