720619 福島県/根曲竹 腰かご・背負いかご(中・大) 3サイズ
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福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
その中でもかごをよく作っていた部落にお住まいの職人さんにお願いした背負いかご・腰かごです。
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雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均一ではないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
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3種類とも作り方はおおよそ同じです。
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全体は六角形をかたどる六つ目編みをベースに作られています。
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六つ目編みの中心にもう一本横にひごを通す、通称「目つぶし」と言われる編み方です。六つ目編みよりもひごの数が増える為、より丈夫になります。
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そして、この背負いかごをとても丈夫にしている、と同時に一番手間がかかっている部分はこの縁の部分です。
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これは通称「千段巻き」と呼び、できるだけすき間なく縁巻きをする技法です。この縁も若い根曲竹の表皮を巻きつけています。根曲竹のしなやかさがわかります。
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材料と作り手さんの都合で、全てのサイズにおいて、縁巻きが千段巻きではなく、一つずつの編み目に通していくタイプをお届けすることもございます。予めご了承くださいませ。
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産地は元々この仕様で長年作っており、強度としては十分ですので、ご安心くださいませ。
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背負ったときに背中に当てやすいよう、片方の側面が平らになっています。また、竹の皮面が表側になり、衣服との摩擦が軽減されるようになっています。
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胴部分には、丈夫なひごが腰かごは1本、背負いかごは2本ずつ横にぐるりと回されており、より強固な作りになっています。
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側面と同様に底部分も六つ目編みの目つぶしで編まれています。底部分の補強の力竹(ちからだけ)は、縦に2本、背負いかご大のみ横にも1本通っています。中に入れたものをしっかりと支えてくれます。
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背負いかご大は、底面横に通った力竹が側面にも回されています。
それでは、3種類を順にご紹介していきます。
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まずは腰かごです。
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紐をとおし、腰にまわしてつけて使えるサイズです。
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こちらは背負いかご中サイズです。
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平らな側面にひもを通し、背負いかごとしてお使いいただけます。
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こちらは背負いかご大サイズです。
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また、大サイズは職人さんの材料の都合や調子によって、仕様が若干変わる場合があります。背負いかごという用途としては、変わらずお使いいただけます。
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大サイズは2本1組で編む二本編みで仕上げる場合もあります。入荷のタイミングで変わることがあります。予めご了承ください。
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曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
紐を通し、腰につけたり、背負ったりして、
野菜やきのこ、山菜を収穫し、運搬するかごとして。
家庭菜園にもお使いいただけます。
または、部屋の中で収納かごとしても良さそうです。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
頼れる仕事かごとして、活躍してくれることと思います。
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福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
その中でもかごをよく作っていた部落にお住まいの職人さんにお願いした背負いかご・腰かごです。
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雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均一ではないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
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3種類とも作り方はおおよそ同じです。
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それでは、3種類を順にご紹介していきます。
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曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
紐を通し、腰につけたり、背負ったりして、
野菜やきのこ、山菜を収穫し、運搬するかごとして。
家庭菜園にもお使いいただけます。
または、部屋の中で収納かごとしても良さそうです。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
頼れる仕事かごとして、活躍してくれることと思います。
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福島県の喜多方市雄国地区の根曲竹細工は、その部落ごとに作るものが異なっていました。ある部落はざる専門、またある部落はかご専門といったように。
ニッコウキスゲの大群落のある雄国沼周辺で採る根曲竹は、通称で竹と言っていますが、直径は5~8mmしかなく、寒く雪深い山など高いところに育つ笹の1種です。
江戸時代の初めのころから、この根曲竹をナタだけで加工・細工して編み上げ、
日常生活で使うざるやかごなどの道具を作っていました。
この地域での竹細工は、農作業が行えない冬の時期に副収入を得るための大切な仕事でもありました。
その中でもかごをよく作っていた部落にお住まいの職人さんにお願いした背負いかご・腰かごです。
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雄国の根曲竹細工は素朴で無骨、そして頑丈です。
幅をあまりそろえすぎずに、ひごを厚くとったり、
縁に半割にしただけの根曲竹をそのまま使用したりします。
作り手の好きな形、思いのままの形に成形するというよりは、
しなやかで強靭な根曲竹の性格をそのまま利用して、
あとは人の手で形を整えていきます。
編み上げたかごは均一ではないものの、がっちりと丈夫なのが大きな特徴です。
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3種類とも作り方はおおよそ同じです。
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全体は六角形をかたどる六つ目編みをベースに作られています。
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六つ目編みの中心にもう一本横にひごを通す、通称「目つぶし」と言われる編み方です。六つ目編みよりもひごの数が増える為、より丈夫になります。
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そして、この背負いかごをとても丈夫にしている、と同時に一番手間がかかっている部分はこの縁の部分です。
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これは通称「千段巻き」と呼び、できるだけすき間なく縁巻きをする技法です。この縁も若い根曲竹の表皮を巻きつけています。根曲竹のしなやかさがわかります。
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材料と作り手さんの都合で、全てのサイズにおいて、縁巻きが千段巻きではなく、一つずつの編み目に通していくタイプをお届けすることもございます。予めご了承くださいませ。
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産地は元々この仕様で長年作っており、強度としては十分ですので、ご安心くださいませ。
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背負ったときに背中に当てやすいよう、片方の側面が平らになっています。また、竹の皮面が表側になり、衣服との摩擦が軽減されるようになっています。
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胴部分には、丈夫なひごが腰かごは1本、背負いかごは2本ずつ横にぐるりと回されており、より強固な作りになっています。
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側面と同様に底部分も六つ目編みの目つぶしで編まれています。底部分の補強の力竹(ちからだけ)は、縦に2本、背負いかご大のみ横にも1本通っています。中に入れたものをしっかりと支えてくれます。
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背負いかご大は、底面横に通った力竹が側面にも回されています。
それでは、3種類を順にご紹介していきます。
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まずは腰かごです。
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紐をとおし、腰にまわしてつけて使えるサイズです。
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こちらは背負いかご中サイズです。
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平らな側面にひもを通し、背負いかごとしてお使いいただけます。
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こちらは背負いかご大サイズです。
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また、大サイズは職人さんの材料の都合や調子によって、仕様が若干変わる場合があります。背負いかごという用途としては、変わらずお使いいただけます。
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大サイズは2本1組で編む二本編みで仕上げる場合もあります。入荷のタイミングで変わることがあります。予めご了承ください。
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曲がりやくせのある根曲竹をそのまま利用する、雄国根曲竹細工の仕様ですと、
3〜5cmの揺れはよく起こりますので、サイズには余裕を持ってみていただけると幸いです。
紐を通し、腰につけたり、背負ったりして、
野菜やきのこ、山菜を収穫し、運搬するかごとして。
家庭菜園にもお使いいただけます。
または、部屋の中で収納かごとしても良さそうです。
自然の野趣が感じられる、滋味深い雰囲気の根曲竹細工。
頼れる仕事かごとして、活躍してくれることと思います。
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