230610 沖縄県/マーニ 草玩具 指ハブ・馬・トンボ・カエル・バッタ 5種
こちらは竹富島で「マーニ」と呼ばれる植物で作られた玩具です。
左上からカエル、馬、下段左から指ハブ、バッタ、トンボとなっています。
マーニは、「クロツグ」という南国に自生するヤシ科の植物の現地での別名です。
クロツグという名称の「ツグ」はシュロ(箒やタワシによく使われる素材)の意で、幹が黒い繊維に覆われていることからついたそうです。その部分はフガラと呼ばれ、小箒の材料や、撚り(より)をかけて縄にしたりとさまざまな使い方がされていました。
現地の民具に精通する方の言葉に「マーニは捨てるところがない」と言わしめるほど、竹富島の暮らしには欠かせなかった素材と言えます。
そのようにして、採取し、取り出したマーニを使って、
素朴な動物や昆虫を象った形が編まれています。
昔は、沖縄において大人が畑仕事に出る時、子どもたちを近くで遊ばせておくために、
身近な素材でこのようなものをさっと作っていたのだそうです。
今で言う人形やぬいぐるみ、お気に入りのおもちゃというような感じでしょうか。
そんな情景を想像するだけで、昔の人々の自然と共に歩んだ生き方の一端が感じられます。
順番にご紹介してまいります。まずは、指ハブです。沖縄の代表的な動物のひとつ、ハブをかたどったものです。 ここに奥までしっかり指を入れると、なんと不思議、抜けません(!)。 指が細いお子さんは抜けてしまうかもしれませんが、大人の方は、ハブに食べられないようご注意ください。 抜けない時は、口の部分を持ち上げると、抜けやすくなります。 こちらは馬です。八重山諸島には与那国馬(ヨナグニウマ)が今でも大切に育てられています。 秋田県のイタヤカエデ細工でも同じ様なものが見られます。こちらは、南国の素材で作られた馬です。 続いてはカエルです。 沖縄には日本全国に分布するカエルの何と4割もの種類のカエルが生息しているそうです。種類にして19種類もいるそうです。 躍動感のあるこのカエルは、きっと沖縄の子どもたちには馴染み深い生き物だったのだと思います。 続いて、バッタです。沖縄の方言では「シェー」とも言うそうで、島によって種類が違うそうです。 「アマミモリバッタ」「イシガキモリバッタ」というように。 こちらも今にも飛びそうなほどのリアリティです。 最後はトンボです。沖縄方言では「あーけーじゅー」と呼ばれるそうです。 こちらも沖縄には30近い種類がいるようで、子どもたちにとって身近でさらに観察しがいのあるものだったことがわかります。 尻尾の反り方などに、それぞれの作った方の記憶がつまっていそうです。
インテリアとして飾っておくだけでも、趣きがあって楽しめます。
細かい部分や形、色味などは草玩具のため、おおよそとなります。
入荷のたびに、少々仕上がりが変わったりすることがございます。
あらかじめご了承くださいませ。
竹富島や沖縄と関わりのある生き物がわかる草玩具、ぜひ皆様もお楽しみください。
お好みのタイプをお選びくださいませ。
**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。
こちらは竹富島で「マーニ」と呼ばれる植物で作られた玩具です。
左上からカエル、馬、下段左から指ハブ、バッタ、トンボとなっています。
マーニは、「クロツグ」という南国に自生するヤシ科の植物の現地での別名です。
クロツグという名称の「ツグ」はシュロ(箒やタワシによく使われる素材)の意で、幹が黒い繊維に覆われていることからついたそうです。その部分はフガラと呼ばれ、小箒の材料や、撚り(より)をかけて縄にしたりとさまざまな使い方がされていました。
現地の民具に精通する方の言葉に「マーニは捨てるところがない」と言わしめるほど、竹富島の暮らしには欠かせなかった素材と言えます。
そのようにして、採取し、取り出したマーニを使って、
素朴な動物や昆虫を象った形が編まれています。
昔は、沖縄において大人が畑仕事に出る時、子どもたちを近くで遊ばせておくために、
身近な素材でこのようなものをさっと作っていたのだそうです。
今で言う人形やぬいぐるみ、お気に入りのおもちゃというような感じでしょうか。
そんな情景を想像するだけで、昔の人々の自然と共に歩んだ生き方の一端が感じられます。
