810228-1 茨城県/真竹(青竹) 野菜運びかご(八百ぼて)
こちらは一昔前の昭和30年代までよく作られていたかごの復刻版と言えるかごです。白黒写真の左下に、置いてあるかごがそれです。
このかごは八百ぼて(やおぼて)などと呼ばれ、文字通り八百屋(やおや)さんが野菜を入れたり、物を運ぶ時に使っていたかごです。
現在は、段ボールやプラスティックに取って代わられた代表的なかごとも言えます。
白黒写真や経年変化で色が変わったものしか、存在していませんでしたが、作ったばかりの色味は爽やかな色合いです。
ざっくりと荒っぽく、しかしがっちりと丈夫で、日々の仕事になくてはならなかったこのかご。
「八百(やお)」という意味は、数が多いことを表します。
きっとこのかごは多くの野菜や果物をはじめ、
数えられないほど、たくさんのものを収納、運搬してきたことでしょう。
表皮だけでなく、肉部分も使うというのは、材料の観点からすると効率的です。
見た目を揃えてきれいに作る竹細工は、表皮だけで作ることが多いので、
内側の白い部分はほとんど捨ててしまいます。
しかし、昔からの実用のかごは、表皮のみならず、肉部分も無駄なく使っていて、
かえってそれが色のコントラストにもなっています。
現代においても、ぜひ野菜収納や運搬でお使いください。
庭道具やキャンプ道具などをガシガシと入れておくのにも耐えてくれます。
その他、がっちりとした収納かごをお探しの方にもおすすめです。
先人の仕事の様子まで浮かんでくる、ワイルドな仕上がりのかご。
現代で再び使うことで、このかごに息吹を吹き込んでいただければと思います。
<茨城の竹職人>
茨城県には、現役で活躍されている熟練の竹細工職人が数人、
後進の育成をしながら、今でも仕事に取り組んでいらっしゃいます。
かつて、当然のように竹細工が暮らしの道具であった時代に、
親御さんから仕事を受け継いだ方もいらっしゃれば、
東京の竹工所などでお仕事をされ、技術を磨いた方もいらっしゃいました。
昔ながらの職人気質が残っていながらも、
気優しい方が多く、弊店も大変お世話になっております。
そんな昔の職人さんは基本的には「何でも」作れる方が多く、
荒物から竹工芸まで竹細工の様々な「モノの作り方」をご存知です。
こちらは一昔前の昭和30年代までよく作られていたかごの復刻版と言えるかごです。白黒写真の左下に、置いてあるかごがそれです。
このかごは八百ぼて(やおぼて)などと呼ばれ、文字通り八百屋(やおや)さんが野菜を入れたり、物を運ぶ時に使っていたかごです。
現在は、段ボールやプラスティックに取って代わられた代表的なかごとも言えます。
白黒写真や経年変化で色が変わったものしか、存在していませんでしたが、作ったばかりの色味は爽やかな色合いです。
全体は六角形を作っていく「六つ目編み」をベースに編まれています。緑色に見える竹の表皮だけではなく、白く見える竹の内側の肉部分まで無駄なく使っています。 六つ目編みの中にひごを差し込んでいき、編み目をつぶしていく、通称「目つぶし」と言われる編み方です。編み目を詰めているので、より丈夫な作りになります。 縁部分です。編み目を幅の広い竹で挟み、針金を使って巻き留めています。 こちらは内側の様子です。底から通っている補強の竹が縁を越えて内側にも刺さっています。 縁を上から見たところです。ざっくりとした仕上がりでいながら、丈夫さを考えた針金や力竹の仕様がこのかごの特徴です。 縦に見える2本の太い竹は力竹(ちからだけ)と言って、底もぐるりと通っています。 容量はたっぷりあります。補強の竹は合計4本しっかりと入っています。かごに歪みがありますが、 底の編み目は六角形が基本ではありますが、厚く太い竹がしっかりと通されているので、安心です。補強の太い竹ごと編んでいるという迫力です。 七輪を使って、太い竹を曲げるため、時折このような煤の色がついていることがありますが、製作の過程につくものですので、ご安心ください。 縁付近、編み目を折り返した竹が少し飛び出ていることもあります。十分にお気をつけください。
ざっくりと荒っぽく、しかしがっちりと丈夫で、日々の仕事になくてはならなかったこのかご。
「八百(やお)」という意味は、数が多いことを表します。
きっとこのかごは多くの野菜や果物をはじめ、
数えられないほど、たくさんのものを収納、運搬してきたことでしょう。
表皮だけでなく、肉部分も使うというのは、材料の観点からすると効率的です。
見た目を揃えてきれいに作る竹細工は、表皮だけで作ることが多いので、
内側の白い部分はほとんど捨ててしまいます。
