神奈川県/真竹 ささら目かご 中
静岡県と神奈川県の間に位置する足柄エリア。
かつては東海道の本道が通り、交通の要所でもありました。
平野の北側には、神奈川の面積6分の1を占める丹沢山地が広がります。
南には小田原や相模湾があり、西には箱根の山々や富士山がそびえている地でもあります。
その富士山麓や丹沢山地から雪解け水の恩恵を存分にうけ、
現在も水道に地下水を利用しているところもあると言います。
平野を南北に走る酒匂川(さかわがわ)があることで、
農耕文化も発達してきましたが、
同時に、氾濫や富士山噴火による火山灰や土石流の被害にもたびたび遭ってきたそうです。
その足柄に生える竹は、九州に自生する竹にも劣らない太さで、
竹細工に利用しやすい節と節の間の長い竹が採れるとのこと。
その丹沢山麓や箱根外輪山の足柄で採れる真竹を使い、
竹細工を営む方がいらっしゃいます。
若い頃にこの道の門を叩き、
これまで30年以上にわたって竹細工を続けられています。
独創的なかごの制作はもちろんのこと、
途絶えてしまった各地の伝統的なかごの復刻、
破損してしまった緻密な竹工芸の修復や、
それぞれの地域の伝統である祭り道具制作、
海外においての実演など、実に多岐にわたる活動をされています
こちらでご紹介するのは、その方が製作された「ささら目かご」という名の竹かごです。
こちらのかごは、もとは広島県府中市のある集落で作られていたもので、
主に食器を洗って置いておく用途のかごとして使われていました。
府中では、平成の初期には作る方がいなくなり、一度途絶えてしまっていましたが、
神奈川において、こちらの作り手の方が
2012年頃から映像資料などを元に試行錯誤を重ね、復刻が叶いました。
ささら目かごシリーズは「特小・小・中・大・特大」
(おおよそ特小サイズ直径29cm〜特大サイズ直径45cm)と
5サイズの展開でご紹介しております。
こちらのページでは、「中サイズ」をご紹介します。
始まりは真っ直ぐな8本の竹ひごです。サイズによって1.2cmから1.5cmの幅のものを使います。 竹ひごの中心部分だけを残し、サイズによって12枚から14枚になるよう、1本の竹ひごの両端から縦に切れ目を入れていきます。 その後、8本のひごを足で踏みつけつつ、自身も回転しながら、編み込んでいきます。縁の部分は波のように滑らかなラインです。 がっちりとしたかご全体の作りですが、薄作りの縁になっています。 初めは踏みつけて平面状に編んでいくのですが、縁を立ち上げていく際にはタンッタンッと、小気味よくかごを床に叩きつけながら編み目を内側に締めつつ立ち上げていきます。 そして、仕上げはこの底の部分で、ささらがバチッと留められています。 針金も籐(とう)も使わずに、ただ竹のみを編み込んで留めています。 実に無駄がなく、簡潔で、それでいて力強く美しい仕上がりです。 ささら状のひごが光を受けて光沢を放っています。 どの角度から見ても、ハッとさせられる、気品に溢れたかごだと思います。 かごの内寸は直径約34cm、高さ11cmほど。 大きさのイメージです。 食器をふせておく椀かごとして。 タオルやブランケットを入れておくのも良さそうです。 お茶碗やコップなどを置いておくかごや、
果物を盛ったり、お菓子を入れておくかごとしても。 右は5年ほど経過したささら目かごです。色味は徐々に飴色へと移り変わっていきます。
お客様によっては、タオルやブランケットなど布ものを入れておく、
生け花の器としてお使いになるという話も伺いますし、
このかごの美しさから、何も入れずにただ籠を飾っているという方もいらっしゃいます。
時や場所を越えて再現された、こちらのささら目かご。
みなさまの暮らしにも迎え入れていただけたら、うれしく思います。
静岡県と神奈川県の間に位置する足柄エリア。
かつては東海道の本道が通り、交通の要所でもありました。
平野の北側には、神奈川の面積6分の1を占める丹沢山地が広がります。
南には小田原や相模湾があり、西には箱根の山々や富士山がそびえている地でもあります。
その富士山麓や丹沢山地から雪解け水の恩恵を存分にうけ、
現在も水道に地下水を利用しているところもあると言います。
平野を南北に走る酒匂川(さかわがわ)があることで、
農耕文化も発達してきましたが、
同時に、氾濫や富士山噴火による火山灰や土石流の被害にもたびたび遭ってきたそうです。
その足柄に生える竹は、九州に自生する竹にも劣らない太さで、
竹細工に利用しやすい節と節の間の長い竹が採れるとのこと。
その丹沢山麓や箱根外輪山の足柄で採れる真竹を使い、
竹細工を営む方がいらっしゃいます。
若い頃にこの道の門を叩き、
これまで30年以上にわたって竹細工を続けられています。
独創的なかごの制作はもちろんのこと、
途絶えてしまった各地の伝統的なかごの復刻、
破損してしまった緻密な竹工芸の修復や、
それぞれの地域の伝統である祭り道具制作、
海外においての実演など、実に多岐にわたる活動をされています
こちらでご紹介するのは、その方が製作された「ささら目かご」という名の竹かごです。
こちらのかごは、もとは広島県府中市のある集落で作られていたもので、
主に食器を洗って置いておく用途のかごとして使われていました。
府中では、平成の初期には作る方がいなくなり、一度途絶えてしまっていましたが、
神奈川において、こちらの作り手の方が
2012年頃から映像資料などを元に試行錯誤を重ね、復刻が叶いました。
ささら目かごシリーズは「特小・小・中・大・特大」
(おおよそ特小サイズ直径29cm〜特大サイズ直径45cm)と
