720902 秋田県/イタヤカエデ 弁当かご(四ツ目編み・あじろ編み) 2種
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秋田県中部の秋田市、大仙市、仙北市のエリアを中心に
200年ほど前から農閑期における農家の副業として、
イタヤカエデを使用した細工が作られていました。
イタヤカエデは楓(かえで)の一種ですが、
雨宿りができるくらいに、葉がよく繁り、板でふいた屋根の様子から
その名「板屋楓」がついたと言われています。
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北海道と秋田県に多く生息しているため、豊富に材料が近くにあったことや、
近くの行商が集まる大曲や横手での「市(いち)」における需要があったため、
細工をする人がたくさんいたそうです。そこで物々交換をしていたこともあったとのこと。
秋田県仙北市では、最盛期には40軒近くもイタヤカエデ細工に従事する世帯がありました。
その時代はほとんどの世帯が農家で使う「箕(み)」を製作していたとのことです。
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秋の雪が降る前に材料を刈り出しておき、
必要分以外は雪の中に保管するなどしてその独特の白色を保つようにしておきます。
丸太の状態のものを、八つ割りほどの荒割から始まり、
機械も途中で入れはしますが、大半は手作業でのひご取りをします。
薄くテープ状にし、1mm程度の厚さにまで材料を作っていきます。
山に入り、木を切ってくれる人も、大変少なくなり、
今や貴重な材料を使っての細工となっています。
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こちらのページでは、イタヤカエデでつくられた弁当かごをご紹介します。
サイズは同じで、編み方の異なる2種類です。
写真左は「四つ目編み」、写真右は「あじろ編み」で仕上げられています。
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まずは、四つ目編みタイプです。
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白いテープ状にしたひごを、四ツ目編みという編み方で、さっぱりと編み上げています。
縁はテープ状にしたイタヤカエデをぐるっと回した後、それを同じくイタヤカエデでかがって留めています。
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側面とおなじように底面も四つ目編みです。
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蓋となるかごを、身のかごに被せるようにして使います。身のかごの方が背が高い作りになっています。
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つづいて、あじろ編みタイプです。
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こちらも白いテープ状にしたひごを、あじろ編みという目が詰まった編み方で編んでいます。縁も四つ目編みとおなじ作りです。
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こちらは、側面とおなじように底面も目の詰まったあじろ編みです。
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このような蓋のあるかごは、身のかごと蓋のかごの寸法を微妙にずらし、開け閉めするのにちょうどよい具合にするために、高い技術が必要とされます。
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かごの底面にワックスペーパーを敷き、
半分にカットした食パンを使って作ったハムサンドとBLTサンドを入れました。
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おにぎりのように汁気のないものでしたら、そのまま入れられますし、
ワックスペーパーやクッキングシート、経木をかごの内側に敷きつめておけば
かごを汚すことなく、きれいに使えます。
小さいタッパーのようなケースを入れて、
おかずや果物を一緒に入れるのもいいと思います。
使い終わったら、たわしでシャカシャカと水洗いして、
それから水気をよく拭き取り、風通しのいいところでじゅうぶんに乾かします。
また、油が付いたときなどは、中性洗剤をつかってタワシでよく洗い流してください。
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お弁当かごとしてのほかにも、常備薬や小物入れとしても。
蓋はかごとしても機能しますので、2つのかごとしてお使いになるのも良いかと思います。
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竹や、ほかの素材とは異なり、白さが引き立つイタヤカエデの弁当かご。
さまざまな使い方でお楽しみいただけます。
編み目の開いている「四つ目編み」か、
または目の詰まった「あじろ編み」、お好みのタイプをお選びください。
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秋田県中部の秋田市、大仙市、仙北市のエリアを中心に
200年ほど前から農閑期における農家の副業として、
イタヤカエデを使用した細工が作られていました。
イタヤカエデは楓(かえで)の一種ですが、
雨宿りができるくらいに、葉がよく繁り、板でふいた屋根の様子から
その名「板屋楓」がついたと言われています。
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北海道と秋田県に多く生息しているため、豊富に材料が近くにあったことや、
近くの行商が集まる大曲や横手での「市(いち)」における需要があったため、
細工をする人がたくさんいたそうです。そこで物々交換をしていたこともあったとのこと。
秋田県仙北市では、最盛期には40軒近くもイタヤカエデ細工に従事する世帯がありました。
その時代はほとんどの世帯が農家で使う「箕(み)」を製作していたとのことです。
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秋の雪が降る前に材料を刈り出しておき、
必要分以外は雪の中に保管するなどしてその独特の白色を保つようにしておきます。
丸太の状態のものを、八つ割りほどの荒割から始まり、
機械も途中で入れはしますが、大半は手作業でのひご取りをします。
薄くテープ状にし、1mm程度の厚さにまで材料を作っていきます。
山に入り、木を切ってくれる人も、大変少なくなり、
今や貴重な材料を使っての細工となっています。