しかし、昔からの実用のかごは、表皮のみならず、肉部分も無駄なく使っていて、
かえってそれが色のコントラストにもなっています。
現代においても、ぜひ野菜収納や運搬でお使いください。
庭道具やキャンプ道具などをガシガシと入れておくのにも耐えてくれます。
その他、がっちりとした収納かごをお探しの方にもおすすめです。
先人の仕事の様子まで浮かんでくる、ワイルドな仕上がりのかご。
現代で再び使うことで、このかごに息吹を吹き込んでいただければと思います。
<茨城の竹職人>
茨城県には、現役で活躍されている熟練の竹細工職人が数人、
後進の育成をしながら、今でも仕事に取り組んでいらっしゃいます。
かつて、当然のように竹細工が暮らしの道具であった時代に、
親御さんから仕事を受け継いだ方もいらっしゃれば、
東京の竹工所などでお仕事をされ、技術を磨いた方もいらっしゃいました。
昔ながらの職人気質が残っていながらも、
気優しい方が多く、弊店も大変お世話になっております。
そんな昔の職人さんは基本的には「何でも」作れる方が多く、
荒物から竹工芸まで竹細工の様々な「モノの作り方」をご存知です。
こちらは一昔前の昭和30年代までよく作られていたかごの復刻版と言えるかごです。白黒写真の左下に、置いてあるかごがそれです。
このかごは八百ぼて(やおぼて)などと呼ばれ、文字通り八百屋(やおや)さんが野菜を入れたり、物を運ぶ時に使っていたかごです。
現在は、段ボールやプラスティックに取って代わられた代表的なかごとも言えます。
白黒写真や経年変化で色が変わったものしか、存在していませんでしたが、作ったばかりの色味は爽やかな色合いです。
全体は六角形を作っていく「六つ目編み」をベースに編まれています。緑色に見える竹の表皮だけではなく、白く見える竹の内側の肉部分まで無駄なく使っています。 六つ目編みの中にひごを差し込んでいき、編み目をつぶしていく、通称「目つぶし」と言われる編み方です。編み目を詰めているので、より丈夫な作りになります。 縁部分です。編み目を幅の広い竹で挟み、針金を使って巻き留めています。 こちらは内側の様子です。底から通っている補強の竹が縁を越えて内側にも刺さっています。 縁を上から見たところです。ざっくりとした仕上がりでいながら、丈夫さを考えた針金や力竹の仕様がこのかごの特徴です。 縦に見える2本の太い竹は力竹(ちからだけ)と言って、底もぐるりと通っています。 容量はたっぷりあります。補強の竹は合計4本しっかりと入っています。かごに歪みがありますが、 底の編み目は六角形が基本ではありますが、厚く太い竹がしっかりと通されているので、安心です。補強の太い竹ごと編んでいるという迫力です。 七輪を使って、太い竹を曲げるため、時折このような煤の色がついていることがありますが、製作の過程につくものですので、ご安心ください。 縁付近、編み目を折り返した竹が少し飛び出ていることもあります。十分にお気をつけください。
ざっくりと荒っぽく、しかしがっちりと丈夫で、日々の仕事になくてはならなかったこのかご。
「八百(やお)」という意味は、数が多いことを表します。
きっとこのかごは多くの野菜や果物をはじめ、
数えられないほど、たくさんのものを収納、運搬してきたことでしょう。
表皮だけでなく、肉部分も使うというのは、材料の観点からすると効率的です。
見た目を揃えてきれいに作る竹細工は、表皮だけで作ることが多いので、
内側の白い部分はほとんど捨ててしまいます。
しかし、昔からの実用のかごは、表皮のみならず、肉部分も無駄なく使っていて、
かえってそれが色のコントラストにもなっています。
現代においても、ぜひ野菜収納や運搬でお使いください。
庭道具やキャンプ道具などをガシガシと入れておくのにも耐えてくれます。
その他、がっちりとした収納かごをお探しの方にもおすすめです。
先人の仕事の様子まで浮かんでくる、ワイルドな仕上がりのかご。
現代で再び使うことで、このかごに息吹を吹き込んでいただければと思います。
<茨城の竹職人>
茨城県には、現役で活躍されている熟練の竹細工職人が数人、
後進の育成をしながら、今でも仕事に取り組んでいらっしゃいます。
かつて、当然のように竹細工が暮らしの道具であった時代に、
親御さんから仕事を受け継いだ方もいらっしゃれば、
東京の竹工所などでお仕事をされ、技術を磨いた方もいらっしゃいました。
昔ながらの職人気質が残っていながらも、
気優しい方が多く、弊店も大変お世話になっております。
そんな昔の職人さんは基本的には「何でも」作れる方が多く、
荒物から竹工芸まで竹細工の様々な「モノの作り方」をご存知です。