順番にご紹介してまいります。まずは、指ハブです。沖縄の代表的な動物のひとつ、ハブをかたどったものです。 ここに奥までしっかり指を入れると、なんと不思議、抜けません(!)。 指が細いお子さんは抜けてしまうかもしれませんが、大人の方は、ハブに食べられないようご注意ください。 抜けない時は、口の部分を持ち上げると、抜けやすくなります。 こちらは馬です。八重山諸島には与那国馬(ヨナグニウマ)が今でも大切に育てられています。 秋田県のイタヤカエデ細工でも同じ様なものが見られます。こちらは、南国の素材で作られた馬です。 続いてはカエルです。 沖縄には日本全国に分布するカエルの何と4割もの種類のカエルが生息しているそうです。種類にして19種類もいるそうです。 躍動感のあるこのカエルは、きっと沖縄の子どもたちには馴染み深い生き物だったのだと思います。 続いて、バッタです。沖縄の方言では「シェー」とも言うそうで、島によって種類が違うそうです。 「アマミモリバッタ」「イシガキモリバッタ」というように。 こちらも今にも飛びそうなほどのリアリティです。 最後はトンボです。沖縄方言では「あーけーじゅー」と呼ばれるそうです。 こちらも沖縄には30近い種類がいるようで、子どもたちにとって身近でさらに観察しがいのあるものだったことがわかります。 尻尾の反り方などに、それぞれの作った方の記憶がつまっていそうです。
インテリアとして飾っておくだけでも、趣きがあって楽しめます。
細かい部分や形、色味などは草玩具のため、おおよそとなります。
入荷のたびに、少々仕上がりが変わったりすることがございます。
あらかじめご了承くださいませ。
竹富島や沖縄と関わりのある生き物がわかる草玩具、ぜひ皆様もお楽しみください。
お好みのタイプをお選びくださいませ。
**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。
こちらは竹富島で「マーニ」と呼ばれる植物で作られた玩具です。
左上からカエル、馬、下段左から指ハブ、バッタ、トンボとなっています。
マーニは、「クロツグ」という南国に自生するヤシ科の植物の現地での別名です。
クロツグという名称の「ツグ」はシュロ(箒やタワシによく使われる素材)の意で、幹が黒い繊維に覆われていることからついたそうです。その部分はフガラと呼ばれ、小箒の材料や、撚り(より)をかけて縄にしたりとさまざまな使い方がされていました。
現地の民具に精通する方の言葉に「マーニは捨てるところがない」と言わしめるほど、竹富島の暮らしには欠かせなかった素材と言えます。
そのようにして、採取し、取り出したマーニを使って、
素朴な動物や昆虫を象った形が編まれています。
昔は、沖縄において大人が畑仕事に出る時、子どもたちを近くで遊ばせておくために、
身近な素材でこのようなものをさっと作っていたのだそうです。
今で言う人形やぬいぐるみ、お気に入りのおもちゃというような感じでしょうか。
そんな情景を想像するだけで、昔の人々の自然と共に歩んだ生き方の一端が感じられます。
順番にご紹介してまいります。まずは、指ハブです。沖縄の代表的な動物のひとつ、ハブをかたどったものです。 ここに奥までしっかり指を入れると、なんと不思議、抜けません(!)。 指が細いお子さんは抜けてしまうかもしれませんが、大人の方は、ハブに食べられないようご注意ください。 抜けない時は、口の部分を持ち上げると、抜けやすくなります。 こちらは馬です。八重山諸島には与那国馬(ヨナグニウマ)が今でも大切に育てられています。 秋田県のイタヤカエデ細工でも同じ様なものが見られます。こちらは、南国の素材で作られた馬です。 続いてはカエルです。 沖縄には日本全国に分布するカエルの何と4割もの種類のカエルが生息しているそうです。種類にして19種類もいるそうです。 躍動感のあるこのカエルは、きっと沖縄の子どもたちには馴染み深い生き物だったのだと思います。 続いて、バッタです。沖縄の方言では「シェー」とも言うそうで、島によって種類が違うそうです。 「アマミモリバッタ」「イシガキモリバッタ」というように。 こちらも今にも飛びそうなほどのリアリティです。 最後はトンボです。沖縄方言では「あーけーじゅー」と呼ばれるそうです。 こちらも沖縄には30近い種類がいるようで、子どもたちにとって身近でさらに観察しがいのあるものだったことがわかります。 尻尾の反り方などに、それぞれの作った方の記憶がつまっていそうです。
インテリアとして飾っておくだけでも、趣きがあって楽しめます。
細かい部分や形、色味などは草玩具のため、おおよそとなります。
入荷のたびに、少々仕上がりが変わったりすることがございます。
あらかじめご了承くださいませ。
竹富島や沖縄と関わりのある生き物がわかる草玩具、ぜひ皆様もお楽しみください。
お好みのタイプをお選びくださいませ。
**沖縄のかご作り**
沖縄県は琉球諸島と呼ばれるかつての琉球王国の領土から
形成されている小さな島の総体と言えます。
奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島を合わせたものを
琉球諸島と呼び、そのうち奄美群島だけは現在、鹿児島県に属しています。
太平洋と東シナ海という大洋の境をなす、その列島ではぐくまれた植物たちは、
また、日本の他の地域とは違った色彩を帯びながら、
人の手によって生活の道具へと形を変え、人々の暮らしを支えています。
それぞれの島の面積は小さいにもかかわらず、
その熱帯的な気候の突き抜けた青空に映える色の植物たちは、
明るくみずみずしく、あちこちで採取できるという良い意味で繁茂しています。