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こちらのページでは、イタヤカエデでつくられた弁当かごをご紹介します。
サイズは同じで、編み方の異なる2種類です。
写真左は「四つ目編み」、写真右は「あじろ編み」で仕上げられています。
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縁はテープ状にしたイタヤカエデをぐるっと回した後、それを同じくイタヤカエデでかがって留めています。
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かごの底面にワックスペーパーを敷き、
半分にカットした食パンを使って作ったハムサンドとBLTサンドを入れました。
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おにぎりのように汁気のないものでしたら、そのまま入れられますし、
ワックスペーパーやクッキングシート、経木をかごの内側に敷きつめておけば
かごを汚すことなく、きれいに使えます。
小さいタッパーのようなケースを入れて、
おかずや果物を一緒に入れるのもいいと思います。
使い終わったら、たわしでシャカシャカと水洗いして、
それから水気をよく拭き取り、風通しのいいところでじゅうぶんに乾かします。
また、油が付いたときなどは、中性洗剤をつかってタワシでよく洗い流してください。
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お弁当かごとしてのほかにも、常備薬や小物入れとしても。
蓋はかごとしても機能しますので、2つのかごとしてお使いになるのも良いかと思います。
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竹や、ほかの素材とは異なり、白さが引き立つイタヤカエデの弁当かご。
さまざまな使い方でお楽しみいただけます。
編み目の開いている「四つ目編み」か、
または目の詰まった「あじろ編み」、お好みのタイプをお選びください。
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秋田県中部の秋田市、大仙市、仙北市のエリアを中心に
200年ほど前から農閑期における農家の副業として、
イタヤカエデを使用した細工が作られていました。
イタヤカエデは楓(かえで)の一種ですが、
雨宿りができるくらいに、葉がよく繁り、板でふいた屋根の様子から
その名「板屋楓」がついたと言われています。
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北海道と秋田県に多く生息しているため、豊富に材料が近くにあったことや、
近くの行商が集まる大曲や横手での「市(いち)」における需要があったため、
細工をする人がたくさんいたそうです。そこで物々交換をしていたこともあったとのこと。
秋田県仙北市では、最盛期には40軒近くもイタヤカエデ細工に従事する世帯がありました。
その時代はほとんどの世帯が農家で使う「箕(み)」を製作していたとのことです。
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秋の雪が降る前に材料を刈り出しておき、
必要分以外は雪の中に保管するなどしてその独特の白色を保つようにしておきます。
丸太の状態のものを、八つ割りほどの荒割から始まり、
機械も途中で入れはしますが、大半は手作業でのひご取りをします。
薄くテープ状にし、1mm程度の厚さにまで材料を作っていきます。
山に入り、木を切ってくれる人も、大変少なくなり、
今や貴重な材料を使っての細工となっています。
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こちらのページでは、イタヤカエデでつくられた弁当かごをご紹介します。
サイズは同じで、編み方の異なる2種類です。
写真左は「四つ目編み」、写真右は「あじろ編み」で仕上げられています。
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まずは、四つ目編みタイプです。
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白いテープ状にしたひごを、四ツ目編みという編み方で、さっぱりと編み上げています。
縁はテープ状にしたイタヤカエデをぐるっと回した後、それを同じくイタヤカエデでかがって留めています。
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側面とおなじように底面も四つ目編みです。
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つづいて、あじろ編みタイプです。
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こちらも白いテープ状にしたひごを、あじろ編みという目が詰まった編み方で編んでいます。縁も四つ目編みとおなじ作りです。
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こちらは、側面とおなじように底面も目の詰まったあじろ編みです。
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かごの底面にワックスペーパーを敷き、
半分にカットした食パンを使って作ったハムサンドとBLTサンドを入れました。
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ワックスペーパーやクッキングシート、経木をかごの内側に敷きつめておけば
かごを汚すことなく、きれいに使えます。
小さいタッパーのようなケースを入れて、
おかずや果物を一緒に入れるのもいいと思います。
使い終わったら、たわしでシャカシャカと水洗いして、
それから水気をよく拭き取り、風通しのいいところでじゅうぶんに乾かします。
また、油が付いたときなどは、中性洗剤をつかってタワシでよく洗い流してください。
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お弁当かごとしてのほかにも、常備薬や小物入れとしても。
蓋はかごとしても機能しますので、2つのかごとしてお使いになるのも良いかと思います。
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竹や、ほかの素材とは異なり、白さが引き立つイタヤカエデの弁当かご。
さまざまな使い方でお楽しみいただけます。
編み目の開いている「四つ目編み」か、
または目の詰まった「あじろ編み」、お好みのタイプをお選びください。
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