5サイズの展開でご紹介しております。
こちらのページでは、「中サイズ」をご紹介します。
始まりは真っ直ぐな8本の竹ひごです。サイズによって1.2cmから1.5cmの幅のものを使います。 竹ひごの中心部分だけを残し、サイズによって12枚から14枚になるよう、1本の竹ひごの両端から縦に切れ目を入れていきます。 その後、8本のひごを足で踏みつけつつ、自身も回転しながら、編み込んでいきます。縁の部分は波のように滑らかなラインです。 がっちりとしたかご全体の作りですが、薄作りの縁になっています。 初めは踏みつけて平面状に編んでいくのですが、縁を立ち上げていく際にはタンッタンッと、小気味よくかごを床に叩きつけながら編み目を内側に締めつつ立ち上げていきます。 そして、仕上げはこの底の部分で、ささらがバチッと留められています。 針金も籐(とう)も使わずに、ただ竹のみを編み込んで留めています。 実に無駄がなく、簡潔で、それでいて力強く美しい仕上がりです。 ささら状のひごが光を受けて光沢を放っています。 どの角度から見ても、ハッとさせられる、気品に溢れたかごだと思います。 かごの内寸は直径約34cm、高さ11cmほど。 大きさのイメージです。 食器をふせておく椀かごとして。 タオルやブランケットを入れておくのも良さそうです。 お茶碗やコップなどを置いておくかごや、
果物を盛ったり、お菓子を入れておくかごとしても。右は5年ほど経過したささら目かごです。色味は徐々に飴色へと移り変わっていきます。
お客様によっては、タオルやブランケットなど布ものを入れておく、
生け花の器としてお使いになるという話も伺いますし、
このかごの美しさから、何も入れずにただ籠を飾っているという方もいらっしゃいます。
時や場所を越えて再現された、こちらのささら目かご。
みなさまの暮らしにも迎え入れていただけたら、うれしく思います。
静岡県と神奈川県の間に位置する足柄エリア。
かつては東海道の本道が通り、交通の要所でもありました。
平野の北側には、神奈川の面積6分の1を占める丹沢山地が広がります。
南には小田原や相模湾があり、西には箱根の山々や富士山がそびえている地でもあります。
その富士山麓や丹沢山地から雪解け水の恩恵を存分にうけ、
現在も水道に地下水を利用しているところもあると言います。
平野を南北に走る酒匂川(さかわがわ)があることで、
農耕文化も発達してきましたが、
同時に、氾濫や富士山噴火による火山灰や土石流の被害にもたびたび遭ってきたそうです。
その足柄に生える竹は、九州に自生する竹にも劣らない太さで、
竹細工に利用しやすい節と節の間の長い竹が採れるとのこと。
その丹沢山麓や箱根外輪山の足柄で採れる真竹を使い、
竹細工を営む方がいらっしゃいます。
若い頃にこの道の門を叩き、
これまで30年以上にわたって竹細工を続けられています。
独創的なかごの制作はもちろんのこと、
途絶えてしまった各地の伝統的なかごの復刻、
破損してしまった緻密な竹工芸の修復や、
それぞれの地域の伝統である祭り道具制作、
海外においての実演など、実に多岐にわたる活動をされています
こちらでご紹介するのは、その方が製作された「ささら目かご」という名の竹かごです。
こちらのかごは、もとは広島県府中市のある集落で作られていたもので、
主に食器を洗って置いておく用途のかごとして使われていました。
府中では、平成の初期には作る方がいなくなり、一度途絶えてしまっていましたが、
神奈川において、こちらの作り手の方が
2012年頃から映像資料などを元に試行錯誤を重ね、復刻が叶いました。
ささら目かごシリーズは「特小・小・中・大・特大」
(おおよそ特小サイズ直径29cm〜特大サイズ直径45cm)と
5サイズの展開でご紹介しております。
こちらのページでは、「中サイズ」をご紹介します。
始まりは真っ直ぐな8本の竹ひごです。サイズによって1.2cmから1.5cmの幅のものを使います。 竹ひごの中心部分だけを残し、サイズによって12枚から14枚になるよう、1本の竹ひごの両端から縦に切れ目を入れていきます。 その後、8本のひごを足で踏みつけつつ、自身も回転しながら、編み込んでいきます。縁の部分は波のように滑らかなラインです。 がっちりとしたかご全体の作りですが、薄作りの縁になっています。 初めは踏みつけて平面状に編んでいくのですが、縁を立ち上げていく際にはタンッタンッと、小気味よくかごを床に叩きつけながら編み目を内側に締めつつ立ち上げていきます。 そして、仕上げはこの底の部分で、ささらがバチッと留められています。 針金も籐(とう)も使わずに、ただ竹のみを編み込んで留めています。 実に無駄がなく、簡潔で、それでいて力強く美しい仕上がりです。 ささら状のひごが光を受けて光沢を放っています。 どの角度から見ても、ハッとさせられる、気品に溢れたかごだと思います。 かごの内寸は直径約34cm、高さ11cmほど。 大きさのイメージです。 食器をふせておく椀かごとして。 タオルやブランケットを入れておくのも良さそうです。 お茶碗やコップなどを置いておくかごや、
果物を盛ったり、お菓子を入れておくかごとしても。 右は5年ほど経過したささら目かごです。色味は徐々に飴色へと移り変わっていきます。
お客様によっては、タオルやブランケットなど布ものを入れておく、
生け花の器としてお使いになるという話も伺いますし、
このかごの美しさから、何も入れずにただ籠を飾っているという方もいらっしゃいます。
時や場所を越えて再現された、こちらのささら目かご。
みなさまの暮らしにも迎え入れていただけたら、うれしく思います。