430503 沖縄県本島/ホウライチク 布バーラ 中・大 2サイズ
こちらは沖縄地方で「布バーラ」と呼ばれるかごです。ウーバーラと呼びます。
バーキとティール(ディール)とは一風変わった佇まいです。バーキが芋や穀物など運搬・保管などに使い、ティールは比較的高さがある小物入れやかごなどをそう呼んでいます。
それに対して、こちらは元々沖縄の糸芭蕉の繊維(イトバショウ:バナナの一種)で紡いだ糸を入れておくかごでした。
その糸を使って作られる「芭蕉布」は500年以上の歴史があるとも言われる沖縄の伝統的な織物です。
沖縄本島では竹細工には「ホウライチク(蓬莱竹)」がよく材料に使われていますが、こちらの布バーラもホウライチクを使って、作られています。
こちらがホウライチクです。真竹や孟宗竹のように地下茎を伸ばすのではなく、一本の茎から複数の茎が立ち上がって株立ちする「バンブー」類に入ります。東南アジアなど熱帯の地域でもよく見られる種類です。
ホウライチクは地元では「バーキ竹」と呼ばれているほど、よくこの竹でバーキ(=かご類)が作られ、馴染みがあるそうです。
こちらの布バーラもバーキ同様、沖縄本島北部に自生するホウライチクの、生えてから2〜3年目のものを使用して作られています。
しっかりとした膨らみがありますので、たっぷりの糸などを受け止めてくれます。
柔らかいしなりのあるホウライチクならではのの表皮の風合いが存分に楽しめます。
吸い込まれるような編み模様です。
糸以外にもご家庭では、花入れのかごとして。
かごの中に入るような、器や直径がある程度あるような筒の「落とし」をご用意いただければ、
華やかな花かごになると思います。
また、果物かごとしても、中に入れたものとの色のコントラストも映えそうです。
リビングやソファの近くで使うショールや布物を入れておいても。
中サイズか大サイズ、お好みのサイズをお選びください。
**沖縄本島の北谷竹細工**
1950年代ほどまでは、沖縄県北谷町だけでも40軒ほどが竹細工で生計を立てていましたが、
現在は1軒のみとなっています。
竹細工専業という視点ですと、本島以外の島々含む、沖縄県全体で見た場合でも唯一となっています。
沖縄の竹細工は、ホウライチクという株立ちする竹を使用します。
南国の竹は生物学的にも真竹や笹とも異なります。
ホウライチクは粘り(しなやかさ・柔らかさ)があるため、竹細工に向いており、
北谷竹細工の80%はこのホウライチクで作られています。
かつては沖縄本島の中で、現在の沖縄市上地エリアはアラバーキ、北谷町ではサギジョーキー、ミージョーキー、
旧佐敷村ではティールといった地域別の特徴もあったようです。
一軒のみとなった今、それらの沖縄本島の技術を一手に担ってらっしゃいます。
材料作りに機械も入れるなど、より多くの方に沖縄の竹細工を渡せるよう、
柔軟な考え方で取り組まれています。
「伝統を守るだけでなく、新たな竹細工の創造と発展を目指す」
明るくそうおっしゃるかご作りの姿勢は実にパワフルで、こちらが元気をもらうほどです。
こちらは沖縄地方で「布バーラ」と呼ばれるかごです。ウーバーラと呼びます。
バーキとティール(ディール)とは一風変わった佇まいです。バーキが芋や穀物など運搬・保管などに使い、ティールは比較的高さがある小物入れやかごなどをそう呼んでいます。
それに対して、こちらは元々沖縄の糸芭蕉の繊維(イトバショウ:バナナの一種)で紡いだ糸を入れておくかごでした。
その糸を使って作られる「芭蕉布」は500年以上の歴史があるとも言われる沖縄の伝統的な織物です。
沖縄本島では竹細工には「ホウライチク(蓬莱竹)」がよく材料に使われていますが、こちらの布バーラもホウライチクを使って、作られています。
こちらがホウライチクです。真竹や孟宗竹のように地下茎を伸ばすのではなく、一本の茎から複数の茎が立ち上がって株立ちする「バンブー」類に入ります。東南アジアなど熱帯の地域でもよく見られる種類です。
ホウライチクは地元では「バーキ竹」と呼ばれているほど、よくこの竹でバーキ(=かご類)が作られ、馴染みがあるそうです。
こちらの布バーラもバーキ同様、沖縄本島北部に自生するホウライチクの、生えてから2〜3年目のものを使用して作られています。
