沖縄県石垣島/月桃 ドーナツ型円座(特大ガンシナー)径45cm
こちらは、「ガンシナー」と呼ばれる、月桃(げっとう)という植物の葉を使って作られた
両手で抱えるほどの大きな円座です。
ガンシナーとは頭にかごなど荷物を載せて運ぶ際、物を安定させるために使う
ドーナツ型の台座のことで、ガンは「髪」、シナーは「品」を表します。
こちらではそのガンシナーの特大サイズで、床に敷いてクッションや台座として使うタイプのものをご紹介します。
月桃はショウガ科・ハナミョウガ属に分類される多年草です。
葉のそのさわやかな香りからアロマ香料やお茶としても使われ
また、その香りから虫よけとしても効果が認められています。
そのため、少しゆるいのではないかと思いましたが
実際に座ってみると、その理由がわかりました。
真ん中に座ることで、中心へと縄が引っ張られます。
これを最初からしっかりときつく締めてしまうと、
座ったときに縄のどこかに負荷がかかり、消耗してしまいます。
それを予め少し緩くしておくことで、人が座っても、
縄に負荷がかかりすぎないようになっているのです。
月桃の葉からこんなにもダイナミックなものが作れること、
そして、実際に座ってみると、
それが実に落ち着いた作りであることにも驚きます。
南国の香りをたっぷり吸いこんだこの円座、
ぜひ、暮らしに取り入れていただきたい一品です。
**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。
こちらは、「ガンシナー」と呼ばれる、月桃(げっとう)という植物の葉を使って作られた
両手で抱えるほどの大きな円座です。
ガンシナーとは頭にかごなど荷物を載せて運ぶ際、物を安定させるために使う
ドーナツ型の台座のことで、ガンは「髪」、シナーは「品」を表します。
こちらではそのガンシナーの特大サイズで、床に敷いてクッションや台座として使うタイプのものをご紹介します。
月桃はショウガ科・ハナミョウガ属に分類される多年草です。
葉のそのさわやかな香りからアロマ香料やお茶としても使われ
また、その香りから虫よけとしても効果が認められています。
その月桃の葉を乾燥させて、円座の芯材にたっぷりと詰められています。それをまた細く割いて縒(よ)りをかけた月桃の縄で縛りながら作っていきます。 ぎっちりと内側に月桃の葉が敷き詰められているのがわかります。 その月桃の葉を縛り上げているのが、また月桃の縄で、まさに「総」月桃製です。厚みは9cm程もあります。 内側の方は直径が小さいため、縄も密に並びます。乾燥させているので、匂いは強くありませんが、少し揉むことで、月桃特有のさわやかな匂いが感じられます。 実際に座ってみると、大人の方のお尻がちょうど包み込まれるようなサイズ感です。浮いたような感覚もなく、座ると落ち着きます。 この周りを縛り上げている縄は、ゆとりをもって縛られています。
そのため、少しゆるいのではないかと思いましたが
実際に座ってみると、その理由がわかりました。
真ん中に座ることで、中心へと縄が引っ張られます。
これを最初からしっかりときつく締めてしまうと、
座ったときに縄のどこかに負荷がかかり、消耗してしまいます。
それを予め少し緩くしておくことで、人が座っても、
縄に負荷がかかりすぎないようになっているのです。
月桃の葉からこんなにもダイナミックなものが作れること、
そして、実際に座ってみると、
それが実に落ち着いた作りであることにも驚きます。
南国の香りをたっぷり吸いこんだこの円座、
ぜひ、暮らしに取り入れていただきたい一品です。
**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。
こちらは、「ガンシナー」と呼ばれる、月桃(げっとう)という植物の葉を使って作られた
両手で抱えるほどの大きな円座です。
ガンシナーとは頭にかごなど荷物を載せて運ぶ際、物を安定させるために使う
ドーナツ型の台座のことで、ガンは「髪」、シナーは「品」を表します。
こちらではそのガンシナーの特大サイズで、床に敷いてクッションや台座として使うタイプのものをご紹介します。
月桃はショウガ科・ハナミョウガ属に分類される多年草です。
葉のそのさわやかな香りからアロマ香料やお茶としても使われ
また、その香りから虫よけとしても効果が認められています。
その月桃の葉を乾燥させて、円座の芯材にたっぷりと詰められています。それをまた細く割いて縒(よ)りをかけた月桃の縄で縛りながら作っていきます。 ぎっちりと内側に月桃の葉が敷き詰められているのがわかります。 その月桃の葉を縛り上げているのが、また月桃の縄で、まさに「総」月桃製です。厚みは9cm程もあります。 内側の方は直径が小さいため、縄も密に並びます。乾燥させているので、匂いは強くありませんが、少し揉むことで、月桃特有のさわやかな匂いが感じられます。 実際に座ってみると、大人の方のお尻がちょうど包み込まれるようなサイズ感です。浮いたような感覚もなく、座ると落ち着きます。 この周りを縛り上げている縄は、ゆとりをもって縛られています。
そのため、少しゆるいのではないかと思いましたが
実際に座ってみると、その理由がわかりました。
真ん中に座ることで、中心へと縄が引っ張られます。
これを最初からしっかりときつく締めてしまうと、
座ったときに縄のどこかに負荷がかかり、消耗してしまいます。
それを予め少し緩くしておくことで、人が座っても、
縄に負荷がかかりすぎないようになっているのです。
月桃の葉からこんなにもダイナミックなものが作れること、
そして、実際に座ってみると、
それが実に落ち着いた作りであることにも驚きます。
南国の香りをたっぷり吸いこんだこの円座、
ぜひ、暮らしに取り入れていただきたい一品です。
**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。