230609-1 沖縄県竹富島/フガラ エチケットブラシ
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こちらは、竹富島で「フガラ」と呼ばれる植物を使って作られたブラシです。
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フガラは、「クロツグ」という南国に自生するヤシ科の植物の根元に付いている、黒い繊維質のものです。
クロツグという名称も、「ツグ」はシュロ(箒やタワシによく使われる素材)の意で、幹が黒い繊維に覆われていることからついたそうです。ちなみに、沖縄ではクロツグを「マーニ」と呼ぶこともあります。
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このフガラの部分はとても強い素材で、耐水性が強く、腐りにくいため、船用の綱にも使われていました。この繊維に撚り(より)をかけて縄を綯った(なった)ものは「フガラジナー」と呼ばれ、様々に利用されていました。
竹富では、家屋の建材としても使われ、瓦屋根の下地や床の下地に竹を組むときにも、この縄を利用していました。
今ではそのフガラジナーを綯える方がほとんどいらっしゃらなくなってしまったとのこと。
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フガラ採取の様子。
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こちらが「フガラジナー」と呼ばれるフガラを綯った縄。
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こちらでは、そのフガラを使った箒をご紹介します。
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毛の部分がフガラです。強い素材ですが、質感は柔らかくしなやかです。使い始めはフガラの屑が落ちることがありますが、使っていくうちに落ち着いてきます。
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そして、苧麻(ちょま/麻の一種)の紐で、毛を束ねています。苧麻紐は、かなりきつく、しっかりと巻かれています。
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苧麻の紐は、2種類あります。右が茎の皮表面を取り除いてから綯ったもので、左が表皮をそのまま残して綯ったものです。
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2種類のうち、どちらか一つをお届けします。タイプの指定はできませんので、ご了承ください。
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このように輪っかが付いており、引っ掛けて保管することができます。
洋服のホコリ取りや、机の上などのちょっとした小箒としても活躍します。
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飾っておくだけでも、趣きがあって楽しめます。
どちらの柄のタイプをお届けするかはお任せください。
到着をお楽しみに。
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**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。
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こちらは、竹富島で「フガラ」と呼ばれる植物を使って作られたブラシです。
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フガラは、「クロツグ」という南国に自生するヤシ科の植物の根元に付いている、黒い繊維質のものです。
クロツグという名称も、「ツグ」はシュロ(箒やタワシによく使われる素材)の意で、幹が黒い繊維に覆われていることからついたそうです。ちなみに、沖縄ではクロツグを「マーニ」と呼ぶこともあります。
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このフガラの部分はとても強い素材で、耐水性が強く、腐りにくいため、船用の綱にも使われていました。この繊維に撚り(より)をかけて縄を綯った(なった)ものは「フガラジナー」と呼ばれ、様々に利用されていました。
竹富では、家屋の建材としても使われ、瓦屋根の下地や床の下地に竹を組むときにも、この縄を利用していました。
今ではそのフガラジナーを綯える方がほとんどいらっしゃらなくなってしまったとのこと。
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洋服のホコリ取りや、机の上などのちょっとした小箒としても活躍します。
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飾っておくだけでも、趣きがあって楽しめます。
どちらの柄のタイプをお届けするかはお任せください。
到着をお楽しみに。
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**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。
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こちらは、竹富島で「フガラ」と呼ばれる植物を使って作られたブラシです。
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フガラは、「クロツグ」という南国に自生するヤシ科の植物の根元に付いている、黒い繊維質のものです。
クロツグという名称も、「ツグ」はシュロ(箒やタワシによく使われる素材)の意で、幹が黒い繊維に覆われていることからついたそうです。ちなみに、沖縄ではクロツグを「マーニ」と呼ぶこともあります。
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このフガラの部分はとても強い素材で、耐水性が強く、腐りにくいため、船用の綱にも使われていました。この繊維に撚り(より)をかけて縄を綯った(なった)ものは「フガラジナー」と呼ばれ、様々に利用されていました。
竹富では、家屋の建材としても使われ、瓦屋根の下地や床の下地に竹を組むときにも、この縄を利用していました。
今ではそのフガラジナーを綯える方がほとんどいらっしゃらなくなってしまったとのこと。
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フガラ採取の様子。
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こちらが「フガラジナー」と呼ばれるフガラを綯った縄。
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こちらでは、そのフガラを使った箒をご紹介します。
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毛の部分がフガラです。強い素材ですが、質感は柔らかくしなやかです。使い始めはフガラの屑が落ちることがありますが、使っていくうちに落ち着いてきます。
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そして、苧麻(ちょま/麻の一種)の紐で、毛を束ねています。苧麻紐は、かなりきつく、しっかりと巻かれています。
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苧麻の紐は、2種類あります。右が茎の皮表面を取り除いてから綯ったもので、左が表皮をそのまま残して綯ったものです。
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2種類のうち、どちらか一つをお届けします。タイプの指定はできませんので、ご了承ください。
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洋服のホコリ取りや、机の上などのちょっとした小箒としても活躍します。
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飾っておくだけでも、趣きがあって楽しめます。
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**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。