全体を横から見たところです。ふっくらとした形と透かした編み目が印象的です。 編み目の中心には、幅の広い竹がぐるりと回されており、これがあることで形が安定します。 また、編みひごは、表皮を薄く削る「みがき」の手法がとられています。そのため、色味がおおよそ揃っており、手当たりもなめらかです。経年変化の色味もより深く入るようになっています。 内側の様子です。ささくれなどが立ちやすい繊維側にもかかわらず、細いひごでの連続性は実に美しいです。 かごの下部分です。こちらの高台がまた目を引きます。 かごを裏返したところです。底部分は六角形を象る六つ目編みになっています。 実はこちらのかごはこの高台部分のかごと上の部分のかごをつなぎあわせたような作りになっています。高台のかごに上のかごを編み通しながら、くっつけています。 そこから、一番上の縁まで編み続け、口部分で編み留めています。上のかごは、輪弧編み(りんこあみ)という技法で作られています。す。 かご上部の縁部分を外側から見ています。全体の模様を損なわずに、きれいに縁をまとめています。 こちらは内側です。こちらもひごが流れるように編み込まれている様子がわかります。 上から底部分を見たところです。口もすぼまってはいますが、十分な大きさがあり、ものの出し入れは問題ありません。 存分に美しい編み目をお楽しみいただけます。それでは、それぞれのサイズをご紹介します。 こちらは中サイズです。 口の内寸直径約25cm、内側の高さ15cmほどです。 こちらは大サイズです。 口の内寸直径約28cm、内側の高さ16cmほどです。 それぞれのかごの仕上がりの状態や、ご覧になる角度によって、ゆがみがある場合がございますが、不良品ではございませんので、予めご了承下さい。
しっかりとした膨らみがありますので、たっぷりの糸などを受け止めてくれます。
柔らかいしなりのあるホウライチクならではのの表皮の風合いが存分に楽しめます。
吸い込まれるような編み模様です。
糸以外にもご家庭では、花入れのかごとして。
かごの中に入るような、器や直径がある程度あるような筒の「落とし」をご用意いただければ、
華やかな花かごになると思います。
また、果物かごとしても、中に入れたものとの色のコントラストも映えそうです。
リビングやソファの近くで使うショールや布物を入れておいても。
中サイズか大サイズ、お好みのサイズをお選びください。
**沖縄本島の北谷竹細工**
1950年代ほどまでは、沖縄県北谷町だけでも40軒ほどが竹細工で生計を立てていましたが、
現在は1軒のみとなっています。
竹細工専業という視点ですと、本島以外の島々含む、沖縄県全体で見た場合でも唯一となっています。
沖縄の竹細工は、ホウライチクという株立ちする竹を使用します。
南国の竹は生物学的にも真竹や笹とも異なります。
ホウライチクは粘り(しなやかさ・柔らかさ)があるため、竹細工に向いており、
北谷竹細工の80%はこのホウライチクで作られています。
かつては沖縄本島の中で、現在の沖縄市上地エリアはアラバーキ、北谷町ではサギジョーキー、ミージョーキー、
旧佐敷村ではティールといった地域別の特徴もあったようです。
一軒のみとなった今、それらの沖縄本島の技術を一手に担ってらっしゃいます。
材料作りに機械も入れるなど、より多くの方に沖縄の竹細工を渡せるよう、
柔軟な考え方で取り組まれています。
「伝統を守るだけでなく、新たな竹細工の創造と発展を目指す」
明るくそうおっしゃるかご作りの姿勢は実にパワフルで、こちらが元気をもらうほどです。
こちらは沖縄地方で「布バーラ」と呼ばれるかごです。ウーバーラと呼びます。
バーキとティール(ディール)とは一風変わった佇まいです。バーキが芋や穀物など運搬・保管などに使い、ティールは比較的高さがある小物入れやかごなどをそう呼んでいます。
それに対して、こちらは元々沖縄の糸芭蕉の繊維(イトバショウ:バナナの一種)で紡いだ糸を入れておくかごでした。
その糸を使って作られる「芭蕉布」は500年以上の歴史があるとも言われる沖縄の伝統的な織物です。
沖縄本島では竹細工には「ホウライチク(蓬莱竹)」がよく材料に使われていますが、こちらの布バーラもホウライチクを使って、作られています。
こちらがホウライチクです。真竹や孟宗竹のように地下茎を伸ばすのではなく、一本の茎から複数の茎が立ち上がって株立ちする「バンブー」類に入ります。東南アジアなど熱帯の地域でもよく見られる種類です。
ホウライチクは地元では「バーキ竹」と呼ばれているほど、よくこの竹でバーキ(=かご類)が作られ、馴染みがあるそうです。
こちらの布バーラもバーキ同様、沖縄本島北部に自生するホウライチクの、生えてから2〜3年目のものを使用して作られています。
全体を横から見たところです。ふっくらとした形と透かした編み目が印象的です。 編み目の中心には、幅の広い竹がぐるりと回されており、これがあることで形が安定します。 また、編みひごは、表皮を薄く削る「みがき」の手法がとられています。そのため、色味がおおよそ揃っており、手当たりもなめらかです。経年変化の色味もより深く入るようになっています。 内側の様子です。ささくれなどが立ちやすい繊維側にもかかわらず、細いひごでの連続性は実に美しいです。 かごの下部分です。こちらの高台がまた目を引きます。 かごを裏返したところです。底部分は六角形を象る六つ目編みになっています。 実はこちらのかごはこの高台部分のかごと上の部分のかごをつなぎあわせたような作りになっています。高台のかごに上のかごを編み通しながら、くっつけています。 そこから、一番上の縁まで編み続け、口部分で編み留めています。上のかごは、輪弧編み(りんこあみ)という技法で作られています。す。 かご上部の縁部分を外側から見ています。全体の模様を損なわずに、きれいに縁をまとめています。 こちらは内側です。こちらもひごが流れるように編み込まれている様子がわかります。 上から底部分を見たところです。口もすぼまってはいますが、十分な大きさがあり、ものの出し入れは問題ありません。 存分に美しい編み目をお楽しみいただけます。それでは、それぞれのサイズをご紹介します。 こちらは中サイズです。 口の内寸直径約25cm、内側の高さ15cmほどです。 こちらは大サイズです。 口の内寸直径約28cm、内側の高さ16cmほどです。 それぞれのかごの仕上がりの状態や、ご覧になる角度によって、ゆがみがある場合がございますが、不良品ではございませんので、予めご了承下さい。
しっかりとした膨らみがありますので、たっぷりの糸などを受け止めてくれます。
柔らかいしなりのあるホウライチクならではのの表皮の風合いが存分に楽しめます。
吸い込まれるような編み模様です。
糸以外にもご家庭では、花入れのかごとして。
かごの中に入るような、器や直径がある程度あるような筒の「落とし」をご用意いただければ、
華やかな花かごになると思います。
また、果物かごとしても、中に入れたものとの色のコントラストも映えそうです。
リビングやソファの近くで使うショールや布物を入れておいても。
中サイズか大サイズ、お好みのサイズをお選びください。
**沖縄本島の北谷竹細工**
1950年代ほどまでは、沖縄県北谷町だけでも40軒ほどが竹細工で生計を立てていましたが、
現在は1軒のみとなっています。
竹細工専業という視点ですと、本島以外の島々含む、沖縄県全体で見た場合でも唯一となっています。
沖縄の竹細工は、ホウライチクという株立ちする竹を使用します。
南国の竹は生物学的にも真竹や笹とも異なります。
ホウライチクは粘り(しなやかさ・柔らかさ)があるため、竹細工に向いており、
北谷竹細工の80%はこのホウライチクで作られています。
かつては沖縄本島の中で、現在の沖縄市上地エリアはアラバーキ、北谷町ではサギジョーキー、ミージョーキー、
旧佐敷村ではティールといった地域別の特徴もあったようです。
一軒のみとなった今、それらの沖縄本島の技術を一手に担ってらっしゃいます。
材料作りに機械も入れるなど、より多くの方に沖縄の竹細工を渡せるよう、
柔軟な考え方で取り組まれています。
「伝統を守るだけでなく、新たな竹細工の創造と発展を目指す」
明るくそうおっしゃるかご作りの姿勢は実にパワフルで、こちらが元気をもらうほどです。